露草;ほたる草;青花;つきくさ(ツユクサ科)花言葉は、尊敬;懐かしい関係。夏から秋にかけて咲く花には、命の短いものが多いが、露草はその代表的なもの。朝露の中で咲き出すこの花は、路傍の雑草の中に目の覚めるような色をのぞかせて、露の乾くこrにはしぼんでしまう。古名のつきくさはこの花をとって衣につけるとよく染まるのからで、『つき草に衣ぞ染むる君がためしみ色ごろも摺らむと思ひて』と詠まれている。友禅染の下絵に使われる青花紙の原料として、今でも青花は栽培され青花摘みもある。「月草の色見えそめて雨寒し 加藤暁台」「月草や昼より後の露の色 三浦樗良」「露草や飯噴くまでの門歩き 杉田久女」「露草も露のちからの花ひらく 飯田龍太」「そこしれぬ長雨となり蛍草 川上梨屋」「露草や高原の汽車唯二輌 瀧 春一」「露草の露ひびきあう岬の家 柴田白葉女」「露草の千の瞳を洗ふ霧 岡本まち子」。(草叢を 忍び歩も 靴染まり ケイスケ)