オドリコソウ(踊子草)シソ科の多年草。北海道西南部.本州.四国の太平洋側に生えるシソ科の多年草。林の中などでかたまっ手咲くのを見かけることがある。茎の高さは30~50cmで、5月頃、鋸歯状の基部に淡紅色または白色の唇のような形の花を数個ずつつける。その花が笠をつけて人が踊っているように見えるので、命名された。「袖振って蝶もならふや踊艸 民 古」「梢からはやす蛙やをおどり花 一 茶」「一の矢は踊子草の辺に落ちぬ 梶山千鶴子」「踊子草ところ選ばず踊りけり 宇都木水晶花」「踊子をどりづめなり陶土搗く 西村草生」「踊子草日の班のまろぶ民話村 奥村直女」。(夜が更けて踊子草も眠りけり ケイスケ)