誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

キキョウ

2013-09-13 05:16:04 | 日記
キキョウ;桔梗(キキョウ科)花言葉は、気品;変らぬ愛。日本全土にわたって自生している多年草だが、温帯アジアに広く分布し韓国ではトラジと呼ばれる。根茎にキキョウサポニン、イヌリンなどの有効成分を含み、漢方では、桔梗根を排膿.去痰薬として使用する。また正月の屠蘇にも加え、若い葉を茹でて和え物.油炒めに、根を漬け物.揚げ物.煮物などに使用する地方もある。若い茎葉も根も、ともに煮てから乾燥して貯え、野菜の少ない時期に食用にする地方もあり、山間地方の代表的な有用植物でもあつた。秋の七草の一つ。「修行者の径にめずる桔梗かな 蕪 村」「莟より花の桔梗はさびしけり 三橋鷹女」「烈日の美しかりし桔梗かな 中村汀女」「まなこより鱗落ちたる桔梗かな 橋 石」「桔梗いまするどき露となりゐたり 加藤楸邨」「前生の桔梗の朝に立ち昏らむ 中村苑子」「水よりも淡きゆふべよ夏桔梗 上村点魚」「桔梗一輪投げこむ力ばかりの世に 桜井博通」「首絞めてと桔梗が手紙書いている 西川徹郎」『桔梗のむらさきの色ふかくして富士見が原に吾は来にけり 斉藤茂吉』。(桔梗咲く 朝も来にけり 紺碧の空 ケイスケ)

釣舟草

2013-09-12 05:31:18 | 日記
釣舟草(ツリフネソウ科;インバシエンス属)花言葉は、安楽。釣舟草は学名インバシエンス.テクストリーという。種名は(Texter)人名に基ずく。漢名を野鳳仙という。平安時代中国から渡来した。古名をツマクレナイ(爪紅)とか(薄紅)という。ホウセンカという和名は漢名の鳳仙花の音読みである。属名のインパゼンスは”忍耐しない”とか、”短気の”という意味があり、その理由は、この花の実が熟すと、ちょつとさわっただけで裂開して種子をはじき飛ばすことによる。インバシエンス属の植物は全世界に分布していて、その数は500種を超える。花は紅紫色で左右の両弁が大きく巻き込んだ距があり、花穂が吊りさがっている。「揺れてをる釣舟草の花藪へ 森田 峠」「ゆらぎつつ夢の中まで釣船草 石 寒太」「さみどりの莱のひそかぞ釣船草 鳥谷征良」「滝風に揺れ止まざりし釣船草 若月瑞峯」。(夕暮れの 釣船草が 輝けり ケイスケ)

蕎麦

2013-09-11 04:56:43 | 日記
蕎麦(走り蕎麦;新蕎麦)タデ科。花言葉は、あなたを救う。夏蒔きの蕎麦は、九月には秋の気配を感じながらもう秋蕎麦の走りとして製粉される。まだ熟しきらないでやや青みを帯びた蕎麦粉で打つた物が新蕎麦で、走り蕎麦ともいう。手打ちの新蕎麦は誠に風味がよく,初秋の味覚として貴重である。上方では蕎麦よりもうどんを好む傾向であるが、蕎麦の産地として有名な信州、上州をはじめ関東では昔から蕎麦を好み、新蕎麦は特に珍重された。夏蒔きの蕎麦を収穫するとすぐに秋蒔きの蕎麦にかかる。立秋ごろに蒔いた蕎麦はもう初秋のころに白い花が咲き、晩秋に実を結ぶ。蓼科中央高原横谷峡入口「そ処柊」(電話0266-67-5141)は、草木染と益子焼;珈琲の店で、店構も風格がり、よく通った店である。「新蕎麦やむぐらの宿の根来碗 与謝 蕪村」「新しき蕎麦打つて食わん坊の雨 夏目 漱石」「新蕎麦を待ちて湯瀧にうたれをり 水原秋桜子」「新そばとなりし蕎麦屋も宿ほとり 皆吉爽雨」「新蕎麦や夕照りのダムまなかひに 星野麦丘人」「師と席を分けあひ旅はしりそば 佐山文子」。(茅野の蕎麦 遠くにありて 想い出深し ケイスケ)

2013-09-10 06:40:03 | 日記
葛(マメ科)花言葉は、治癒。秋の七草の一つで、蔓性草本。初秋のころ紫紅色の蝶形の花を穂状につける。花はあまり目立たず葉ばっかり茂って風に吹かれては白い裏をみせるので「裏見」を「恨み」にかけた歌が「葛の葉の面見せけり今朝の霜 芭 蕉」と詠んでいるのは興味深い。野山で群生の葛の花に出会うと、そのつやめく匂いに圧倒される思いがする。奈良県の国栖はその産地として有名。葛の根からは葛粉が採れ、葛餅や葛湯の原料となる。葛も国栖から名付けられた。「わが行けば露とびかかる葛の花 橋本多佳子」「葛の花水さびしめば水応え 岸田稚魚」「花葛の果ての果てまで昼の海 飯田龍太」「谷風に遊ぶ葛先葛の花 香西照雄」「泳ぎつつ湯壺を更ふる葛の花 岡田貞雄」「いずこにか花の匂へる葛の花 渡辺千枝子」。(葛ときて 混ぜ合わすなり 御八とき ケイスケ)

ハナシュクシヤ

2013-09-09 05:46:41 | 日記
ハナシュクシヤ;ジンジヤー(シヨウガ科)花言葉は、あなたを信頼します。インド原産で、チョウを連想させる白や淡黄色のエキゾチックな花を咲かせます。芳香がねつとりとした糸を引くような、官能的雰囲気、葉や根茎が生姜によく似ているのが名前の由来とわれています。日本には江戸時代に伝つてきて、縮砂という名で風流人にひじょうに珍重されていたようです。最近はカクテルとして人気があります。●この日生まれの人は、贅沢好きで、いつも心地よく過ごしたいと願つている快楽主義者。ちよつと気まぐれで、何を考えているのかわからないところがあり、それが魅力になつています。この花の句は見当たらない。(雨ながら 高値くずさず ハナシュクシャ ケイスケ)

タマスダレ

2013-09-08 08:03:34 | 日記
タマスダレ;玉簾(ヒガンバナ科)花言葉は、純白な愛。南米原産。ナス科の多年草で、明治初めに渡来、花壇の縁取りなどに植えられる。草丈20~30cm、葉は線状で肉厚。春~秋に10枚ほど出葉するが、この葉を簾に見立てた花名である。7~9月に長さ20~30cmの花茎を伸ばし、その先端に径4~5cmの六弁花を上向きにつける。花色は白、花弁の外側が桃色を帯びる。「レインリリー」の英名がある。雨の翌日に花茎が伸びる。「厨口から出て玉簾さく小径 飴山 実」「新月や夜は花とどずる玉すだれ 藤井静枝」「しろじろと息つめてをり玉すだれ 伝田 藍」。今朝5時過ぎに2020年のオリインピック開催予定地が決定される。何時もより早く4時ごろに目覚めた。ベツトの下に置かれたラジオが開催予定地決定の経過を長々と放送したからだ。もう5時間も経過している。2020年東京に決まる。国民の90%は喜んだ。小生は10%の組であろうか?何故ならば、前回の東京の時は、関西にいた事。今回の2020年は、91歳になるので、生存の確立が10%位の組に編入しているからだ。自分自身の目標を100歳に変更しない限りオリンピックを見る可能性が少ないからだ。(わが命 長寿の努力 並ぶや五輪 ケイスケ)

コルチカム

2013-09-07 04:41:05 | 日記
コルチカム;イヌサフラン(ユリ科)花言葉は、解雇;努力。高さ10㎝ほど。白やピンク、薄桃色の花は春のクロツカスによく似ているが、クロツカスはアヤメ科、コルチカムはユリ科。球根を土に埋めたり、水をやらなくても、時期が来ると茎を伸ばし花をつけるおもしろい性質があり、球根を卓上に置いて花を観賞することも出来ます。野生種にはコルヒチンという劇薬成分がふくまれており、痛風の特効薬として有名。●この日生まれのあなたは●かなり負けずぎらい。たとえばゲームなどで負けると悔しくて、勝てるようになるまでひとりで徹夜してでも練習します。ガツツたるやたいしたものです。「サフランの花摘む母を懐かしむ 高木信子」「サフランや爺いて婆をほしがりぬ 辻 桃子」。(サフランは 白さきつづき 誰をまつ ケイスケ) 

露と野分

2013-09-06 06:34:17 | 日記
露は科学的に言えば、大気中の水蒸気が気温の低下によって水滴になって姿をあらわしたもの。この点では霞、雨,霜、雪などと同じく,変化しつづける水蒸気の仮の姿の一つ。文学的には、露は古くから「はかないもの」の象徴とされてきた。揺れるとこぼれ、日がさすと干上がって消滅してしまうからだ。「露の世」「露の命」という慣用句は、この世界や人の命をはかない露にたとえる。秋の季語にしているのは、秋は気温が下がるので露が結びやすいからだが、澄きった露の玉が秋の涼しさ、冷ややかさを感じさせるからでもある。野分は台風がもたらす秋の暴風。野分が吹き過ぎてゆくたびに日本の秋は深まってゆく。『野分のまた日こそ、いみじうあはれにをかしけれ;枕の草子』(第189段)と書き、野分の吹きあれた次の日の草木や人々のありさまを風情あるものとして描いている。「白露や角に目を持つかたつぶり 嵐 雪」「露の世は露の世ながらさりながら 一 茶」「芭蕉野分して盥に雨を聞夜哉 芭 蕉」「大いなるものが過ぎ行く野分かな 高浜虚子」「吹かれ來し野分の蜂にさゝれけり 星野立子」。昨晩は室温3℃下がり27℃で、冷房を付けずに熟睡出来た。(野分して 眠れし夜は 目覚めよし ケイスケ)

オニバス

2013-09-05 05:25:36 | 日記
オニバス(スイレン科;オニバス属)花言葉は、神秘。池沼に生える巨大な水草。全体に棘が多い。水上葉は円形でしわがあり、径20cmから大きいものは3mにおよぶ。花は4cmほどで、昼間開き、夜は閉じる。花弁は鮮紫色で多数並ぶ。萼片は4個で外側は緑色、内側は褐紫色をしている。花期は8~10月。「何とまあ鬼蓮という名をむらい命の力水面をおう 鳥海昭子」。「ほのぼのと舟押し出すや蓮の中 夏目漱石」「利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋桜子」「地の深き空のふかさに蓮ひらく 吉田汀史」「今生の大賀蓮なりただならず 斉藤梅子」「飛び石も三つ四つ蓮のうき葉かな 蕪 村」「蓮の花支ふ奈落の力かな 山口みどり」。(雨の浮き葉 祈りを込めて 蓮開く ケイスケ)