心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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銭湯

2014年03月13日 | ほんのすこし
昔は銭湯に通った。幼いころといっても 結構大きくなってからも行ったかもしれない。
町の銭湯は一本通りを隔てたところにあって ひとりでも行ったなぁ。
父は仕事が遅かったので よく母と弟と三人で行った気がする。金曜日は「太陽にほえろ!」が入るから それが始まる前に帰ろうって 話していた気がする。テレビはあまり見なかったけど、その番組はしっかり見ていた。後は「トムとジェリー」が楽しみだったなぁ。
基本 読書が多かったけど。

銭湯というとなぜか太陽にほえろ!を思いだしてしまう。

そんな銭湯について語る番組を見つけて 録画しておいた。それをさっき見ていた。武田鉄矢が番組のパーソナリティになっている。銭湯の壁に書かれている絵 あぁ そうだった。確かわたしが通っていた銭湯にもあった。あれは富士山だった。今は もうない通った銭湯。今は銭湯にとってかわってこの街にはあちこちに温泉だらけだ。

銭湯に通うとおばちゃんたちが声をかける。もちろん町にある温泉でもそれはある。だが、銭湯のそれに比するほどではない。銭湯では互いが知り合いすぎて・・・まぁ 昔は銭湯に限らず 生活全般が周りとの関わりが多かった。自分の子どもでなくても叱るときは叱っていたし。近所にはそういった小言を言えるおばさんやおじさんが必ずいたものだ。人との関わり合いが密接だったという証かもしれない。そんな銭湯も今ではこの街でも見かけなくなった。唯一一件残っているだけかな。
その一件の前をウォーキングの途中で見かけたときには 一度ここに来てみたいなと思ったものだ。だが、今はウォーキングもせず ただ部屋でゴロゴロしているだけだ。
ほとんど母と温泉に行くことが多いし、銭湯に行かずともお風呂には入れる。銭湯に懐かしさを感じて行ったところで 昔の思いはないに違いないのだが・・・それでも銭湯にまつわるこの番組を見ていると なぜか銭湯に通っていた時代がとても大事な宝物のように思えてしょうがないのだ。

「昭和は輝いていた やすらぎの銭湯」