心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

母のアイドル

2015年04月21日 | 母のこと
母はテレビっこ。亡くなった父に
「母さんは ドラマの女だからなぁ」
と毎度言われるほどだった。
そんな母は 一週間で好みの番組があって それを見ることで今日は何曜日か?ということを把握しているといってもいいほど。でもときどき間違えて 土曜を日曜と勘違いすることがたびたびある。単に老化現象だと言ってしまえばそれまでだけど。
そんなテレビの好きな母が 好んで見るのはフィギュアスケート。それも今は羽生くんが滑るのを見るのが大好き。

先週はその母の大好きな羽生くんが活躍してくれた。わたしはいつも録画したものを見てしまうのだけど、母はリアルタイムで見たいという。だから いつも見ている番組を録画してあげることが多い。
男子ショート 男子フリー どれも次の日 母のところに行くと
「昨日の見たか?」
と嬉しそうに言う。わたしが録画したのをまだ見ていないというと
「何してる、すごく良かったのに」
と 見ていないことがダメなことのように言われる。そして 
「見ている途中で 居眠りしてしまったけど、羽生くんが滑るときにどういうわけかちゃんと目が覚めて見れるんだよ」
と これまた嬉しそうに言う。ショートもフリーも 彼が滑るだんになると必ず目が覚めるんだそうで、それってなんだかのろけを聞かされている気もする(笑)
エキシビジョンも良かったらしく なんであんなにいいものを見ないんだ?と怪訝な顔をされてしまった。

えぇえぇ わたしはリアルタイムで見るのは苦手ですよ。
母に絶対見るべきだと念を押され 帰ってからすぐ録画を見始めた。確かにショートもフリーも素晴らしい演技だった。母曰く
「他の人は これから飛ぶぞ!って感じでがんばっている気がするけど 滑りのそのままで軽々と滑っているように見せているのがいい」
らしい。

よくよく話を聞いてみると どうやら母の好みは小顔で背の高いハンサムがいいらしい。
羽生くんは ばっちり♪という訳だ。
母の元気の秘訣を 垣間見た気がする。そういえば・・・わたし 最近 夢中になる人いないかも・・・う~ん これって母よりダメかもしれない(笑)

少し近くなりました

2015年04月21日 | ほんのすこし
ずっとしばらく疎遠になってしまった人がいて そのことがずっと頭の中から抜けなくて・・・それなのに 自分から歩み寄ることが出来なかったのです。
そんな友人がいました。
疎遠になった原因がどこにあるのか 曖昧な状態で、そのどれもが不確かで 自分の中の感情を消化しきれていないような そんな感じでした。
でも。
なんだか声が聞きたくなってね。自分から電話してみました。
電話越しに 驚いている様子が伝わってきました。きっと電話が来るなんて思ってもいなかったのでしょう。わたしもそうです。電話するなんて思ってもいませんでしたから。

わたしは電話するのが苦手です。電話するよりメールの方が気持ちが楽な気がするのはどうしてだろう。電話をかけるときは この時間でいいのかなとか 余計なことをつい考えてしまいます。だからわたしの通話料は少ないのです。それは母にいたっては わたしの上をいっています。これは母譲りなのかもしれません。

そんなわたしですので 誰かに電話しなくてはならないときなどは かけるまでかなり逡巡とする場合があります。そういうときはうまくいかないもの。案外 思いたったとき 自分でも自分にフェイントをかけたような形のときの方が スムーズに電話できるような気がします。まさしく友人にかけたときは そのフェイント状態でした(笑)
何カ月も(もしかすると2年以上も?)電話せず 交流もなく過ごしてきたふたりが たった1本の電話で 昔の二人に戻って話に花を咲かせるなんて無理かもしれない・・・そう思っていました。
昨日 今度は向こうから電話がありました。
わたしからかけたときに話せなかったことをたくさん話しました。友人にもあれから色々なことが起きていました。そうだったんだ・・・そうなのか!・・・相槌を打ちながら この人の人生は本当に紆余曲折だなあと感じていました。

今度は お茶しようよ!電話の向こうで元気な声がしました。
しばらく眠れなくて困っていたわたしが 昨日は電話の後 ぐっすり眠れました。
自分から歩み寄るって そのきっかけをつかまないとずるずると流されていってしまい 修復が難しくなっていきます。時間が解決ではなく 時間と共に諦めが生まれてくる気がします。でも どこかでピリオドを打って 自分から何か行動をとることが 人間関係の修復につながるのだなと思いました。

電話しなかったら たぶん このままずっと離れたままだったでしょう。少し近くなりました(笑)
これから 急がず ゆっくりもう少し近づきたいな。

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アクリル画の一部。

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