心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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空が高くなっていく

2016年09月07日 | ほんのすこし
暑い暑い今年の夏。
お盆が過ぎても台風の影響なのか日中は暑さが抜けなくて、ふうふう言ってる。なんだかどうしちゃったの、空? って言いたくなっていたけど、確実に空は高く高く・・・ 薄く伸びた雲やイワシ雲が顔をのぞかせるようになってきた。

やっぱり夏は通り過ぎていたんだなあって思った。
エアコンずぅっとつけてばかりで、さっき電気料金の通知を見たらびっくり!
それだけ暑かった夏だったんだって思った。

そんな夏は、この2016年の夏は特別な夏だった。
毎日があっという間に過ぎていき、いつもののんびりした生活とは一変し自分だけの我がまま生活を過ごしていたわたしに活を与えてくれた。
人と生活するということ、それがどんなであるかをすっかり忘れてしまっていて、生活空間に自分以外の人がいることが不思議にさえ感じる、そんな感覚を最初覚えた。でもだんだん慣れて行くとこれがまたひとりの空間に戻るとどうなるのかと思う。

まあ、慣れるだろうけど。
ひとりでいることに慣れ過ぎてもいけないけど、たまにこうしてわいわい過ごすから、メリハリのきいた時間になるのだろうね。
今年の夏は、暑くて暑くて、それでも暑さでダウンするなんてこと考える暇もなく過ぎて行った。
逆にそうだったから良かったのだろう。暇、暇だったらきっとどこか体が緩んで具合が悪くなっていたに違いない。
人間やるべきことがある、ということはいいものだ。
少しでも頼りにされていると感じるのはいいものだ。
いや、頼りがいがないなあと思われているかもしれないけどね(笑)。

空が高くなっていく。
だんだん楽しい時間が過去のひと夏になっていく。



人間関係という能力

2016年09月07日 | ほんのすこし
購読しているメールマガジン(「がんばれ社長! 今日のポイント」10年以上継続購読中)に興味深いことが掲載されていました。

1938年から724名の男性を研究し、仕事や健康、生活等を休むことなく記録してきた結果、「ハーバード成人発達研究所」の第四代所長でもあるロバート・ウォールディンガー氏によると、人生で一番大切なものは「良い人間関係に尽きる」ということだと話しています。

この結果についてメルマガの作者は驚きと共にはたしてそうなのか? という思いも抱いていますが、人生も終盤にさしかかってきている試験者にとってそういう結論が出るのもまた有りかなとわたしは思います。
仕事で多くの結果を出し、ある程度地域でも有名になり、絵に描いたような生活もでき・・・、しかしリタイヤした後の人生がその延長上にそのままあるかといえば、そうでもない人もいるのではないかと思われます。
それはやはり日ごろの良好な人間関係を築いているかどうか、あるいはどこへ行ってもどんな状況でも人との関係を良く構築できるか、その人の内面に備わったものがあるかどうかにかかっていると思うのです。

狭義ではひとりの人生を指すものの、広義では世界を表すように思えました。国と国がより良い関係を保とうとする力があるかどうか、力の大小ではなく、コミュ二ケーションという能力をフルに活用して世界の国が手をつなぎあえる状態になること、それを指しているようにも思えます。

富や栄誉、それを求めて人生を過ごす、それが一番大切なこと?
富も栄誉もその人の終焉には必要なく、周りに惜しむ人が集まってくれることが一番じゃないかなと思うのです。でも人によっては自分が一番最後の人間だと思える状況(他の人の最後を見てきた)になるかもしれません。それはそれでその人がより多くの方とお別れし、たくさんの方と触れ合ってきたという証なのだと思います。
お墓には富も栄誉も持っていけません。温かい思いだけで十分だと最後には思う、そんな気がするのです。

試験者724名の方が一体どんな方々なのかはわかりませんが、わたしはこの結果に行きついた研究というものをもっと知りたくなりました。
今日、続きのメルマガが届く予定です。どんな内容なのか気になります。