朝。
ぼんやりとした頭が傍らのスマホを開こうとする。時間は?
まだ朝早い。でもすでに頭は目覚めようとしているようだ。あまりにも寒くてストーブのそばで寝起きしているここ二日。隣の部屋に置いていた布団一式を運んできている。それほど寒いのだ。昨年はこんなことなかったのになあ。
どこへいっても「今年くらい寒くなるのが早いのは無い」という言葉が返ってくる。
あぁ。寒いのかあ。
寒いと言う言葉には「雪が多い」ということを連想させるものがあって、それが雪国に暮らすものの反応なのかもしれない。
もう一度都会(南)に戻りたくなってしまう瞬間でもある。
新しいパソコンのほうをいじりはじめて書きかけの小説もどきを再度開いてみる。いくつもあるものの、終わりに近づいているものがほとんど無いことに気づく。こりゃ、だめだ。どれも途中までは意気込んで書くのに、どこかで糸がぷつんと切れてそのままになっている。想像力の欠如か。頭の回転が鈍くなっているなと日々感じる。
今朝はそんな鈍いわたしの頭が少しだけ活性化したようにも思えた。以前書きかけの小説もどきをいくらか手直ししながら、これをこれからどう料理していこうかと考えを巡らす。あっというまに1時間以上も経ち、そろそろお腹の虫が騒ぎ始めた。簡単な朝食を整え、ひとりのスピーディな朝食は終了。
はあ。
朝食ってこんなだったんだ。
少し前までは賑やかだった。
クールダウンしたもんだね。娘と孫たちがいなくなって、以前は感じなかったこの部屋の広さを思う。以前は感じなかったひとりの時間を思う。
よし、これからは沢山時間があるぞ。と、ちょっと強がってみたが、ちっとも気持ちは高まらない。人間、どうにかこうにかやりくりしながら何かをやっているほうが研ぎ澄まされているような気がする。こんな抜け殻のような気分じゃ何をやっても気分が乗らないよね。
と、自分にいいわけしつつ、話の続きを書けない自分を醒めた目で見ていることに気づく。
そして今朝は以前のワード文書の中に一つの間違いを発見してしまった。それがどんな意味を持つのか、どんな大事なことなのか、考えると不安が襲う。
でもわたしひとりが気づかなかったわけではない。少なくとも後ふたりは気づかなかったということなのだ。
夢がそうさせたのか、なんとなく気になってしまいこんでいた文書を出してみたときに間違いに気づいた。たった一つ、世の中には一つだけでも重大な意味を持つ間違いが存在するのだということに愕然とした思い。
これが悪い結果に繋がるのか、そこは考えずにおこう。
あまりくよくよ考えずに、今できること、やりたいことをやるしかない。
※※※
東京に行く前に孫が外で摘み取ってきたもの。プリンのガラス瓶に挿して行った。戻ってきたらすっかり枯れていたが、赤い色はそのままだった。
孫が嬉しそうに摘み取ってきたものを見せてくれた顔を思い出す。捨てる気分にならず。
※※※
ぼんやりとした頭が傍らのスマホを開こうとする。時間は?
まだ朝早い。でもすでに頭は目覚めようとしているようだ。あまりにも寒くてストーブのそばで寝起きしているここ二日。隣の部屋に置いていた布団一式を運んできている。それほど寒いのだ。昨年はこんなことなかったのになあ。
どこへいっても「今年くらい寒くなるのが早いのは無い」という言葉が返ってくる。
あぁ。寒いのかあ。
寒いと言う言葉には「雪が多い」ということを連想させるものがあって、それが雪国に暮らすものの反応なのかもしれない。
もう一度都会(南)に戻りたくなってしまう瞬間でもある。
新しいパソコンのほうをいじりはじめて書きかけの小説もどきを再度開いてみる。いくつもあるものの、終わりに近づいているものがほとんど無いことに気づく。こりゃ、だめだ。どれも途中までは意気込んで書くのに、どこかで糸がぷつんと切れてそのままになっている。想像力の欠如か。頭の回転が鈍くなっているなと日々感じる。
今朝はそんな鈍いわたしの頭が少しだけ活性化したようにも思えた。以前書きかけの小説もどきをいくらか手直ししながら、これをこれからどう料理していこうかと考えを巡らす。あっというまに1時間以上も経ち、そろそろお腹の虫が騒ぎ始めた。簡単な朝食を整え、ひとりのスピーディな朝食は終了。
はあ。
朝食ってこんなだったんだ。
少し前までは賑やかだった。
クールダウンしたもんだね。娘と孫たちがいなくなって、以前は感じなかったこの部屋の広さを思う。以前は感じなかったひとりの時間を思う。
よし、これからは沢山時間があるぞ。と、ちょっと強がってみたが、ちっとも気持ちは高まらない。人間、どうにかこうにかやりくりしながら何かをやっているほうが研ぎ澄まされているような気がする。こんな抜け殻のような気分じゃ何をやっても気分が乗らないよね。
と、自分にいいわけしつつ、話の続きを書けない自分を醒めた目で見ていることに気づく。
そして今朝は以前のワード文書の中に一つの間違いを発見してしまった。それがどんな意味を持つのか、どんな大事なことなのか、考えると不安が襲う。
でもわたしひとりが気づかなかったわけではない。少なくとも後ふたりは気づかなかったということなのだ。
夢がそうさせたのか、なんとなく気になってしまいこんでいた文書を出してみたときに間違いに気づいた。たった一つ、世の中には一つだけでも重大な意味を持つ間違いが存在するのだということに愕然とした思い。
これが悪い結果に繋がるのか、そこは考えずにおこう。
あまりくよくよ考えずに、今できること、やりたいことをやるしかない。
※※※
東京に行く前に孫が外で摘み取ってきたもの。プリンのガラス瓶に挿して行った。戻ってきたらすっかり枯れていたが、赤い色はそのままだった。
孫が嬉しそうに摘み取ってきたものを見せてくれた顔を思い出す。捨てる気分にならず。
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