心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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BGMは・・・

2021年02月22日 | ほんのすこし
不思議なことに、母と暮らすようになってから演歌を聴けるようになった。
全然,違和感なし。
どうして若い頃は嫌だったんだろう。
嫌だというより、聞く耳を持たなかったといったほうがいいなあ。

今は流れていてもテレビで見ても、一緒になって聞いてるし、見ている。
最近は母が日中テレビばかり見ていると目が疲れて困るというので、ラジオをつけたりする。母が聞くCDラジカセだと場所が決まっているので、音量調整が難しい。
そこでわたしが持っているBOSEのスピーカーを二階から持ってきて、スマホのamazon musicアプリと繋ぐ。
もちろん選ぶステーション、ジャンルは演歌だ。色々な曲が入っていて飽きないようだ。ついつい私も聞いたことのあるような曲には聴き入ってしまう。

でも、演歌は歌えない。こぶしのある歌は苦手。昭和歌謡はカラオケでも歌えそうな気がする。
そういえば、結婚前にいた勤務先では職員たちの歓迎会とか忘年会とか飲み会があると熟年のお方たちが歌が上手くて、次々と昭和歌謡のオンパレードだった。初めて聞く歌もたくさん有って、銀座カンカン娘などは「こうやって最初が肝心なのよ」と歌い方を伝授する方もいたりした。おかげで古い歌も知っている。

逆に結婚してからは子供達が成長するにつれ、流行の歌も覚えた。家族で子供達とカラオケに行くこともあった。

でも、わたしの青春?まっただ中はやはりフォークソングだろうな。ちょうど学生の頃は荒井由実や小椋佳、井上陽水などにはまりにはまっていた。ギターを適当に弾きながら寮の仲間といつも歌っていた。
そして、学生の頃からジャズも聴き始めた。

10数年前から一人暮らしをしてきた。ジャズはもちろん聴いていたが、クラシックも聴けるようになった。それまではどうも苦手だった。
そして今、ジャズでもなくクラッシックでもなく、フォークでもなく、演歌。演歌が流れる家になった。たまにジャズをかけたいなと思うけど、やっぱり母が好きなものになる。

結局、わたしはどんな音楽でもいいのかもしれない。耳に心地よければ、ボサノバでもジャンル問わず.ジャンル分けなんてしなくていい。母のおかげで聞ける音楽が増えたって思う。こんな出会いもまた楽し♪
お!「兄弟船」が入った。
この歌は亡き叔父がすごく上手かったなあ。さすが飲み代に金を掛けただけある、って母が言う。
ほんとに上手すぎて、最初に聞いたときには鳥肌が立ったものだ。人のいい叔父、亡くなってもう30年近くになってしまった。向こうでもこの歌きかせているのかなあ・・・