心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

友だちは○○様

2018年07月23日 | 母のこと
母のそばにずっといた叔母が土曜日、自分の家に戻った。

叔母はいる間、フル回転だった。午前中、洗濯掃除。涼しいうちに草取り。草取りが大好きだという叔母、喜んで草むしりにいそしんでいた。母はもちろん草取りも出来ないので、見ているだけ。
その他にずっと念願だった車庫と物置の整理を頼んだ。叔母とわたしと二人で片付けた。母は椅子に座って監督だ。監督の頭の中には物を移動しどういう状態にしたら見栄えが良いだろうかという考えがある。それがあれこれ変わるので、せっかく移動してもまた動かすことになったり。そのたびに三人で意見を交わす。
三人寄れば文殊の知恵とはよく言ったものだ。最終的には落ち着くところに落ち着く。一番良い結果になるということが何度もあった。

叔母がいてくれて、母はどんなに助かっただろう。朝昼晩の食事、台所から運ぶのも出来ず、叔母が運んでくれた。もちろん片付けもだ。家の内外のことはほとんどやってくれた。そして母との語らい。他愛ないことから昔話まで、二人の会話は途切れることがなかった。台所に立ちながら背中でふたりの声を聞く。この時間がずっと続いたらいいのに・・・そんなことも思った。
でもそれはわたしの我が儘だ。わたしが楽をするための我が儘だ。
叔母にとっての家は別にある。ただそこが過ごしやすいかは一概には言えない。こうして母と過ごす叔母の姿を見ていると、しあわせの形がここにもあるのかなと思えてくる。

実家に行くとわたしが夕飯の準備をする役目だ。午後に台所に立っていると汗だくになる。それが分かっているので夕方にはお風呂に一番先にわたしに入れと勧める。わたしも汗臭いのでお風呂をもらう。お風呂から上がると居間に声をかける。
「上がったよぅ。次の方、どうぞぉ」と二人を見る。
すると先日、母が
「友だちが来るからまだ入らないよ」と答えた。
えっ? 叔母とわたしは顔を見合わせた。こんな時間(午後5時)に誰が来るっていうの? って。

母が笑って言った。
「ほら!」
指さす向こうにテレビの画面。そこに映るは『暴れん坊将軍』(しかも40年も昔の)、今まさに馬にまたがり颯爽とこちらに駆けて来るところだ!

「母さんの友だちって将軍様かあ!」とわたしが素っ頓狂な声を出すと叔母が
「たいしたもんだ、将軍様を友だちだなんて言う人、姉以外いないよ」と笑った。

その後しばらく何かあるたびに、ふたりで「なんといっても将軍様を友だちに持ってる人は違うなあ」と言うことが多くなった。特に母が何かしてほしいと頼むときに。
「どうして~、将軍様を友だちに持つ人の頼みだものね。断れないよね~」
母が「んだんだ、断ったら怖いよ~」と笑って言う。

困ったときの神頼み、じゃなくて将軍様頼み。母の友だちは広範囲なのだった。



フレンチトースト

2018年07月18日 | ほんのすこし
先日、一晩漬け込んだフレンチトーストを焼いてみました。
外はカリ、中はトロトロでした。4枚切りの食パンは地元のスーパーに入っているパンやさんのもの。ふわふわでしたからそのまま食べてもいいのですが、なんだか無性にフレンチトーストが食べたくなったのです。
そういう突然無性に何かを思い出して作ってみたくなることってないですか?
その日がその”無性に”の気分だったのです。

でも、作ってすぐ食べたい、ではなく。一日置いた後のフレンチトーストを食べたい、という気分。
冷蔵庫に入れるときに、明日の朝どんな感じになるかなと想像してみる。そのちょっとした期待感があることが嬉しい。
でも作ってみてがっかりだったら駄目ですけどね。

その期待感にこのフレンチトーストは充分に応えてくれました(笑)
ナイフを入れた瞬間、中がとろっとしているのがわかりました。
といっても中まで火が通っていないというわけではなく。今回は味も思った感じになっていて(ということは毎回味が違う?)甘さもほどよくなっていて。冷蔵庫に入れてから何度かひっくり返してまんべんなく玉子液を染みこませたからかなと思いました。
きっともっと置いたら、今度はぐちゃぐちゃになってしまっただろうなあ。物事には適度な引き際が必要なのよ。そんなことも思いました。

引き際といえば、最近自身の引き際について深く考えることがありました。それは人生における一つの決断、とも言えるようなことでもあります。
来年、という遠からぬことが案外早く起きることになるかも・・・ということ。それも自分が引き起こすということ。
それもまた一つの選択なのだと思えるような。

まあ、どうなるか先行きを見ていこうと思っています。

今日は母の受診。退院後の経過報告と検査。
パーマもかけたしバッチリ準備は出来ているはずの母(笑)。結果はどうかしら・・・?

そうそう、焼きバナナにも挑戦。シナモンがいいアクセントになりました。これはこれで美味しいなと思ったのでした。


言い間違い

2018年07月16日 | ほんのすこし
今日は前々から母に頼まれていた美容院の日。9時過ぎには迎えに行った。美容院はすぐ近く。歩いても数分のところだけど、歩行困難な母にとっては限りなく遠い場所。車で送り迎えする。

実はここ数日、どうも眠れず夜中に起き出したりする生活が続いていた。今日は朝から母のところに行く、ということが頭にあったのでそれがますます起きなくては・・・という思いになったのかもしれない。頭がはっきりしない状態で送っていく。叔母には送ったら部屋に戻って仮眠する、と話して戻った。
だが、戻ってからあることに気づき、結局仕事をする羽目に。明日までに送る仕事があったのだ。
何度も思案し、送った。結局仮眠せず。そのままお昼近くに母の家に。お昼御飯は炒飯にしようとその準備。まだ「迎えに来て」コールは無い。

1時近くになってようやく母から連絡がはいった。
迎えに行くと、キレイにパーマがかかった髪、やっぱりいいね。
水曜日に受診があるから、その前にキレイにしておきたかったのだろう。キレイになった母はご機嫌な様子。
叔母と三人で炒飯をお腹いっぱい食べた。

その後、わたしは用事があって午後に買い物に出かけ、そのまま部屋に戻る。そしてまた夕飯の準備のために再度母の元へ。
今日は母のところまで三往復することになってしまった。まあ、通い慣れた道だからね。苦も無く運転できるってわけ。これが全然知らない場所に行けって言われたらびびりのわたしは行く前にあれこれと・・・
それに比べたら三往復なんて、軽い軽い(笑)。

夕飯の支度をし、お風呂をいただき、「暴れん坊将軍」(かなり古い、BSに毎日入っている)を夢中で見ている母に声をかけた。
「じゃぁ、今日はこれで帰るね。母さん、今日はパリにも行ったし・・・」と言いかけて、
「あーー!! パリじゃなくて、パーマやさん!」

母がパリに行く?
想像しただけでおかしくて、叔母が笑い転げている。

叔母が
「あぁ、良かった。わたしらみたいな年寄りが間違うだけじゃなくて、○○子みたいな若い人も間違うってわかって」とお腹を抱えて笑っていた。
このところトンと耳が遠くなった母は後ろでわたしが言った言葉など聞こえていなかった様子で、テレビの画面に釘付け。
苦笑いしながらわたしは「母さん、そのままでいいから。今日は見送りなしねと言ってさよならした。

あぁ、それにしてもパーマやさんとパリ、一体その二つに共通するものはあるのか?
パ、という言葉だけでパリが口に出た今日のわたし、この頭のなかを覗いてみたいものだわ。


片付け始めました

2018年07月12日 | ほんのすこし
実家の車庫、ようやく片付け始めました。しばらく風邪で何も出来ずにいて、さらにその後仕事が入り、ようやく、ようやく母が待ち望んでいた片付けに手をつけることができました。叔母が滞在している内になんとか片付けを・・・と思っていた母。車庫の中の物の配備もあれこれ考えているようです。

月曜日、水曜日と処分するもの、残す物を仕分け。ゴミに出す物は叔母が丁寧にまとめてくれました。何年も下手すると何十年も使わずに取っていたものもあります。大きな漬け物樽、あれってもう使うことないんじゃないの? そう母に聞くと、やはり処分出来ないみたいで・・・ その度に叔母とわたしは目を合わせ、やっぱりね、といった顔で諦めます。
母の物はやはり本人の了解を得てからでないと捨てられないので、物が出てきたら確認。

もう母は自分手で片付けることは出来ません。だからふたりに指示を出すのですが、自分が思い描いた通りのやり方にならないことも多いのだと思います。そのイライラを思うと、母が何を望んでいるのかを思い計ることって難しいなと思います。今日は、昨日仮に片付け置いたテーブルをもう少しキレイに置くように工夫しようと思っています。朝方、ベッドであれこれ考えていたら、母だったらどうするかなと・・・昨日のままだったらきっと嫌だろうなと。
車庫が片付くのはもう少し先になりそうですが、それが終わったら物置です。長年母が使ってきた食器の類。それを処分しようと思っているようです。新しい食器を出してこようと。
大事に取って置いてもね、と。そうですよ、母上。使わずに取って置いても何にもならないですよ。
そう言うわたしも母のこと言えません。だって、使わずに取って置いてるコーヒーカップとか沢山あります。集めた時は楽しかったけど、今はマグカップだけで充分な生活になっています。今後もその生活は変わらないでしょうからね。
カップ類の処分はどんな形にしたら良いか思案中。もったいない、もったいない というその思いが長い間処分を妨げてきました。精選して残そうと思います♪

そんなカップの中から見つけたもの。

ウエッジウッドのミレニアム。三方向の図柄の違いが楽しめます。







ソーサーはこんな感じです。



母のところが終わったら今度はわたしのところの不必要なものを出してくれと言われました。どうせ業者に頼むのなら持ってきて一緒に処分してもらったほうがいいだろうって。確かこれって過去に何度かありました(笑)。
何年かすると処分できないままのものが増えているということですね。なかなか物をため込まない生活にはなれないようです。でも、これからはそんな生活とはおさらばするようにしなくてはね♪

それでは、今日の任務に行ってきます。


わたしが眠れなかったのは

2018年07月10日 | ほんのすこし
夕べ、早くにベッドに行ったのです。でも、予約録画していたテニスが頭に残っていたのですね。

何度か目が覚め、その度にスマホを確認。ニュースでテニスの速報を。(それなら起きて放送を見ればいいのに)
わたしの悪い癖で、リアルタイムで見るより結果がわかって見る、という方が安心だと気持ち。でもそれが今回は違った。錦織選手のベスト8、どうなるかと気が気でなかった。途中、スマホで1-1だという事を知り、ちょっと安心。それで少し眠りました。
でも、4時半には目がランランとしてしまい、起きました。
そこで録画を見始め・・・でも一進一退。とうとうスマホを開いてしまいました。ゲーム結果を見て、ワオ! 安心して録画を見始めたのでした。

錦織選手、頑張りました。
ベスト8進出。ウインブルドンでは初めてですね。松岡修造選手に続き初めて。
良かったあ。途中、肘の不調が気になりましたが。

これからの試合がすごく気になります。またまた眠れなくなりそうです。サッカーも気になるし。
スポーツって見ている方にも力を与えてくれますね。でも録画で恐る恐る確認しているわたしは、応援するということにはならないのかもしれないなあ・・・


ようやく一息

2018年07月10日 | ほんのすこし
ここ数日、一週間前倒しの仕事が入って、慌てていました。

ようやくGOサインをもらえてホッとしています。

蒸し暑い。蒸し暑くなると食欲が減退する。それでも口案配のいいものがあると食も進む。ということでピクルスを作ったり。
面倒くさい揚げ浸しはまだ作る気がしないけど
台所に立つ事態がなかなか出来ない(笑)

それでも日々、母の食べるものだけは・・・と考えている。

私はと言えば、面倒だと思いつつも、パプリカを網焼きし皮をむいてマリネしたものを母たちに。自分の分はなかなか消化できずに。キュウリの辛子漬けは母も叔母もお気に入り。あっという間に1キロのキュウリが無くなる。例年だとわたしも食べるのだけど、なんだか食べる気がしない。毎年、嗜好も変わるのかな。

風邪引き以来、面倒だなと思うことが多くなり、日々の感動が薄れてしまい、なんだこれ、わたしってこんな風だった? と呆れている。どうにもこうにも感動することを忘れてしまったかのよう。
そんな自分に母が、叔母が気づきを与えてくれる。ちょっとした感動が日常にはあるのだと。



母の庭に叔母が植えてくれた百合
不思議なことに右側にある小さな一本の先につぼみがついている。その大きさは普通のつぼみとは全然違うサイズなのだけど。それを見つけて教えてくれたのは叔母。毎日、このつぼみが果たして花を咲かせてくれるのかと、楽しみにしているという。小さな小さな百合。一体どうなるのかしらね。叔母に触発されて母のところに行く度にまず最初にここを詣でるわたし(笑)。
こんな風に少しずつ周りの変化に関心を持っていければいいのかなと。
なんだか感動することを忘れてしまったわたしに、風穴を開けてくれるのが、母と叔母だなとここ数日感じているところだ。

謝っておこうっと

2018年07月03日 | ほんのすこし
ごめんね、と謝っておこう。
息子は朝早くに起きてサッカーの応援をしていることだろう。わたしはといえば、わたしが映像を前にして応援すると、どのスポーツもだめになるということを息子に言うと
「絶対、起きて見ないように」・・・といわれていました。
なのに、今夜は蒸し暑くて眠れず。仕方ないので起きました。

最初見ている分には、ハラハラがそんなになくてね。これはもしかすると・・・なんて勝手に素人、というか身びいきで。連続ゴールを決めた辺りではもうこれはいけた!と。
でも世界はすごいね。そんなものは物の見事に覆してしまうんだね。

わたしが最初から最後までリアルタイムで見てしまったこと、そのとんでもない愚行に息子が気づきませんように・・・

でも今回の試合は最高に面白かったんだなあ。だから最初の数分間だけ見ようという気持ちが崩れてしまったんだよ。選手皆凄かったからね。
ありがとう、立ち向かう気持ちを最後に見せてくれて。

※※※

これを入力している途中で睡魔に襲われ、そのままベッドへ。

ようやく眠れた・・・で、電話の音で目が覚めた。

今夜はゆっくり寝よう。でも暑くてまた眠れないかな。ベッドじゃなく畳の上で眠ってみようかな・・・それにしても今からこんな蒸し暑さ、本格的な夏になったらどうなるの? エアコンなしじゃ過ごせなくなっているよ。

※※※