少年柔道時代の癖だったり、意識だったりの大抵は次のカテゴリーにも引き継がれるもので、少しでもいい引き継ぎをしようと試みたものです。
この子なら、この親子ならどこに行っても大丈夫と自信を持って送り出せる子もいたら、大丈夫かな・・という不安であったり、何かしら危惧しながらの子もいる。
それが何かと言われたら、感覚でしかないんですが、いつまでも口うるさく言ってくれる環境があるとは限らない。
いつか自分で気がつくなり、親が気がつくなりしないと、カテゴリーが上がった時に苦労することなり、苦労するぐらいならまだましたが、途中でドロップアウトすることになってしまう。
それもこれも人生だと言われたらそうだし、そこまで気にする必要はないのかも知れませんが、何かしらで関わった子達ですから、柔道の結果云々ではなく、真っ直ぐ歩んで貰いたいというのが本音です。
だから、関わっているうちは嫌われても何でも親にも子にも口うるさく言い続けた。
万結達のようにOBOGとなっていい結果報告がある時もあれば、時に、風の噂や進学先の先生等から残念な連絡がある時もある。
先日は、先輩相手となると忖度して練習しない、意識が低い、目標が見えない・・等々の連絡があった。
正直、でしょうね・・という感想だった。
当時から何度も何度も言い続けたが、ある程度形成されてしまうと簡単に変われるものではない。
三つ子の魂は百までとはよく言ったものだ。
だから少年期が肝心なんだと思う。
何も柔道の話であったり、いい結果だけを聞きたいわけではないんですよね。
仕事を頑張っている、結果は伴わなくでも一生懸命頑張っている。
それだけで嬉しいものです。
ま、長らく携わっていると、そんないい話ばかりではないのも分かっています。
そんな話を少しでもなくすべく、今日も小言を言い続けるんだな。