ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ロケンローな朝は7時には目覚まし。

シャワーを浴びて、機材やら何やらを積んで、楽譜も確認して、ご飯を食べて、いざ出発

そう、昨今のロケンローラーは、早起きなのだ。ケン康的なのだ


いや、まあ僕がもっと昨日のうちに用意しておけば、もう少し眠れたものを(笑)。

あと、平日の午前中の道路状況がいまいち頭にないもので、「・・・万が一混んでたらまずいよね。遅刻だけはしないように」とかなり早く家を出たのもあります。


結局、


・・・全然早く着きすぎちゃって、駐車場で一眠りできちゃった、という。


でもさ、「ギリギリだー」とか言いながら渋滞の中でいやな汗をかくより全然いいですよね。精神的にケン康的(笑)。


それでも、ちゃんと午前中から「THE PRODIGAL SONS」 さんのレコーディングは始まったのであります。

前回のアルバムのレコーディングでは1曲だけのお呼ばれだったのですが、今回は5曲。それを今日中にレコーディングということで、少し早めのスタートとなったのです


マネージメントオフィスの社長さんのK田さんに続き、バンマスの(松尾)宗仁さん、そして程なくギターのJIMMYさんも見えられて、お三人の目と耳を背中に感じながら、いざ、開始


JIMMYさんが僕の機材を見て、


「あれ?今日は“クラゲ”は持ってこなかったのかい(笑)?」と、ニヤリ。


今日のオルガンはXK-3cだったのです。
・・・さすがに130kgのあれは、一人では2秒ほど、それもせいぜい3センチ持ち上げるのが限度ですので、どうにもこうにも(笑)。

JIMMYさんもそれは百も承知の上で、ブログでご覧になってくださって、あえて口にして下さったわけですが、思わず嬉しくてその場で宗仁さんにも写真を見せて自慢してしまいました(笑)。

K田社長は、元キティ・レコードの社員さんだったこともあり、安全地帯さんとの縁もあり、武道館二日目に見に来て下さっておりましたので、

「あれはこのスタジオにはちょっと持って来れないよねー(笑)」と。


でも、こうして話題にしてもらえるのがとっても嬉しいです

昨日も、楽しくてついつい遅くまで弾いてしまっていましたし


まあ、そのおかげで(?)、今日の譜面の一枚を、海月の上に置きっぱなしで来てしまって、スタジオで慌ててまた譜面を書くことになってしまったのはご愛嬌(笑)。




一曲目、二曲目、三曲目、そして四曲目、と順調にレコーディングは進みまして(途中、ドラムスの大島さんもちょっと見えられました)、ここまで終わって、まだ外はほんのり明るかったのであります。出前のご飯を頼んで頂いて、「じゃ、待っている間にちょっと行けるとこまでやってみましょう」と始めた五曲目も、スムーズにテイクを終えました。


それからしばらく耳を休める意味でも、ゆっくりご飯を食べて、・・・楽しくお喋りタイムがあって(笑)、それからもう一度最後にアレンジの確認をして、

「うん、いいな。OK!おつかれー!」

という宗仁さんの言葉で、今日のレコーディングは全て無事に終了いたしました。良かった良かった、楽しかったー


記念に、ロケンローな先輩方お二人と一枚(シャッターはK田さん。ありがとうございましたー)頂きました。




でも、本当に勉強になります。

こうして日々色々な音に接しているとまた改めて思うのですがが、どんなジャンルの音楽も突き詰めていくと本当に深くて、めちゃめちゃ面白いです。


宗仁さん、JIMMYさん、森重さん、JAMESさん、大島さん・・・このバンドの皆さんは、本当にロケンローな方達。僕の知らないこともいーっぱいご存知で、話しているだけで、めちゃめちゃワクワクするんです。


そして、そのこだわりの音を聴くと、ドキドキするんです。


勿論、


・・・かっこよくて



発売日などはまた分り次第、追ってご紹介させていただきますね



うーん、また今日も新たな間口を広げてもらえました。

そして、最高の気持ちよさを味あわせて頂いたのと同時に「もっと勉強したい、上手になりたい。」って思えた、素晴らしい経験をさせて頂けた一日でした



よし、ひとまず、ぷ、でもしながら、手持ちのロケンローな曲でも聴きあさろーっと



ではー。


---追記。---

宗仁さんが、昨日のことをダイアリーで書いてくださっておりますですー
http://tpsj.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-5b5b.html

その上、「(前略)~素晴らしい仕上がりだ。おれのコンセプト以上だ!」って、先ほど、とっても嬉しいメールも下さいました

楽しみだなー、焼肉屋さん


JIMMYさんも、昨夜僕が家に着いた頃に、やはりとっても嬉しいメールを下さってね

そう、言ってなかったんですけど、祖母が倒れて、僕が岩手に行った時も、突然ね、

「ケン坊、お疲れ。俺も陰ながら奇跡が起こることを祈ってます。ケンも一杯食べて頑張ってくれ!」

って、JIMMYさんね、メールをくれたのです。


泣いちゃいましたよ。




僕が、この業界に入って、SHADY DOLLSに入って、一応プロにはなったものの、でもまだ右も左もわからないころに、お知りあいになって、本当によく飲んだり、ライブを見にきたりして、遊んで下さってたJIMMYさん。


昔も、今も、・・・あの頃もまま


最高にイカしてて、最高に艶っぽいステージングで、最高ロックンロールギターを弾いてて、そして、とっても心の優しい、ロケンローラー。

ヘミングウェイや寺山修司を愛する(他多数・・・物すごい読書家なんです)、寡黙で、でも、いつも深い愛のある、ギタリスト。

音楽家としても、人としても、憧れちゃいます。



僕なんかには、全然体現できないし、届かないのですが



そもそも、気が付けば「腹減ったー!何か食べたいー」とかばかりで、あんなにクールでいられないですから(笑)。



さて、アルバムの仕上がりが楽しみです


ではー。


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