ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




本日、へきるちゃんのリハその2も、ひとまず無事に終了し、

明日からは、いよいよTAKUROさんツアー、旅シリーズへ突入です。

あと13本、この全行程で、今月いっぱいで終わるのですから、密度の濃い旅になること間違いなしです。

 

特に、ジャズ&ブルースという、演奏者の即興による部分大きいジャンル、コンセプトのツアーですので、

本当に、一日、一日がどんなライブになるのか、本当に楽しみです。

自分自身が、どんなプレイをするのかも、ある意味わかっておらず(笑)、楽しみなのですから。

 

と申しますのも。

 

家などで、いくら「こんな風に弾こうかな」「こんなフレーズもありだなあ」と考えても、

本番では、全然違ったアイデアを、思いついてしまうものなのです。

逆に言えば、いくら練習しても、その練習通りに、本番で弾けることも、まず無い、と言いますか(笑)。

一人で弾くシーンでもそうなのです。

 

それはつまり、お客様がいるから。

このシチュエーションは、練習や、リハーサルでは絶対に再現が出来ないのです。

ですので、本番になってみないと、何がでるか、どうなるのか、わからない。

そして、これこそが、醍醐味なのです。

 

練習に練習を重ね、一音一音に磨きをかけて、それを披露する。

そんなコンサートもあるでしょう。

特に多くのクラシックの演奏会などは、まさにこういった趣ですよね。

 

しかし、そうではなくてなのですよね。

練習をするのは、

 

「本番で弾きたいと思った瞬間に、それが弾ける力をどれだけつけられるか」

ということになるのです。

 

つまり、思考や、想いを、そのまま音にできる反射神経であるとか、

そのための理論的スキルを磨いておくことになるのです。

 

勿論、フレーズそのものの練習をしないこともないのですが、

先ほども申しましたように、それが本番で出てくるかどうか、言い換えれば、その時にそれを必要と感じるかどうかは、

・・・自分にも、今は、わからないのです。

 

本番のその場になってみないと、なのです。

 

これは、面白いですよー。

勿論、怖い事でもありますけどね(笑)。

でも、そのスリルが、楽しくてたまらないのです。

 

毎回、乾坤一擲でもあり、

・・・でも、やはり、結局は、自分というものがそのまま出るのが、音楽。

ならば、自分を磨くしか、ないのです。

出来る限りね。

沢山食べてね

 

それでは、明日からの旅でお会いできます皆さま、どうぞよろしくお願い致します。

特に、特に、このライブは、皆様と一緒につくるライブです。

どうぞよろしくお願い致します

 

ではー。



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