【埔里酒廠】
上記写真は紹興酒製造使用後の陶器を積み上げて作った’通路’です。
しっかり固定されているので、崩れることはありません。
ここはお酒の工場の一区画で記念館も中に入っています。
豊富な良質の地下水がある埔里は、元々『紹興酒の里』として知名度のある土地です。
今から23年ほど前に起きた921大地震の影響でこちらの工場がほぼ全焼してしまいました。
その時、工場内には大量の紹興酒があったそうなのですが、8万本を残して全て消失(焼けて)しました。
後に工場は再建し、敷地内には記念館が建てられました。
屋外には、唯一展示してある『大地震で破壊された工場の傷跡』。
たぶん紹興酒を入れていた樽か何かだと思いますが。
【記念館の中には、こちらの工場の展示スペースがあります。】
60年物の紹興酒! 中身はまだ入っているらしいです。
休憩所の様です。紹興酒製造に使用した樽が積み重ねてあります。
上記写真:左の2人(中国から来た周兄弟)が埔里の水質に目をつけ紹興酒の技術を伝えたそうです。
上記写真:初めて紹興酒製造に利用した井戸。
※こちらの井戸は洗濯場として現存していて、住民たちの生活用水や飲料水として利用されています。
【現存している井戸。以下、現在の様子】
当時実際に使われていたポンプ。記念品として収蔵しておけば良いのに、どうしてこんな色に塗ってしまうのか理解に苦しみます。
洗濯場の他に、地元住民たちはポリタンク片手に、こちらの水を汲みに来ています(飲料用)。
私も以前は何度かこちらの水を汲んで自宅へ持って帰り、珈琲に使った事もあります。
≪埔里の水質はとても柔らかい感じがします。≫
こちらの記念館は【臺灣菸酒股份有限公司】の管轄で経営されているので即売コーナーも充実しています。
紹興酒アイス。
もしこちらの記念館を訪れる事があるなら、是非ともこの一品を食べていただきたいです。
記念館内にも一部分になりますが、ガラス越しに紹興酒製造の工場内を見る事ができます。