こんにちは。
前橋の販促コンサルタント、藤田です。
本日2回目の配信です。
このカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)
それでは第3回目です。
3.コピーライターに必要な持続性と心構え
ずいぶん昔、<飛んでる女>という言葉がはやりましたね。
そんなときの話です。
あるブティックからDMの制作依頼がありました。
「ちょっと飛んでる女の人向けに」ということです。
そこで僕は、キャッチを作り、デザイナーにもそれなりのものに仕上げてもらって、そのラフプランをクライアントに持っていきました。
結果的にはたいへん気に入ってもらいました。
そのときのキャッチフレーズは次のようなものでした。
『はやく飛びなさい、かわいい男たちのために。』
コピーも気に入ってくれました。
「そうなのよね、こういうことなのよ、うちの服を着て飛んでほしいのよ。いいキャッチね」と。
そして、そのあと次のようにも言いました。
「私も、これくらいのキャッチなら作れるわ」と。
そうなんです。誰でも、作れます。しかし、条件があります。それは、一度や二度ぐらいは、まぐれで。そりゃ誰だって、日本人なら日本語がしゃべれれば、それぐらいのコピーは作れます。
ただし、一度や二度は、ね。
ここからです。僕が言いたいのは。
じゃあ、あなたは、続けて何回も、それなりの水準を保ったコピーを作れますか。たとえその日がたまたま頭痛がひどくても。そして他にも締め切りがすぐそこまで来ている仕事があっても。
そして、何週間も、何ヶ月も、何年も続けて。
さらに、自分の好きなものじゃなくても。いいコピーが書けますか。
そうなんです。お判りですね。
コピーライターという職業を選んだら、どんなときでも、たとえ親が死んでも、というのはちょっとおおげさですか、恋人にふられてうんと落ちこんでいても、嫌な電話がかかってきていても、上司に怒られていても、仕事として、依頼されたコピーは、考え出さなければならないのです。
言葉を変えて言えば、
『常に一定のレベル以上で、それもまったく違うものを、どんな状況の元ででも、創り出していかなければ、プロのコピーライターとは呼べない』のです。
たまたま、面白いコピーができたとか、お、いい言葉が書けた、俺って天才?
NO! NO!たまたまできても、たまたまでは、だめなんです。
本当の天才は、いいコピーを、常にクライアントの意向に沿って、さらに、依頼された以上のものに仕上げることができる人です。なかなかいませんが。「持続」するということはそういうことです。クライアントの意向に沿ったもので、なおかつ、期待以上のものをクライアントに常に提供できていてこそ、プロのコピーライターと言えるでしょう。
そこで、です。じゃあ、どうすれば『持続』できるのか。
それは、やはり自分の知識のポケットをできるだけ増やすことなんです。前回も言いましたが、どん欲に、いろいろなものから情報を仕入れ、自分なりの整理の仕方で、蓄えるようにしなければなりません。蓄えたものが多ければ多いほど、いいコピーが書ける、と言っても言い過ぎではありません。
たとえばクライアントから、ある商品のコピーの依頼があったとします。クライアントが、ここを特に強調したものにしてもらいたい、というだいたいのオリエンテーションがあります。しかし、依頼されたコピーライターである自分は、その商品についてはなじみが薄い。はっきり言って、知らない。そういうときも、またよく知っているときでも、その商品の特徴や何かを調べます。それがまずは基本ですよね。宣伝するわけですから、自分が一番よく知らなければ、商品を紹介できるわけはありません。
食べ物なら食べてみる。日用品なら使ってみる。
しかし、とても使うことができない高額商品だったら、どうしますか。そういうときは、それを使うシーンを自分なりに想像するわけです。だから空想力も必要ですよね。そういうときに、それまでにいろいろとポケットにしまっていたものを出してくるわけです。そうでないと、想像さえできないわけで、そんなときはクライアントが言った知識だけで、コピーを作らなくてはいけなくなる。
たまたまうまく言って、いいコピーが作れるときはあるでしょう。しかしそんな運だけを頼りにしていると、すぐにおしまいになってしまいます。
そのときは必要でないかも判らないけれど、何かの拍子に必要になる知識が必ず出てきます。そんなときのために、ポケットの中身を増やしておかなくてはならないのです。
できるだけ、たくさん。
そういうような心構えで、毎日いろいろなものを見つめていくと、後々に大きな差になって生きてきます。
今必要じゃなくても、いつか必要になるかも判らない。モノなら、いつか使うだろうといってとってあるものはほとんど使いませんので、どんどん捨てて、すっきりしている方がいいでしょうが、知識は、捨てなくてもいいのです。決してコピーのためには、邪魔にはなりません。
<4>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も素晴らしい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。
下記のメルマガ「売れるキャッチコピーを作ろう」をぜひお読みください。
売れるキャッチコピーを作ろう
毎日たくさん出される広告のキャッチに注目して、気になったもの、気に入ったものをピックアップして解説しています。土、日曜日を除く毎日配信中です。
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群馬県前橋市天川大島町186-25
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それでは第3回目です。
3.コピーライターに必要な持続性と心構え
ずいぶん昔、<飛んでる女>という言葉がはやりましたね。
そんなときの話です。
あるブティックからDMの制作依頼がありました。
「ちょっと飛んでる女の人向けに」ということです。
そこで僕は、キャッチを作り、デザイナーにもそれなりのものに仕上げてもらって、そのラフプランをクライアントに持っていきました。
結果的にはたいへん気に入ってもらいました。
そのときのキャッチフレーズは次のようなものでした。
『はやく飛びなさい、かわいい男たちのために。』
コピーも気に入ってくれました。
「そうなのよね、こういうことなのよ、うちの服を着て飛んでほしいのよ。いいキャッチね」と。
そして、そのあと次のようにも言いました。
「私も、これくらいのキャッチなら作れるわ」と。
そうなんです。誰でも、作れます。しかし、条件があります。それは、一度や二度ぐらいは、まぐれで。そりゃ誰だって、日本人なら日本語がしゃべれれば、それぐらいのコピーは作れます。
ただし、一度や二度は、ね。
ここからです。僕が言いたいのは。
じゃあ、あなたは、続けて何回も、それなりの水準を保ったコピーを作れますか。たとえその日がたまたま頭痛がひどくても。そして他にも締め切りがすぐそこまで来ている仕事があっても。
そして、何週間も、何ヶ月も、何年も続けて。
さらに、自分の好きなものじゃなくても。いいコピーが書けますか。
そうなんです。お判りですね。
コピーライターという職業を選んだら、どんなときでも、たとえ親が死んでも、というのはちょっとおおげさですか、恋人にふられてうんと落ちこんでいても、嫌な電話がかかってきていても、上司に怒られていても、仕事として、依頼されたコピーは、考え出さなければならないのです。
言葉を変えて言えば、
『常に一定のレベル以上で、それもまったく違うものを、どんな状況の元ででも、創り出していかなければ、プロのコピーライターとは呼べない』のです。
たまたま、面白いコピーができたとか、お、いい言葉が書けた、俺って天才?
NO! NO!たまたまできても、たまたまでは、だめなんです。
本当の天才は、いいコピーを、常にクライアントの意向に沿って、さらに、依頼された以上のものに仕上げることができる人です。なかなかいませんが。「持続」するということはそういうことです。クライアントの意向に沿ったもので、なおかつ、期待以上のものをクライアントに常に提供できていてこそ、プロのコピーライターと言えるでしょう。
そこで、です。じゃあ、どうすれば『持続』できるのか。
それは、やはり自分の知識のポケットをできるだけ増やすことなんです。前回も言いましたが、どん欲に、いろいろなものから情報を仕入れ、自分なりの整理の仕方で、蓄えるようにしなければなりません。蓄えたものが多ければ多いほど、いいコピーが書ける、と言っても言い過ぎではありません。
たとえばクライアントから、ある商品のコピーの依頼があったとします。クライアントが、ここを特に強調したものにしてもらいたい、というだいたいのオリエンテーションがあります。しかし、依頼されたコピーライターである自分は、その商品についてはなじみが薄い。はっきり言って、知らない。そういうときも、またよく知っているときでも、その商品の特徴や何かを調べます。それがまずは基本ですよね。宣伝するわけですから、自分が一番よく知らなければ、商品を紹介できるわけはありません。
食べ物なら食べてみる。日用品なら使ってみる。
しかし、とても使うことができない高額商品だったら、どうしますか。そういうときは、それを使うシーンを自分なりに想像するわけです。だから空想力も必要ですよね。そういうときに、それまでにいろいろとポケットにしまっていたものを出してくるわけです。そうでないと、想像さえできないわけで、そんなときはクライアントが言った知識だけで、コピーを作らなくてはいけなくなる。
たまたまうまく言って、いいコピーが作れるときはあるでしょう。しかしそんな運だけを頼りにしていると、すぐにおしまいになってしまいます。
そのときは必要でないかも判らないけれど、何かの拍子に必要になる知識が必ず出てきます。そんなときのために、ポケットの中身を増やしておかなくてはならないのです。
できるだけ、たくさん。
そういうような心構えで、毎日いろいろなものを見つめていくと、後々に大きな差になって生きてきます。
今必要じゃなくても、いつか必要になるかも判らない。モノなら、いつか使うだろうといってとってあるものはほとんど使いませんので、どんどん捨てて、すっきりしている方がいいでしょうが、知識は、捨てなくてもいいのです。決してコピーのためには、邪魔にはなりません。
<4>へつづく。
それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日も素晴らしい一日でありますように。
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