私の持っている、何度かご紹介した、『大日本国開闢由来記』には次の様な挿絵が載っております。先ずは、それをどうぞ・・・・
見たことがあるでしょう。ジンムの弓に乗った金色のトビです。この「トビ」の記事は古事記には見当たりませんが、書紀にはあります。五瀬命の命を奪った「ナガスネビコ」との戦いです。「古事記」には、ジンムが例の勇ましい歌を三回も歌って簡単に打ち破ったのですが、「日本書紀」には相当苦戦が書かれています。
“連戦不能取勝”
と。「連(しきり)に戦ひて勝ことあたわず」。戦いを重ねたがななかなか勝利することができなかったのです。
「その時、金色のトビがジンムの弓の弭<ハズ>に飛んできて止り、ものすごい光をナガスネビコ達に浴びせます。その光で敵の兵士の目が眩み、ジンム達の勝利に期するのです」
と。
そうです。「太陽の子であるジンムが、その日に向かって戦うことが不敬になるから道を遠回りして太陽を背にして戦おう」と、古事記の「ナガスネヒコ」との戦いの時に書かれていますから、それを受けて、書紀では、このような「金色のトビ」を作り上げたのではないでしょうかね???
おいおい・・・そこまで書いている内容を深く追い求めなくてもいいのではと、と訝る人もいるとは思いますが。
ひまなもんで、つい・・お許しください。
見たことがあるでしょう。ジンムの弓に乗った金色のトビです。この「トビ」の記事は古事記には見当たりませんが、書紀にはあります。五瀬命の命を奪った「ナガスネビコ」との戦いです。「古事記」には、ジンムが例の勇ましい歌を三回も歌って簡単に打ち破ったのですが、「日本書紀」には相当苦戦が書かれています。
“連戦不能取勝”
と。「連(しきり)に戦ひて勝ことあたわず」。戦いを重ねたがななかなか勝利することができなかったのです。
「その時、金色のトビがジンムの弓の弭<ハズ>に飛んできて止り、ものすごい光をナガスネビコ達に浴びせます。その光で敵の兵士の目が眩み、ジンム達の勝利に期するのです」
と。
そうです。「太陽の子であるジンムが、その日に向かって戦うことが不敬になるから道を遠回りして太陽を背にして戦おう」と、古事記の「ナガスネヒコ」との戦いの時に書かれていますから、それを受けて、書紀では、このような「金色のトビ」を作り上げたのではないでしょうかね???
おいおい・・・そこまで書いている内容を深く追い求めなくてもいいのではと、と訝る人もいるとは思いますが。
ひまなもんで、つい・・お許しください。