私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

ジンムは歓びの声を・・・

2019-08-31 09:28:41 | 日記
 ようやく「正妃」も決まり“宮内<オホミヤノウチ>”に入られます。それを大層にお喜びになられた天皇「ジンム」は、例によって歌によって、それを表します。

      “阿斯波良能<アシハラノ>
       志祁去岐袁夜邇<シケコキヲヤニ>
       須賀多多美<スガタタミ>
       伊夜佐夜斯岐弖<イヤサヤシキテ>
       和賀布多理泥斯<ワガフタリネシ>”

 と。これも解釈は必要としないのですが、まあ・・・

 『あの葦が沢山生えている狭井河の辺にあった<シケコキヲヤ>「繁こき小屋」に、菅のしき物を“伊夜佐夜斯岐弖<イヤサヤシキテ>”弥清敷而”清らかに敷いて、二人で寝た事があったなあ。そんなことも思いだされることよ!!!もうこれからは何時も一緒にいてくださいよね。』

 と、優しくも丁寧にイスケヨリヒメに呼びかけるのです。新婚の夫婦の間にかわされた愛の歌です。ジンムの人柄までが読みとれる言葉でもあるのです。