私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

お見合い場面の設定を?????

2019-08-20 07:02:22 | 日記
 見目麗しい由緒正しい女性として、大物主神の娘である
             “比売多多良伊須気余理比売”
 を大久米命はジンムに話します。そして、次に、その娘が、実際、どのような姿か見る場を設定します。日本最初のお見合い場面の設定です。
 その場所とし選んだのが
             
           “高佐士野<タカサジノ>”

 です。この場所は、現在、何処いあるのかは不明ですが、兎に角、白檮原付近であることは確かです。大変美しい丘かどこかでしょうか、古事記には、季節も何時とも書いてはいませんが、『七草』の時分ではないでしょうか???。それは万葉集の最初の歌

  “籠もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます児・・・”

 にもあるように、きっとそのような古来からのわが国特有の風習を大久米命は上手に利用した「見合い作戦」ではなかったかと私は勝手に想像しながら読んでいますが??????
 それを伺わせるような言葉に

           “於是七媛遊行<ココニ ナナオトメ アソベル>”

 が書かれています。「七」は「七草」の行事を暗示しているのではと????
 「七人の美しい娘たちが、春の丘辺で、わいわいがやがと本当に楽しそうに春の行事をごく自然に楽しんでいます。」
 その楽しそうな娘たちの様子を、その近くのよく分かる「高佐士野」より少々小高い丘に大久米命はジンムを何気なく誘いこみます。意図的にです。

  では、その結果は・・・・