吉備の大王「前津屋」の単純なる愚行の話が書かれています。「本当に、こんな事が」と思われる様な誠に粗野な遊びです。
それを書紀には次のようにかいてあります、原文の方がその状況が手に取るように分かるので書いてみますので見てください。
“以小雄鶏呼 為天皇、 鶏抜毛剪翼。 以大雄鶏呼 為己鶏、著鈴金距”
と書いてあります。
なお、“金距”について、よくわ分からないのですが、私の持つ「書紀」では、これを<スズトコガネノアユゴヲツケ”と、ルビをふっていますが、「仮名日本紀によると、この字を<アゴ>と読んでおり、「アゴ」とは、広辞苑によりますと、「けずめ」のことだしております。