私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

神様の誕生は???

2018-04-14 09:27:39 | 日記
 昨日書いたように、我が「神様」は、138億年も前に、既に、この世にいらっしゃったと言うのです。ここから日本の歴史が始まるのです。縄文時代は、現在の知識からは「一万二千年前からだ」とされていますが、この神の存在はそれに比べると「つい最々近の出来事」になりますから、大いなる驚きです。それを「古事記」や「日本書紀」には、次のような言葉で以って書き表わしております。洞察力の鋭さと言いましょうか、人間としての素晴らしい能力を一杯に、近代的知識の集積も科学的機械もなかった時代にです、何処からこの思考が湧いてきたのでしょうか??????。もういっぺん書きますが、大変な驚きだと言わざるを得ません。
 それを「古事記」では

  “天地初発之時”
<アメツチノ ハジメノ トキ>
  
 と。また、「日本書紀」には

  “古天地未剖陰陽不分渾沌如鶏子”
   <イニシヘ アメツチノ イマダワカレズ メオ ワカレザルトキ マロカレタルコト 
    トリノコノゴトシ>
 
 と。なお、「渾沌」を、<マロカル>と読ませ、これは「合わせて固まりにする」と言う意味ですから、丁度、卵のようにどろどろとして1か所にあつまっていて、何処が「天」で、何処が「地」なるかが分からあに様な状態にあったつりゐ時代の事だと説明しております。宇宙誕生の前です。だから138億年も前になると言うのです。
    

ここで、又、一休さんのように

2018-04-13 11:58:39 | 日記
 『一休み!一休み!』と・・・・と、いうわけではありませんが、またまた例の「筆敬」さんからです。

 「おめえが きのうけえた「高御産巣日神」や「高産巣日神」という神様はじゃがのう、どげえに えれえ神さんか おめえは しって けえておるんか」

 と。さて、これに対してどのように書けばいいでしょうか??
 「ようしっとるでえー」
 と、偉そうに答えることもできません。そこで、「古事記には」と思い、開いてみました。すると、最初に

    “天地初発之時。於高天原成神名。天之御中主神。次高御産巣日神。次神産巣日神。
     此三柱神者。並独神成坐而隠身也”

 と書かれてあります。<アメツチノ ハジメノトキ>です。果たして、この「天地<アメツチ>」ですが、「天」ですから空高くにあたった事は分かりますが、それは何時ごろであるか、いかなるところにあったのかも分かりませんが、あったのです。日本の国の上の辺りでしょうか、それに対して「地<ツチ>」は何処か???「地」ですから土地でしょうか。でも、まだ、土地は出来上がってはおりません、それを作るのは「イザナギ・イザナミ」です。そうすると、時間も空間もない、と言うことは、地球がまだ出来てない途方もないk地球誕生以前の、あのビックバンの時の話ではないでしょうか。

 「でも、そんな途方もない過去に神様だけは生まれていたのだ」と古事記は言います。この神様がアテラスの時代にもいたのですから、その年齢を推し量ると,138億年以上も生きていたことになるようです。

アマテラスは思われます????

2018-04-12 10:54:25 | 日記
 水穂国はアマテラスの御子『天忍穂耳命<アメノオシホミミノミコト〉』が見て来たところ。「今、大変乱れている。」とのことです。そのような乱れた国へ大切な御子を派遣して統治させても大丈夫だろうかと。アマテラスはお考えになられます。あなたならどうします・・・・・

 アマテラスが困った時は、何時も使う常道手段があります。あの思金神の知恵を借りることです。でも、毎回、毎回いつもと言うことになりますので、
 「主体性が無い。もっと、それくらいなことは自分で考えなさい。人のせいにするな」
 と、昨今の誰かさんの国会答弁に対するような、周りにいる八百万神からヤジが飛び出してくるかもしれません。そのような悪列極まりないような卑劣な謗りをまぬかれはしないかと心配したのでしょうか。此処で、アマテラスは、また、その知恵を働かせて、今度は、あの

        “高御産巣日神<タカミムスビノカミ>”

 の名を出して、この神がお告げで知らせてくれたのだと言います。

 どうして、ここにこの神様が顔を現わされたのかは分かりませんが出てまいります。前に、少名毘古神の親

        “神産巣日神<カミムスビノカミ>”

 が出ておりますから、それと合わせて、読者にこの神の存在も忘れさせようにするための、今流行りの「忖度」でしょうか、この神様が名前が突如として飛び出してきます。

「伊多久佐夜芸弖」・・・「漢委奴国王」の時代か???

2018-04-11 09:37:20 | 日記
 天忍穂耳命が天浮橋から眺めた「水穂国」は

       “伊多久佐夜芸弖”

 と言う状態でした。
 どう読まれますか???「イタク サヤギテ」と読ましております。
 「伊多久」は、又、例によって宣長によると、万葉集には、おおくは「痛」と書かれていますが、その他に「甚」「疾」「大」等の漢字も使われており、この場合は「大」と言う意味だと説明があります。また、「佐夜芸弖」は書紀には「聞喧擾之響<サヤゲリケリ>」と。「そこら辺りから物音がかまびすしく騒がしく響いて聞こえてくる」と言う意味になると書いてあります。
 要するに、天忍穂耳命が見た水穂国は、相当に荒れているらしいと、アマテラスに報告します。そんな治安の十分に整ってないような国に御子を遣わして統治させるわけにはいきません。「どうしたらいいものでしょうか」と、アマテラスはお考えになります。あのオホクニのいる出雲を始めです。と、言うことは、出雲は、すっかりと「オホクニ」がきちんと納めていたのでしょうが、その他の国々はまだ争いが絶えなかったのではないでしょうか。と言うことは、此の時代は、中国の史書にいう『分かれて百余国』あの時代(二世紀ごろ)の頃のことではないでしょうかね???

  さて、この推論はと言いますと、神武天皇の即位した年は「BC660年頃」だと言われていますから、それと比較すると、少々、無理があるのかも???どうでしょうか。

天照大神はお考えになられます・・・

2018-04-10 20:09:03 | 日記
 アマテラスは、我が御子

“正勝吾勝勝速日天忍穂耳命<マサカ アカツ カチハヤヒ アメノオシミミホノ ミコト”

 が、これから治めようとする「豊葦原之千秋長五百之水穂国」は、今どのような状態だあろうか、果たしてうまく治めることができるだろうかと、いささか不安な気になられます。そこで

        “天浮橋<アメノウキハシ>”

 に立たせて、水穂国の様子を見させます。
 すると、命からの報告によると、
 「そこは、今、大変乱れていて、私は行っても、うまく政治することができるかどうでしょうか不安だ」
 と報告します。
 さあ、そんな危険がいっぱいある場所に可愛いいが御子「天忍穂耳命」を派遣してもいいものだろうかとお考えになられます。
 「さてどうしたらいいでしょうかね????」
 と、アマテラスは困ってしまわれます。