・訪問団各位が緊張して臨んだ「北京会談」でした。
・結果は友好的で訪問団に「電子関連企業に関する情報と中国でのビジネス
のやり方等」について具体的な指導を戴きました。
中国訪問の大きな目的であった「中国政府国務院」工業和信息化部の鄭局長との会談は、北京万壽賓館の1階会議室で開催されました。
16時頃からの開催予定でしたが、訪問団一行は、早めに会議室に行き、緊張の趣で政府要人を待ちました。
予定時間に少し遅れて、3人の関係者が来られ、早速会談開始となりました。
・「向囿好信訪問団長」の挨拶と訪問団一行の自己紹介
・「国務院工業和信息化部の局長」の挨拶と同行者お2人方の紹介 と続き
ました。
訪問団長挨拶 中国側挨拶
・工信部の局長は鄭局長さんで、ごく最近、中央政府から配転になり、この後すぐ に、江西省の交通部門の責任者として赴任される予定とのことでした。
今回の会談には、個人の立場で参加されたとの話がありました。
・同行の2人の内、1人は、中国電子基礎産品整備公司(電子部品関係の協会)の
副総経理の李楠さん、もう一人の方は輸出事業部門の経理(部長)の許貴斌さん
でした。
(お二人は、別の有限公司の総経理でもありました。)
・この会談で工信部の鄭局長は、日本語で対応されました。 10年ほど前に3年位
日本に住まわれたとのことです。
○会談内容は、詳細は避けますが、
・鄭局長の友人である李さんと許さんは、企業経営者で中国の電子関係企業の協会
の役員でしたが、企業ニーズに詳しい方でした。
・このお2人の会社は、今は会社の形をとっているが、政府の工業管理局が変わっ
て、会社となっているとのことでした。(政府がビジネスを出来ないので、政府系の
会社をつくり、経営しているとのことです。)
・この会社(協会)は、電子関係の計測器、設備、部品、材料など4つの合作体との
ことでした。
・会談では、色々な中国の電子関連業界の現況、欧米の進出状況、日本の立場な
ど情報提供がありました。
○今回訪問の成果は、
・中国中央政府及び政府系会社の幹部に人脈ができたこと。
・この4つの部門に接触する場合は、この2人が仲介に立って戴くこと。
・特に、李さんは市場開発協会のリーダーだから力になれる。 との約束を得た
ことでした。
この会談に同席して、
・日本と中国の企業の関係は深い関係にある。まだまだ発展の可能性があり、
中国でのビジネスチャンスはある。と発言された中国側の言葉が、私の心に強く
残りました。
かごしま企業家交流協会
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