日本企業トップが次々に交代
日本を代表する電機、自動車のトップ交代で大不況は回復するのか。
3月18日、東芝の西田厚聡社長が代表権のない会長に退き、佐々木則夫副社長が6月末に社長に昇格する人事が発表された。
今、日本のトップ企業の社長交代が次々に発表されている。この百年に一度の危機を乗り越えるためには、トップ交代が必要なようである。東芝の西田社長は、「今の混迷の時代には、広い視野を持ち、構想力、推進力を兼ね備えた佐々木氏が適任」と語っている。
ちなみに、最近発表になった主な社長交代を見ると
自動車関係では、
トヨタ自動車 6月から 豊田章男副社長
ホンダ 6月から 伊東孝紳専務
スズキ 08年12月から 鈴木 修会長
電機・情報関係では、
日立製作所 4月から 川村 隆・日立マクセル会長
ソニー 4月から ハワード・ストリンガー会長
京セラ 4月から 久芳 徹夫専務
OKI 6月から 川崎 秀一常務
この他にも、商社・化学・運輸関係など、4月、6月の交代が目白押しである。
いずれも、業績悪化、赤字転落している企業の交代である。若手への交代が多いが、中には会長からの帰り咲きや社長兼務体制もある。日本式と言えなくもないが、トップ交代でこの百年に一度の危機を、ぜひ乗り切ってもらいたい。
これが今多くの国民の皆さんの率直な、心からの願いだと思う。
かごしま企業家交流協会