トヨタのハイブリット車「新プリウス」とインドのタタ自動車「ナノ」の発売
「省エネ設計車」と「装備削減・低価格車」
世界の車を象徴する2つの流れ、インドのタタ自動車は今月23日、自主開発した小型車「ナノ」を初回10万台限定で、最安モデルの店頭価格約21万円で発売すると発表。
一方、トヨタ自動車は5月に発売するハイブリッド車「プリウス」の新型車の概要を明らかにした。屋根に太陽光パネルを搭載し駐車時に電気を蓄えられるなど省エネ設計を取り入れ、現行のプリウスの35.5キロより約1割燃費性能を高め、最低価格を約205万円に抑えて販売する予定だ。
ハイブリッド専用車は、2月にホンダ自動車も「インサイト」を約189万円で販売を始め、人気を博しているし、トヨタは現行のプリウスはインサイトと同じ189万円に引き下げて販売する意向だ。
世界の自動車販売の流れは、この「省エネ化されたハイブリット車」と、「小型化で低価格車」に二分化されていくのだろうか。 新車販売が長期低迷する中で、世界の車販売の流れは、この2つの方向で展開していくのか、今後の市場の動向から目が離せない状況にある。
トヨタ「新プリウス」 タタモータース「ナノ」
かごしま企業家交流協会