自動車・電機メーカー部品調達先集約を加速している。
今後、コスト削減、納入競争が激化の様相である。
ホンダやソニー、NECなど自動車や電機メーカ大手の部品調達先の集約化が加速しているとの報道が目につく。
これまで中小規模の製造業は、世界同時不況で業績が急激に悪化しているというのに、更に、メーカーが大幅なコスト削減のために、部品調達先を集約されると、生き残れるか、どうかの不安を高めている。
報道されている調達先集約の動きは、
○ホンダが、スクーターなど100cc前後の小型二輪車について、部品毎に今後3~4年で3社程度に集約予定
○ソニーは、2010年末までに調達先を現在の約2,500社から1,200社にほぼ半減させる。
○NECは、10年3月期の黒字転換に向け、総額2,700億円の固定費削減を目指し、取引先を納入額上位の企業に集約させる考え、等々。
今後、各大手が部品調達先集約を加速させると、納入競争が激化して、経営を圧迫させる企業の経営に影響を与えるのは確実であり、更なる試練が待ち受けていると思われる。
かごしま企業家交流協会
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