よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

百年に一度の危機(16)

2009-06-17 18:23:39 | 百年に一度の危機

自動車・電機メーカー部品調達先集約を加速している。

今後、コスト削減、納入競争が激化の様相である。

ホンダやソニー、NECなど自動車や電機メーカ大手の部品調達先の集約化が加速しているとの報道が目につく。

これまで中小規模の製造業は、世界同時不況で業績が急激に悪化しているというのに、更に、メーカーが大幅なコスト削減のために、部品調達先を集約されると、生き残れるか、どうかの不安を高めている。

報道されている調達先集約の動きは、

○ホンダが、スクーターなど100cc前後の小型二輪車について、部品毎に今後3~4年で3社程度に集約予定

○ソニーは、2010年末までに調達先を現在の約2,500社から1,200社にほぼ半減させる。

○NECは、10年3月期の黒字転換に向け、総額2,700億円の固定費削減を目指し、取引先を納入額上位の企業に集約させる考え、等々。

今後、各大手が部品調達先集約を加速させると、納入競争が激化して、経営を圧迫させる企業の経営に影響を与えるのは確実であり、更なる試練が待ち受けていると思われる。

かごしま企業家交流協会

◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

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