1914年(大正3年)1月12日、桜島が大噴火
来年は桜島大爆発100周年記念 この機会に「桜島学」の開講を!
桜島の住民は県内各地に避難した。その避難先の一つ「加治木」。その貴重な避難記録が姶良市の12月号の市報が伝えている。
それによると、加治木に延べ3万7千人余りの人々が収容・救護されたという大正噴火の驚異と大惨事の様子がよく解る.中でもやはり感動したのは、「避難者が来ると義捐金は直ぐに集まり、自治会や青年団などの活躍は目覚ましく、避難者はその善意と愛情に感謝した。大噴火の際に加治木の人々が示した人情は美しく、誇るべきこと。」という住民たちを賞賛した記録である。
ぜひ、姶良市民だけでなく多くの方々に見て戴きたい記録である。
このような驚異の桜島の大噴火から来年1月で100周年。私達はこのことを重く受け止め、次にどう繋げばいいのでしょうか。
私は、そのためには桜間の魅力・効果・特徴を深く探求する「桜島学」を開講すべきであると、提案したい。
桜島の火山としての理科学的な研究や共存というようなシンポジウムなどは色々研究・開催されているが、桜島を生活視点、生きる視点、活かす視点など、総合的にその魅力を学ぶ機会はあまりないのではないでしょうか。
桜島は、爆発・噴火の面では確かに驚異である。ところが、桜島は肉親の親の如く人々を「ひきつける力」、「親しまれる力」を備えている。人々に噴火に降灰に「備える力」を与え、又、桜島大根やびわ、小みかんなど、「生み出す力」もある。この桜島はまさに「生きる力」そのものだ。なぜだろう。どう活かせるのだろう。
そこで、桜島の魅力を「生きる力」「活かす力」というような視点で、「桜島学」を学ぶ機会を作れないだろうか。あの驚異の大噴火から100年。毎年、鹿児島市民に大量の噴煙、降灰をもたらす桜島。なぜか、桜島を悪くいう人はいない。諦めといえば、それまでだが、やはり桜島は、県民、いや全国に数知れないファンがいる。計り知れない魅力を備えているのが桜島だ。
桜島大正大噴火100周年を迎える来年こそ、私は桜島を活かすという視点で「桜島学」を学べる場を提唱したい。
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