もの作りの常識を変える。
3つの「P」とは
3Dプリンターの出現・普及がモノ作りの考え方を現場を変える。と色々な情報がある。
その中で、やはり日経ビジネスに、
「3Dプリンターには、従来のモノ作りの限界を突破し、製品の競争軸を転換させる力がある。消費者の嗜好(Preference)、性能(Performance)、個別化(Personalization)という3つの「P」に応える、画期的なツールになる。」という記事が掲載された。
これによると、嗜好(Preference)の点では、例えば、ダイハツが車づくりをオープン化し、「コヘノ」の外装パーツのデザインや製造を個人や外部企業が3Dプリンターで作成するという方針を決めたとのこと。そうなると車づくりが変わることになる。
次の、性能(Performance)の面では、現状の射出成形や鋳造では内部に入り込んだ構造を作れないという制約があるのに、3Dプリンターではその可能性が広がると言うことらしい。
又、個別化(Personalization)では、嗜好、性能の2つの強みを同時に生かす「医療やヘルスケア、ウエアラブル機器」と言った産業で、例えば、再生医療ベンチャーのサイフューズが血管や軟骨といった立体組織の再生に3Dプリンターの応用を進めるなど、市場が徐々に立ち上がっているというのだ。
まだまだ究極の個別化製品では、海外勢が先行しており、日本勢は出遅れていると言われるが、これからが本番だろう。
3Dプリンターも魔法のの箱ではないので、どんな素材を使い、どんな手順で造形すれば充分な品質がでるかといったノウハウの面はこれから競争の世界だが、必ずや進化し、併せて3Dデーターを扱うソフトウエアなど、今からの開発競争が激化すると思われる。
いずれにしても、これからの3Dプリンターの活用、機器の進化には興味が注がれる。
かごしま業家交流協会 hpp//www.kagoshima-kigyouka.com/
かごしま暮らしネット hpp//www.kagoshima-kurashinet/