トヨタ自動車が「次世代車載情報通信サービス」をクラウドで推進
米マイクロソフトとの戦略提携で構築
米マイクロソフトとトヨタ自動車は今年の4月、次世代テレマティクスサービスの開発で戦略的提携を結んだと発表した。
マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Windows Azure」をベースに、GPS(全地球測位システム)システム、エネルギー管理、マルチメディア技術などを組み合わせたトヨタ車向けのサービスを構築するために。
提携の一環として両社は、トヨタ子会社でトヨタ車ユーザー向けデジタル情報サービスを手がける「トヨタメディアサービス」に10億円を出資し、Windows Azure上でのテレマティクスアプリケーション開発と導入を進め、2012年に電気自動車とプラグイン式ハイブリッド自動車への提供を開始する計画で、2015年を目処に、世界中のトヨタ車に展開していくとのこと。
これによると、例えば、自動車への情報配信やバッテリーや自動車の部品が劣化した場合などの状況を自動車のオーナーに音声でメッセージを伝えることが可能になるという。
トヨタはこうした次世代テレマティクスサービスが、効率的なエネルギー管理の面でより重要な役割を担うようになるとみている。
トヨタは現在、低炭素社会を目指したスマートグリッドの取り組みとして、人、自動車、住宅をつないでエネルギー消費を統合的に管理するパイロットプログラム「Toyota Smart Center」を実施している。
自動車と連携する「自動車クラウド」の構築を自動車各メーカーが急ぐのは、自動車のビジネスそのものを変える力をクラウドが持っているからにほかならない。
近い将来、私達の生活そのものをコントロールする「クラウドシステム」が、どしどし出てくることは間違いのない事実だろう。
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