中部地区で航空機関連の中小メーカーが投資を拡大
米ボーイングの新型旅客機「787」の量産化への対応
中部地区は、もともと自動車産業の集積地として発展してきたが、不況による需要低迷で中小部品メーカーなどが軒並み打撃を受けている。そいう中で、中部地区の航空機関連の中小ーメーカーが投資を拡大しているとのこと。
中部地区は、三菱重工業など大手が航空機部門を構え、国内の航空機生産額の48%を占めている。いよいよ米ボーイングの新型旅客機「787」が昨年末に初飛行に成功、量産開始後、ボーイングに部品を供給する大手から発注が増えるのに備え、生産能力の拡充を急いでいるとのこと。
愛知県では、自動車の完成車や部品の大手メーカーが生産の海外シフトを進める公算もあり、自動車に次ぐ基幹産業育成が地域課題であり、県では、09年に県営名古屋空港の隣接地約2ヘクタールの土地を国から取得し、11年度中に航空宇宙産業の研究開発拠点を建設する計画であり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験場として使われるほか、三菱航空機の「MRJ」の開発工程の実験にも利用される計画と報道されている。
中部地区が、自動車に次ぐ基幹産業に航空機産業に乗り出したことは、今後その動向が注目される。
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/
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