国内太陽電池大手の京セラは100億超、シャープは33億円
政府支援策が追い風となって底上げしたとのこと。
5月7日の日経に、標記の記事が掲載された。
国内の太陽電池大手の業績が堅調だそうだ。2009年度に最大手のシャープが黒字転換したほか、京セラと三洋電機も国内売上高比率を大幅に高めて黒字を確保したとのこと。政府による補助政策が追い風で、各社は10年度以降も国内市場の伸長を見込み、積極的な増産投資を進めるらしい。
京セラは太陽電池で100億円以上の営業利益を稼ぎ、国内売上げ比率は、08年度の3割から09年度は5割程度に上がったとのこと。
シャープは09年度33億円の営業損益黒字。08年度の161億円の赤字から好転したとのこと。理由は住宅用を中心とした国内売上げ高が2.3倍に拡大したことらしい。
三洋電機は、09年度の太陽電池の売上げ高が25%増え、国内が海外の売上げを上回ったようだ。
いずれにしても、この関西3社のうえ挙げ増加は、政府の支援策が底上げの理由だそうだ。各社とも今後とも国内市場の伸びが続くと見込んでおり、積極的な投資を進めているとのこと。そのため、京セラは6月に滋賀県の野洲工場を、三洋電機は10年度中に国内の工場を増強する計画だそうだ。
ただ、問題は、日本の企業は、政府の手厚い補助制度に依存しており、世界トップの米ファーストソーラーの利益率3割にはほど遠く、いかに収益率を確保するかが課題だそうだ。
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/
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