企業は、フレームワーク(事業概要)から始まる。
いいフレームワークを持ってこそ、いい戦略が生まれる。
自動化・金型等を手掛ける機械商社のミスミグループ本社の三枝 匡会長は、日経ビズネスの中で、「最近実感するのは、『フレームワーク(事業概要)』の重要性です。考え方の考え方のようなもので、私の経験から抽出した本質的なものを研修で教えています。いいフレームワークを持ってこそ、いい戦略が生まれます。それを作れる人が市場を拓くのです。」と語っている。
三枝会長は、「個人が元気であり続け、伸びる組織」を作るには、営業や開発、販売など組織を拡大するのではなく、従業員一人、ひとりの「創って、作って、売る」という権限を増やすことが大切です。商社であるミスミでは、個人が自由に事業を提案して、実行組織を作る『ユニット制』を採用していると話している。
このユニット制度によって、社員が常に進化しているという。さらに、大きいのは、社員にビジネスプランという詳細な事業計画を作らせており、目の前の事業が、うまくいっていれば、それを伸ばすにはどうしたらいいか。逆に、だめなら、どう打開すればいいか。何がこの事業の強みと弱みで、顧客は何を考えているのか、徹底的に調べて作ってもらい、それが承認されると4年間の時間が与えられるそうです。
4年も続けていると、プラン通りにいかないことも出てくる。2年目の目標を達成できない。など失敗も重なる。それを修正するのが、まさに本番で、机上の計画とは違うと実感して、線密になり、必死に達成に走るという。
大手商社でないとできないと言われればそうだが、このような実践的なやり方は、中小企業でもそれなりに工夫し、やりながら育てることの大事さを示す事例として参考になるのではないだろうか。
事業提案してくる社員を育てないと、これからの企業経営は益々難しくなることは目に見えている。将に「企業は人なり」だと思う。
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