会社の組織をピラミッド型ではなく、独自の「円盤組織」を採用
「良い商品が立派なセールスマン」になる。
(株)マルヒロさんの会社の組織も藤崎社長のアイディアというか、経営哲学が活かされているようです。
一般的には、日本の企業は「ピラミッド型組織」ですが、これに替わり独自の「円盤組織」を採用されており、現在ある7つの工場は、各工場長と社長の間には専務、常務、部長といった役職者を置いていない組織で経営されています。
工場長には仕入れ、販売、人事権、工場の管理、交際費まですべて工場長の裁量に委ねられており、また、工場長向けの内規やマニュアルなどまったくなく、会社の社長並の権限が委譲されているシステムは驚きでもある。それだけに、工場長には自主性、主体性、創造性が要求されることになる。工場長には年棒制が導入され、工場長の年収は一般では考えられない社長並みの高額の年俸が支給されているそうです。同社の3原則の一つである”高配分”を実践されている。
年商31.5億円(38期決算:平成21年3月末)の企業に専門の営業担当者がいないのも珍しいし、これが同社の特色でもあるようです。
「営業マンをおかずに、その分、良い商品を安く提供するほうがお客さんには喜ばれる。」と言うのが、藤崎社長の経営哲学であり、経営三原則の中にある「安上がり経営」には土下座商売、接待商売を慎むということを実践されていることだと思います。
この営業マンの力で商品を売り込むのでなく「工場から出荷される商品自体が立派なセールスマンである。商品はものを言わないが、真に良いものならお客様に喜ばれる」というこの考え方は、会社・社員の皆さん方の一丸となった長年の努力と精進の何者でもないのではないでしょうか。とても参考になると思います。
藤崎社長の会社経営である「創業以来変わらない経営指針」、「小粒で存在感のあるキラリと光る会社」、今この不況に喘ぐ企業経営者にとって、とても心に響くのではないでしょうか。
まだまだ、紹介したいことは、一杯あります。機会を見て、紹介させて戴きます。
かごしま企業家交流協会
http:// www.kagoshima-kigyouka.com/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます