よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(10)

2008-10-13 08:34:06 | その他

・中国とのビジネスについて

 

・中国への技術市場調査訪問を終えて、

 

 今回の訪問企業の内3社が、現在中国と取引がある企業でした。

 

その内1社は、2億円の売り上げの内、現在まで8千万円の代金回収ができていない。いろいろ口実をつけて、支払いを先送りされており、もう中国から撤退を考えているとのお話でした。

今まで関西の製造業で中国進出から撤退した企業の話は数多く聞いていましたが、中国との、あるいは中国でのビジネスの難しさを直に当事者から聞いたのは初めてでした。

 

例えば、中国では信用で物を売った場合、その買った物が買い手の役に立たなければ,一般的にはまずお金を払わない。

中国には「現金引換えではなく手形などの信用で物を売る」という考え方自体が存在せず、信用で物を買った買い手は単に預かっていると考えている場合が多い。信用で買い手に物を渡した以上はその代金を徴収するのは売り手の責任となる。それだけ中国と日本の商慣習の違いがあり、商売のやり取りが厳しいという現実がまだあるとの記事を読んだことがあります。

 

では、このような商慣習持った中国と、それを乗り越えてビジネスを行うには、どうすればいいのでしょうか

 

・よく中国語のできることや日本語に堪能な通訳のいること、

・商習慣を心得ていること、

・有力な政府や党の人物との人脈のあること、

・あるいは投資するお金のあることだと言われます。

 

 が、これで即、中国でのビジネスにつながるわけではないようです。それらは、あくまでも条件のひとつあり、中国はそんなにたやすい国ではない、基本的には日本人の手には負えない国であり、もっと泥臭い、人間対人間の勝負だとも言われます。

 

これまでの、日本企業の中国進出の失敗例としてよく言われていることは、

 

・進出目的が明確でない。(メーカーに誘われた、安い人件費が魅力との理由など)   

・中国での適材適所の人材を選任していない。(安易な中国駐在員の選定など)

・中国人を過度に信頼する。(中国人現地責任者等にする。) 

・人材育成をしない。(技術流失を恐れるあまり、スタッフの育成に力をいれない。)

中国の市場をよく観ない。   などが言われています。

 

また、多くの企業が、中国進出時における懸念事項として、

 

・販売方法と回収問題    ・単独では経験・ノウハウがない、合弁では、相手先に

 不安がある。

・中国を任せる、人材がいない、スタッフの確保と教育の問題  

・人材と技術の流出に不安。 ・駐在員費用とコストメリット。  

・協力工場とその技術レベル。中国国内部品の品質と安定供給

・工場の選定・インフラの問題。   

・許認可・手続きの方法・法律の問題。コネがない。    

・法律・制度の変更について。  ・将来の人民元の切上げによるコストアップ。

・進出の資金調達と投資の回収方法

・反日感情 ・情報の信頼性(政府発表)  ・電力エネルギー問題など

を挙げています。

 

今回の訪問で、中国ビジネスにおいて、もっと大切なことは、何かという疑問に

対し、

 

・中国に、自分の頭脳となり味方となってくれる日本人協力者がいるかどうか。

・さらに、相手の裏を読み、中国・中国人を理解する助けとなってくれる中国人協力

 者がいるかどうかだ、 とい話を今回お聞ききしました。

 

最後はやはり人なのです。

中国は「世界の工場」と言われ、日本の世界一の輸出国でもあります。 

 

人口世界一の13億の国で、今発展途上のまっただ中にあり、商ビジネスのルールや仕組みもまだまだ未整備の面も多いとの印象は受けましたが、今回訪問した政府機関等の方々が、世界各国との国際的な取引の拡大策に重点を置いた施策を推進していることを考えると、欧米や日本からの企業進出、ビジネスはまだまだこれからも続くものと思われます。それに伴い先進国との技術・制度等について整合性のとれる国際基準に基づいた制度も時間はかかるが更に整備されていくだろうとの期待も感じました。

 

まだまだ隣国日本にとって、関係を切ることのできない、そして目の離せない国だと

思います。

 

今回をもって、中国技術市場調査訪問団の訪問記を一応終わります。

ぜひ、今回の訪問記についてのご指摘・ご質問等がございましたら、ぜひコメントを

お寄せください。お待ちしております。

 

かごしま企業家交流協会

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(9)

2008-10-10 20:58:48 | その他

・上海空港でお別れ解団式を行いました。

 

・今回の中国技術市場調査訪問団に参加して、貴重な体験・ネットワークを構

 

 築できました。

 

 9月23日関空を出発し、北京・上海への3泊4日の訪問もいよいよ今日でお別れです。ホテル近くの空港行きのリムジンバスで空港に向かいました。

上海空港で中国側の加藤社長、通訳の青木さんとの

お別れ(訪問団の解団式)を行いました。

 

            

                   上海空港での解団式     

  

今回このお2人には大変お世話になりました。

上海生活35年、政府系の企業代表として、中国と日本との技術の橋渡し役をされながら、骨董品のオークション会社、日本料理店などを経営されるとのお話だった加藤社長、バイオリン教室を経営し、上海市交響楽団員で、バイタリティ溢れる中国語通訳の青木さん、中国に永住されるとのことでしたが、個性的なお2人でした。この中国政府機関等とのネットワークをお持ちのお2人との人脈は、今回の訪問の貴重な成果でした。

 

         

                    大変お世話になったお二人

              

今回の訪問では、中国共産党中央委員会、国務院、政府関係機関、政府系有

公司など、仕組みを勉強する貴重な体験でした。

 

中国には現在、大きく分けて4 種類の企業があるようです。

国有企業」「集団所有制( 郷鎮) 企業」「私営( 個体) 企業」「三資( 外資) 企

業」です。

 

国有企業」は、所有権は国にあるが、経営権は企業にある。現在は株式制に移行している企業も多いとのことです。

 

「集団所有制( 郷鎮)企業」は、前身は主に毛沢東の時代の「人民公社」で、それが解体されて、形をかえて郷営、鎮営( 郷・鎮は日本の村・町にあたる)の「郷鎮企業」となったそうです。

 

「私営(個体) 企業」は、ともに非国有の私営企業だが、違いは従業員数7人以下が「個体企業」それ以上が「私営企業」だそうです。

 

「三資企業」とは「100% 外国資本企業」「合弁企業」「合作企業」です。「合弁企業」とは中国と相手国がそれぞれ資本を出し合った企業。「合作企業」は、中国側が、資本は出さず、土地建物を提供した企業のことで、現在沿海部で大発展しているようです。

 

産業面から中国の発展を見てみるとその原動力は中央政府の庇護を受けている国有企業や集団所有制企業といった大企業達で、国家が大企業を後押しし、世界的な競争力を付けさせようとする国家プロジェクトによるもので、以前のように大きな赤字を出しつつも国内すべての企業の面倒を国家が見るという形態からの脱却を意味しているようです。

大企業に力を入れ、小企業は解き放ち独自の道を探らせる政策によって、国有企業改革がより加速させていると思われます。 中小企業にとっては今までの大きな後ろ盾を失うことになり、そのような中で中小企業各社は独自にビジネスチャンスを見出していかなければならなくなる。その様な状況下で中小企業にとって大変有益なビジネス手法がネットビジネスであるようです。

 

今回で、終わるつもりでしたが、次回まで訪問記を続けます。

 

かごしま企業家交流協会

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(8)

2008-10-09 18:06:28 | その他

・訪問団としての公式訪問行事は終わりました。

 

・上海での最後の夜は、訪問団と中国での受入の皆さんとの夕食会でした。

 

 中国訪問の大きな目的であった「中国政府国務院」など中国の電子関連機関と の会談等はすべて終わり、最後の夕食会は、上海の日本料理店「和桜」です。

 

        

         日本料理店「和桜」              「和桜」の室内の様子

 

上海の長寧区の龍之夢8階にある日本料理屋「和桜」。

今回の中国側の受入責任者の加藤さんが係わっている日本料理店で、最後の夕食会を開催しました。

 

現在、上海には300店以上の日本料理店があると言われており、刺身、寿司、天ぷら、焼き肉、居酒屋の定番メニューなど、固定の価格で好きなだけ注文できる「食べ飲み放題」を実施している店が多いとのこと。

その多くが200元以下だそうです。

日本人(上海にいる日本人は07年10月時点で、4万7,731人だそうです。)

だけでなく、地元の人にとっても、ますます身近な存在になっているようです。

 

夕食会は、これまで緊張の中での会談が終わったこともあり、リラックスムードの中で楽しい夕食会になりました。

 

青島ビール、老酒(ラオチュウ)、それに中国で焼酎を飲みました。

鹿児島の焼酎も21社60強の銘柄が輸出されているそうです。

 

焼酎は鹿児島のさつま町の小牧酒造が醸造した「一刻者(いっこもん)”」(販売元:宝酒造)が置いてありました。偶然なのかびっくりしました。焼酎は海外でもメジャーな飲物になってきたようです。

 

        

       すっかりうち解けました           中国の皆さんともお別れです。

 

最後の夜にふさわしい、楽しいひとときを無事に過ごせました。

次回は、いよいよ最後です。「訪問を終えて」をお伝えします。

 

かごしま企業家交流協会

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(7)

2008-10-08 16:44:42 | その他

・中国国際貿易促進委員会、中国国際商会上海商会を訪問し会談

 

・上海交通大学科団有限公司関係者も同席・PRを受けました。

 

上海では中国国際貿易促進委員会上海市分会及び中国国際商会上海商会の昊

江紅国際総連部副部長、周さん、それに上海交通大学科団有限公司の剃 さん、

Shanhai Sinolab technologiesの沈 総経理の皆さんと会談しました。

 

中国国際貿易促進委員会は、

中国の国家機関であり、1956年に設立。中国の会員企業で構成する経済貿易組織で、対外貿易と経済技術合作に関する情報の提供・合作相手の紹介を行い、中国と世界各国の貿易と経済関係の進展を促進する役割を担った機関。日本のジェトロに似ている機関です。

中国国際商会は、

国際的なビジネスのルール作りと普及に取り組み、中国企業と海外企業の交流と協力を促し、会員企業と政府との政策対話を促している機関で、中国の企業が国際的なビジネスルールを理解し、活用する場となり、苦情やニーズを訴え、協力パートナーを探す窓口ともなっている機関です。

 

 

     中国貿関係者との名刺交換          中国貿との会談

 

会談内容のポイント

・当委員会の組織は、関西・京都との交流ができあがっている。                     ・中小企業は、経済発展に重要な役割を果たしているものと思っている。               ・中小企業の相互交流は重要な施策の1つだ。当委員会は4つの役割を果たしている。

 ①国際交流 ②展示会主催開催事業 ③法律方面のアシスト(海外企業との仲裁機能など)  ④会員企業への支援  など。この面での支援・活動に力を入れている。

 

・現在は、特に通信機器(携帯)の発展が突出している。                                     ・自動車の通信に使う部品の開発にぶつかっている。自動車関係の通信関係は有  力だ。

・もう一つの国の方向は、新しい新素材、ソーラー関係の材料の開発、太陽光発電の開発、 などで非常に沢山の企業が発展してきている。

基本的部品の更なる発展、品質の向上、この部門のレベルアップが大事。

 

・大規模の開発団地(細かく説明)があり、近くに大学が多い、安い給料で高い能力の人材が確保できる。

・上海交通大学:長江デルタ地帯に40万㎡の開発団地を有している。交通大学の人材(教授・学生)活用が出来る。中国でも有数だ。発明・開発の数量がトップを行く。

・継続的に一般企業と交流している。日本のセイコーとも組んでいる。

・2010年には鉄道網も整備される、30分で上海と結ばれる。教育部の認定も受けている。

・電子部品、半導体、ソーラーなど最新の開発が計画されている。地方政府からの優遇策も受けている。関税免除も研究開発の資金もある。

 

今回は北京と違い、上海側から「団地や大学・人材のPR、優遇策など」の強い,売り込みがありました。

 

次の2点はびっくりしました。

・大学が開発団地を抱えており、そこに企業を呼び込もうとしていること。

・中国国際貿易促進委員会に長崎県国際交流課に1年留学していた方がいたこと。

 

次回は、今回訪中者と中国側の懇談会(日本料理:和桜)の模様をレポートします。  

 

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(6)

2008-10-07 08:30:59 | その他

・無事に北京での目的を終え、上海に向かいました。

 

・上海空港は、北京の肌寒い感じとは違い南国の感。生暖かい気温でした。

 

上海は、位置的には北緯31度14分、東経121度29分。鹿児島とほぼ同緯度の長江デルタ地帯先端にある中央直轄特別市です。

 

現在NHKで放送中の「上海タイフーン」の舞台であり、上海は、日本の歴史にとっても数々の舞台になった都市です。人口は1,800万とも、2,200万人とも言われました。

 

このような都市化したのは、20世紀80年代の小平の登場による改革開放政策により上海は飛躍的な発展を遂げ、国際都市たる地位を確たるものとし、現在では、浦東新区で金融、貿易、経済の中心地を目指す開発が行われており、躍動感が溢れる都市でした。

 

特に、上海市浦東新区に2008年9月にオープンした、日本の森ビルが設計・建設した高層ビルは、高さは492メートル、101階はその偉容を放っていました。

 

一方、2010年5月1日から10月31日まで184日間にわたって開かれる上海

万博は、

「Better City Better Life(より良い都市、より良い生活)」という都市をテーマ

に開かれる中国で初めての万博。

 

上海市の中心部に近い浦西エリア90haと黄浦江を挟んだ浦東エリア238haを合わせた328haが会場となるそうです。

 

ただ、上海市は車が氾濫し、その多さにはびっくりさせられました。また、浦東地区は至る所工事、工事で、渋滞に拍車を掛けており、市街地でも、近代的なビルと旧来のビルが乱立しており、一見異様な感じも受ける都市でもありました。

 

 上海でのホテルは「上海銀河賓館」でした。

 

        

        ホテルからの眺望                ホテルのロビーにて

 

元中国の海軍専用のホテルだったと聞きました。

北京でのホテルと違い、建物は高層ビルですが、古い感じで、設備も電圧240ボルト、シャワーは旧式の設備、洗面の水は、生ぬるく、とても直接は飲めないものでしたが、ホテルそのものは、眺望もよく、市街地にしては、静かなホテルで、アクセスも悪くはなく、ここに2日間お世話になりました。

 

では、次回は、中国国際貿易促進委員会上海分会との会談の様子をお伝えします。

 

かごしま企業家交流協会

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(5)

2008-10-06 08:30:33 | その他

・中国電子商会の王常務副会長を訪問し、同商会の建物内の視察をしました。

 

・その後、場所を変えて「国賓飯店」に移動し、同商会、中実(集団)公司 との

 

 会談・懇親会を開催しました。

 

 9月24日(水)、北京海淀区の中国電子商会の副会長を訪問しました。

 

曲会長は兼任で国の信息化部門の委員会主任・全国政治委員等の要職の方でした。

 

当日対応を戴いた副会長は常勤で王 寧 常務副会長でした。

 

同商会の建物は現在新しく建築中ということでしたが、40、50人のスタッフで運営されており、事務所は1人用ワンスペース式の欧州型の事務所でした。

 

同商会の建物視察後は、場所を「国際飯店」に移し、ここで、王副会長、国際合作部

の副主任、中実(集団)公司の劉 集団薫事・副総裁など幹部の方々との会談が始

まりました。(懇談の場には、王総裁「中実(集団)公司」も参加されました。)

 

前日と同様、訪問団側の団長の挨拶と自己紹介、北京側の王副会長の挨拶、電子

商会と集団公司の事業紹介がありました。

 

    

       訪問団メンバー                 中国電子商会等のメンバー      

 

○当訪問団に関係のある主な説明内容は、

 

・工業情報部最大の規模であり日本のJEITA:(社)電子情報技術産業協会と同

 

 じような組織である。

・専門機関が8つある。・会員数は5,000社以上である。

・構成は家電、PC,携帯等の製造業であり、これら会員の中国国内での販売支援、 

 販売の後のアフターサービスも役目である。

・日本の松下、シャープ、日立なども照会会員である。

・商品のアフターケア、信用度の調査もやっている。

・海外の企業との関係も保っており、コンサルも実施している。投資の場合の企業

 や地域の選別をしており、情報収集能力は中国で一番である。

 

○今回の会談での中国側の協力事項 

・北京市では李さん(中国電子基礎産品整備公司(電子部品関係の協会)の副総経

 理の李楠さん?)と緊密にしている。

・日本の中小企業の市場開拓・情報収集には力になれる。

・他の分野の企業にも力になれる。

 

・訪問団一行は、2回目の会談ということでしたが、昨日と違い、中国側のメンバーも 

 多く、世界規模で立地されている北京北部の工業団地の売り込み等の紹介があり

 規模の大きさに圧倒された感がありました。

 

・なお、今回は中国側が、会談の後、歓迎の中華料理(食事)を準備して戴いたのに

 は、訪問団一行「謝、謝」の気持ちで一杯でした。

 

     

     名刺交換(中央の方は王総裁)               記念撮影

 

・又、私には、中国側からの当訪問団への唯一の質問が、「当企業家交

 会の会員構成、規模、活動内容について」であったのが、心に残りました。 

 

 では、次回は、上海での会談の様子をお伝えします。

 

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(4)

2008-10-03 16:36:11 | その他

・北京会談後は、中国訪問でお世話になっている中国関係者と懇談会開催

 

・場所は、米国プッシュ大統領ファミリーも使った餃子で有名な中華料理店

 

 でした。

 

 緊張して臨んだ「北京会談」は、北京政府関係者から中国での電子関連企業との商談に必要な人脈と企業等に関する情報等の提供を戴き、友好利に終わりました。

 

 この後は、今回の訪問団の受入のため、中国政府機関等との会談セット等に御尽力戴いた加藤社長、李総経理など中国関係者との懇親会を開催しました。

 

開催した中華料理店は、北京オリンピックで中国を訪れた米国ブッシュ大統領ファミリーやパウエル元国務長官なども利用したお店で、その際の写真が店に掲載されており、隠れ穴場というか、特に餃子では有名な店でした。

 

 私の乾杯で始まり、中国の水餃子、焼き餃子数種類の餃子を食い比べるなど北京料理を楽しみながら、青島ビール、老酒(ラオチュウ)も堪能しました。

 

    

       青の瓶は燕京ビール(北京)です。   両テーブルは訪問団と中国側メンバー

 

 ただ、中国の料理店は、私達日本人からすると、細かなサービスに慣れきったというか、そういうサービスが当然だという考え方からすると、食文化の違いなのか?、あるいは日本のような接客システムがないためなのか、ゆったりと料理、飲み物はでてきます。中国風の接客スタイルなのかなとの感じを受けました。     

 更にもう一言、飲み物の注文の際は冷えたビール、暖かい老酒など、はっきりと 注文する必要があります。 

      

 

 

  ところで、残念ながら、折角の料理・老酎の写真は撮るのをすっかり忘れていました。豪華な?料理をお見せできなくてすみません。

 

訪問団一行は、すっかり北京会談での緊張をほぐし、楽しい北京のひとときを過ごし、中国関係者とも交流を深めました。

 

では、次回は、中国電子商会との会談の様子をお伝えします。

 

かごしま企業家交流協会

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中国技術市場調査訪問団・・・訪問記(3)

2008-10-02 15:32:19 | その他

・訪問団各位が緊張して臨んだ「北京会談」でした。

 

・結果は友好的で訪問団に「電子関連企業に関する情報と中国でのビジネス  

 

 のやり方等」について具体的な指導を戴きました。

 

中国訪問の大きな目的であった「中国政府国務院」工業和信息化部の鄭局長との会談は、北京万壽賓館の1階会議室で開催されました。

 

16時頃からの開催予定でしたが、訪問団一行は、早めに会議室に行き、緊張の趣で政府要人を待ちました。

予定時間に少し遅れて、3人の関係者が来られ、早速会談開始となりました。

 

・「向囿好信訪問団長」の挨拶と訪問団一行の自己紹介

 

・「国務院工業和信息化部の局長」の挨拶と同行者お2人方の紹介 と続き

 ました。

 

   

            訪問団長挨拶                  中国側挨拶

 

・工信部の局長は鄭局長さんで、ごく最近、中央政府から配転になり、この後すぐ に、江西省の交通部門の責任者として赴任される予定とのことでした。

今回の会談には、個人の立場で参加されたとの話がありました。

・同行の2人の内、1人は、中国電子基礎産品整備公司(電子部品関係の協会)の

 副総経理の李楠さん、もう一人の方は輸出事業部門の経理(部長)の許貴斌さん

 でした。

    (お二人は、別の有限公司の総経理でもありました。)

 ・この会談で工信部の鄭局長は、日本語で対応されました。 10年ほど前に3年位 

 日本に住まわれたとのことです。

 

○会談内容は、詳細は避けますが、

 

・鄭局長の友人である李さんと許さんは、企業経営者で中国の電子関係企業の協会

 の役員でしたが、企業ニーズに詳しい方でした。

・このお2人の会社は、今は会社の形をとっているが、政府の工業管理局が変わっ

 て、会社となっているとのことでした。(政府がビジネスを出来ないので、政府系の 

 会社をつくり、経営しているとのことです。)

・この会社(協会)は、電子関係の計測器、設備、部品、材料など4つの合作体との

 ことでした。

・会談では、色々な中国の電子関連業界の現況、欧米の進出状況、日本の立場な 

 ど情報提供がありました。

 

○今回訪問の成果は、

 

・中国中央政府及び政府系会社の幹部に人脈ができたこと。

・この4つの部門に接触する場合は、この2人が仲介に立って戴くこと。

・特に、李さんは市場開発協会のリーダーだから力になれる。 との約束を得た

 ことでした。

 

 この会談に同席して、

 

 ・日本と中国の企業の関係は深い関係にある。まだまだ発展の可能性があり、

 中国でのビジネスチャンスはある。と発言された中国側の言葉が、私の心に強く

 残りました。

 

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com

 

 

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