よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

百年に一度の危機(6)

2009-03-12 11:25:35 | 百年に一度の危機

中小企業の創業者の決断は速い。

生き延びるためにすぐやっている自己改革

今週は9日から11日まで「企業家クラブの定例会」や「企業訪問」、「当協会役員会議」等のために関西に行ってきました。

関西・東海地区の企業、特に自動車や電子関連企業の経営は、大変厳しいものがあります。 前年比の6割から7割減の状況だそうです。

この対応策として、

・社員の給料を下げる。工場部門の社員を帰休する。

のはもちろん、社長自ら示して見せたことが、

・社長自らの給料を1/3にする。

・社長自ら接待はもちろん、接待ゴルフをやめる。

・社長車を「レクサス」から安い車に乗り換える。

・身内の役員を切る。 など

社長自らやれるものはまず削減してみせている。自分も痛みを感じる対策を打ってきている。

やはり、中小企業の創業者は、生きるかどうかの時は素早く思いきった対策を打っている。

これをしなければ生き延びていけない。このような判断をすぐに決断するのが創業者なのだと強く感じました。

やむなく社員をカットした企業も数社ありました。

どこまで、この不況が続くのかで、対策も変わったものになると思われるが、 ここ数ヶ月で、中小企業経営者の目の色がはっきりと変わってきている。皆さんの緊迫感を強く感じました。

ぜひ、この難局を乗り切って頂くよう切望しております。 

かごしま企業家交流協会

◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

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百年に一度の危機(5)

2009-03-09 07:23:44 | 百年に一度の危機

鹿児島も百年に一度の危機に襲われている。

何とかならないのか!出水市の進出企業の皆さん

NEC子会社の「NEC液晶テクノロジー」(川崎市)が、鹿児島工場(出水市)を本年12月末に閉鎖すると発表した。

生産を秋田工場(秋田市)に統合し、正社員370人には、秋田工場への配置転換か退職の希望を募るとのこと。又、派遣社員120人は契約満了で雇用を順次終了するとの方針がだされた。 隣地の「パイオニア」の鹿児島工場は2月末で閉鎖したばかりであり、511人が退職しており、なぜ出水市の企業ばかりと言いたくなる。地域へ影響は計り知れない。大きなショックを与えていると思う。

NEC液晶テクノロジーの鹿児島工場は、これからの日本に必要な医療・産業用機器の液晶画面を生産している。

世界同時不況で昨年10月以降、大幅な減収減益となり、生産調整や勤務態勢の変更で対応してきたが、当面、回復の見込みがないことから閉鎖に踏み切ったとのこと。 このような大企業、しかも先端的な技術を要し日本の代表的な企業といえどもこの百年に一度の危機は、容赦なく飲み込んでいく。どうにかならないものか、正規職員の皆さんの心労は大変なものと思われる。

この出水市を襲っている大規模企業の工場閉鎖は、地域社会を疲弊化させ、やがては崩壊させるかもしれない大波である。この工場閉鎖の流れを止めるべき、県・市の緊急の対策が求められる。

とにかく、この深刻な事態を強く政府は受け止め、政争に明け暮れている場合ではない。強力な経済対策を一刻も早く打ってほしい。 また、大企業も折角地方に根付き、地域に支えられた関係を、厳しい状況ではあると思うが、あらゆる手だてを打って、耐えて、耐えて、何らかの方法で、出水市の雇用を維持して頂きたい。

早くこの大波が収まり、鹿児島の経済を支えている中小企業からこのような事態が生じないよう強く願ってやまない。

 

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(25)

2009-03-06 17:46:56 | 鹿児島での活動

鹿児島の本部事務局への来訪者あるいは電話での相談が増えています。

本部事務所は会員の方々の面談・面接にも利用戴いております。

今年度は、当協会事務所への来訪者数が2月末までに「282名」です。いろいろな目的で、来所されますが、会員企業の方々は、情報収集や調査依頼、他の企業等の紹介・工場への案内、更には市町村や県の研究機関、大学への案内など「108件」ありました。

具体的には、

   ・県内・県外企業紹介・案内        28件                       

   ・県・市町村及び出先機関等への案内  20件

   ・求人・求職・外国人研修生紹介依頼  13件

   ・講師紹介依頼・案内            10件

   ・販路先(県内・県外)紹介          7件

   ・土地(農地借用を含む)・事務所紹介依頼 3件

   ・工学技術・情報の収集依頼         4件

   ・大学・高校への案内             10件

   ・説明会セッティング依頼            4件

   ・専門家(農業・漁業技術者)紹介       3件

   ・特産・県産品等紹介依頼           2件

   ・研修生受入依頼                 3件

        計                   107件

なお、ここのデータには入れませんが、焼酎の手配の依頼は多いです。       

難題は、森伊蔵の入手依頼でした。幸いに何とか個人所有のものを手に入れ手配できましたが、大変でした。

少しでもお手伝いができるのであれば、可能なものは何んでも、会員、賛助会員等の皆さんの要望に応えられるよう頑張っていきたいと思っております。

事務所スペースを、私たちスタッフへのご相談・ご利用をお待ちしております。

 

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(24)

2009-03-04 23:30:29 | 鹿児島での活動

今年度も事務局への来訪者が300人を超えそうです。

会員企業等の皆様方が様々な相談等で来所されます。

当かごしま企業家交流協会は、会員企業や賛助会員の市町村、大学・高校等の皆様を中心に、地元企業や大学生等が来所されます。

08年度は2月末までに282名の方が来所されました。(昨年度実績は1年間で326名)

一番多いのは、やはり企業の皆様方で、県外の社長自ら鹿児島に来県あるいは鹿児島工場等への訪問のついでに来所されるケースや県内の企業の方々が情報収集等のために来所されるのが多いです。特に最近の景況悪化に伴う、受注情報収集や大学との連携の相談等が多くなってきております。

ちなみに、昨年1年間及び今年度2月までの来所状況は次のようになっております。              

                      07年度    08年度(2月末まで)

    会員企業                               96名                 63名

    賛助会員(市町村・大学等)   61名        81名

    県内外企業・団体・個人    134名        97名 

    国・県・市町村           25名        14名

    高校・大学(OBを含む)       5名        27名

          計            326名       282名

当協会は気軽に立ち寄れる「情報サロン”かごしま”」と言う感じで、来所者の皆様方

のご相談等に応じ、ビジネスのマッチング等の機会づくりにさせて戴いております。

ぜひ、気軽にお立ち寄りください。次回は来所目的等についてお伝えします。

                  
                                来訪者の様子

かごしま企業家交流協会

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鹿児島での活動(23)

2009-03-03 23:45:58 | 鹿児島での活動

若年者職場実習生を受け入れております。

昨年から3人目になります。

当協会は昨年夏から若年者の雇用対策の一環で、独立行政法人の「雇用・能力開発機構鹿児島センター」が職業訓練校として委託している「南日本マイクロコンピュター(株)」から依頼を受け、職場実習生を受け入れて、実習に協力をさせて頂いております。

現在3人目の女性の実習生を受け入れており、5日にはいよいよその実習が終了を迎えます。

これまで、女性1人、男性1人を受け入れてきました。

現在の実習生は、大阪からのUターン者で若い女性の方です。訓練校の南日本マイクロコンピューターで3ヶ月の座学、IT関連の教育を受け、習得した知識、技術、技能を基に、当協会を「実践の実習訓練の場」として、新入社員の立場で働いてもらっております。

当職場では、朝の挨拶から掃除、電話・来客対応、名刺交換などの基本的なこと、さらには、メールでの依頼、回答、各種文書の作成、そしてより専門的な広報紙の企画デザイン、ホームページの更新、ブログ等のアップなど、色々な専門性の高い作業などにも従事して頂いております。

また、インターネットでの情報収集、あるいは、実際に現地へ出向いての調査や企業トップとの対話を通じたコミュニケーション能力、企業で必要な対人関係の構築、各種アンケート調査の取りまとめなども実習して頂き、短期間ではありますが「職場での即戦力のある人材」に育つように実務訓練を体験して頂きました

この 3人目の実習生も、まもなく私達の職場から大きく成長されて巣立って行きます。「若い部下が転勤して、又1人職場を去っていく」ような別れを感じながら送り出す日も迫ってきました。

ぜひ、次の職場でのご活躍を期待しております。

         
           実習中の様子(1)                 実習中の様子(2)

かごしま企業家交流協会

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百年に一度の危機(4)

2009-03-02 23:14:41 | 百年に一度の危機

地元企業の不況を乗り越えるための行政の勇気ある判断

共栄共存のための取り組みが注目される。

日2日「岡山県の総社市」が世界的な不況で減産をしいられている三菱自動車水島製作所(岡山県倉敷市)の部品メーカーを支援しようと、三菱製の新車を購入する市民、法人に1台あたり10万円(先着200台限定)を補助する制度をスタートさせた。

 同市役所には早朝から購入申請する市民らの行列ができ、午前中だけで78人が手続きを済ませたとの報道である。

同市内には、三菱車のボディー部品やブレーキなどを製造する下請け関連メーカーが13社あり、計6000人の従業員がいるとのこと。 総社市長が、市税80億円のうち約1割を部品企業の事業税などに依存しており、「100年に1度の不況の今こそ率先して地元企業を支えるべき」と異例の補助事業を打ち出したものだそうだ。

同市長の勇気あると言うか、おそらく前例のない補助制度だろうと思うが、この補助制度が呼び水になって、少しでも不況打破への雰囲気作りになればいいと思う。

企業側も、市の支援に応えようと部品工場の元従業員や社員らが、同日から小学校や遊園地で遊具の塗り替えなどの奉仕作業を始め、延べ約2000人が「市や市民のご協力に少しでも恩返しができれば」とのことで、今月末まで行う予定だそうだ。

この他にも、岡山県倉敷市も平成5年以前に購入した公用車59台のうち、約50台を同社製に更新する意向を明らかにしており、岡山県は、国内外で販売不振が続く三菱自動車を支援するため、新年度にリース契約を結ぶ公用車約100台すべてを同社製にする方針を決めたとのこと。

この官民の共存共栄の取り組みは注目に値するし、更に全国に拡大して、「日本の百年に一度の危機」脱出の呼び水になっていくことを期待したい。

 

かごしま企業家交流協会

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コーヒーブレイク(新幹線)

2009-03-01 15:27:09 | コーヒーブレイク・・・

大阪と鹿児島を結ぶ新幹線の愛称が決まる。

愛称は「さくら」と発表されました。

2011年春に運行される待望の鹿児島~新大阪を走る新幹線の愛称が決まりました。JR九州とJR西日本は、26日に2011年春の九州新幹線全線開業に合わせて運行する、鹿児島中央-新大阪間の新幹線直通列車の愛称を「さくら」に決めたと発表しました。

岡市のJR九州本社で会見した石原社長は「伝統的な日本の美しさ、力強さ、りりしさを表している名前だと思う。南から北上する桜前線のイメージにも合う。関西からたくさんの方が九州に来てほしい」と期待を込めて発表したとコメント。

この愛称は、 両社が昨年10月20日から11月30日まで列車名を公募。海外からを含む16万8951通の応募があり、7927通と最も「さくら」が多かったとのこと。

直通新幹線は両社が新車両を開発し、1時間に1本、鹿児島中央-新大阪を最速300キロ、約4時間で結ぶことになっている。

九州新幹線「つばめ」は鹿児島中央-博多間を往復する日も間近い。 鹿児島県庁の交通政策課勤務時代に、鹿児島新幹線の開設誘致のために、当時の運輸省、大蔵省等に知事をトップに鹿児島県内の政・財・官一体となって大掛かりな陳情を毎年、毎年、繰り返し、繰り返し行っていた日々の苦労が思い出される。

2年後の新幹線の全面開通により、ますます関西と鹿児島の様々な交流が期待される。

     

            さくら記者発表                     さくら内部



かごしま企業家交流協会

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