現代版薩摩スチューデント企画
学生海外派遣に挑戦
鹿児島大学の学生らによるNPO法人「GROAD(グロード)」が、面白い取り組みをしている。
明治維新150年に合わせ、県内の学生を海外に派遣し、県産品をPRする「現代版薩摩スチューデント」を企画しているのだ。
資金はクラウドファンディングで支援を募っている。このNPO法人の代表理事は、鹿児島大水産学部の学生で鈴木涼良さん。「学生が一歩を踏み出すきっかけをつくりたい」と協力を呼び掛けているそうだ。
なぜ、水産学部の学生がと思ったが、同NPOは、鹿児島大で初めての学生NPOとして2016年11月に設立され、「鹿児島から世界へ」をテーマに、学生の渡航支援や県内企業とのインターンシップ(就業体験)プログラムを運営しているようだ。
今回の企画で、薩摩藩英国留学生一行と同数の19人を9月、イギリスのほか、留学生が立ち寄ったインド、スペインなど7カ国に派遣するとのこと。
目標金額は120万円で、渡航費や研修費の一部に充てる。1口3000円から支援できる。
ただ、気になるのは、当時の留学生は、しっかり現地の産業振興技術・異文化など、様々なことを学び、吸収してきて、それを日本の近代化に活かしたことだ。ただ、特産品のPRということではなかった。何か、更なるテーマが欲しいものだ。
でも、学生たちの取り組みには賛同したい。
WEBサイトhttps://camp-fire.jp/projects/view/75829
問い合わせは、同NPO=080(8215)1272。
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