つちの子の写生旅行の話・・・・・・・新潟県の高柳というところの茅葺の家が沢山残っているところで4時間写生をした。
其処に着いたときは、すでに12時を回っていたけど、いつもの様に先生が写生に適した場所を教えてくださるので、先生の歩く後から
着いて廻り、自分の好きな場所で描いた。
途中、先生がまだ廻っているのに、お腹が空いたからと先に弁当を広げて食べ始めた人が数人居た。
わたしは、日差しが強いので、公民館の影の場所を選んで、そこにイーゼルを立てて描き始めたが、・・・・なにしろ描く場所が遠い。
双眼鏡などを使いながら描いてるが、時間がかかる。(この場所に私を入れて4人が書いてた)
先生が廻ってきて・・・・・
年配の75歳ぐらいの女性のイーゼルを、2メートルぐらい前方へ持って行かれて、
「目が悪いのに遠いところを大きく描こうなんて・・・・できるはずがない。もっと前に出て描きなさい」と言われた。
私には、言われなかったけど・・・・・実際見えないから双眼鏡を使っていた。いちいち双眼鏡で見ないと、窓がどうなってるか?屋根はどうなってるか
分からないのだ。窓にカーテンをしてあることが、双眼鏡で見ると分かるが、肉眼だと青紫色に見えるだけ。
2度目に先生が廻ってこられて
「2作品目ですか?」って言われてしまった。
夕食後、いつものように、先生の部屋にみんなスケッチブックを持参して、一人ずつ、スケッチブックをテーブルの上に載せて、先生の講評が・・・
新人さんから・・・・・
新人さん二人の作品は先生が手を入れたので、見られる作品でした。
わたしは、うまく描けなかったので、出したくない・・・というったのだが、先生は、出しなさい。と・・・・仕方なく出したが
「あすなろさんは、日陰を選んでイーゼルを立てた時から間違ってる。遠いところを描こうとしても見えないのだから、もっと見えるところまで
前に出て描かないからこんなことになるのだ。」と言われてしまった。
今の時期、山は「山笑う」と言われるように、淡い色彩で・・・・濃い色にした人は、先生が「筆で洗いなさい」と言われて、豚毛で洗ったら、丁度良い
淡い感じに仕上がっていました。とても素敵でした。
茅葺の屋根の色を今打ち直したばかりのような、”黄土色”にしてる人が居たが、屋根の色は、セピアにグレーとジョンブリアンを混ぜたような色だ
もっと白くしなさい。と言われていました。
家の板のところも、日の当たってるところと影の色が違うから良く見て影を入れなさい。とも・・・・・・
3人ほど、上手な方が居て・・・・・素晴らしい作品でした。
スケッチって・・・・・・難しいわ~~~~~~~!!