最近、水彩画に魅力が半減している。
と、言うのも・・・・・先生が、私の描く水彩画は「平塗り」だ。っていうから・・・・・・書く気がしなくなっているのだ。
それでも、今日は、30号のキャンバスを頼んであったから教室へ出かけて行った。が。。。。先生は、忘れていて
作ってくれていなかった!!
何を描こうか・・・・・と悩んでいたが、何も書く気のしないわたしは、先週の滝の絵の雑草の上を筆でなぞっていた。
で、8月の教室展の作品を、早々と選んでもらう人が居て・・・・・八尾の冬景色を見事に描きつくし・・・先生も誉めて
居られ、どの作品も全部素晴らしく・・・・先生は、
「これだけあるから、個展をしなさい」って言うっておられたが、彼女は首を横に振って居られました。
帰りがけに、水彩画をやってる男性の方が、アクルリ画に挑戦するというって、先生から絵の具を買って、生物(瓶2本が
グレーの布の上に置かれている)を鉛筆デッサンしたスケッチブックの下絵に、色を置くのだが、どこから塗ればいいか?
水彩画とアクルリ画は、書き方がまったく反対のようだ。
たとえば、海の水色を描くとき、水色や白を載せる前に、黒や赤を塗った上に、白を載せていたからだ。
絵の具は水で伸ばすのか?って初歩的なところからわからないから、先生が、指導なさった。
「アクルリ画は、”白”で描く・・・・と言われるほど、どの絵具も白色を混色して画面に載せる。水は、筆を洗う時だけ・・・・・」
だそうです。
パレットも、色が乾燥したら、洗っても取れなくなるから、”紙パレット”を使う。
でも、その男性は、”昔人間だから親から無駄使いするな。”と教えられて育ってきたものだから、勿体ない”と
言うのだ。
これも、色々な絵の具を出すとすぐ無くなるから勿体ない。という。そこで、
「牛乳の空パックの中の白いところを使うと、無駄が無いよ。」っていうと、そ~か~~^^と納得してた。
絵の具も、ケチケチしないでパレットに沢山出して使いなさいと指導され、男性は
「絵の具が残ると勿体ない」という。
すると、先生は
「バックに塗っておけばいいのだ・・・・・いろいろな色をバックに塗って、あとで、ナイフで削ってもよい。」と・・・・・・
以前から、アクルリ画をやっているAさんは、能登の巌門を描いているのだが、その岩肌を、珈琲カスをなじみの喫茶店で
戴いてきて、ボンドに混ぜて、キャンバスに塗りこんで、乾いてから、アクルリ絵の具を載せていた。・・・・量感があって、みんな
触らせて・・・・って、そーっと触ると、質感が感じた。
水彩にはできない画法だ。
教室に展示されている、Aさんが持参提供された花瓶・・・・・こういうのも、アクルリ絵の具で描くと楽に描ける。と・・・・・
水彩は、白いところは、塗り残しておかなければならないから、マスキングして残しておかなければ、うまく書けないが、
これがまた、安いスケッチブックにやると、取るときに、紙が破けたりする。
それに、細い線は難しい。筆で描くと、筆が痛んでその後使えなくなるし、ペン型のマスキングも、ボトンと出たりして、筆で
描くようにうまく描けないという不便さがある。
その点、アクルリだと、塗った色の上から白を載せれるから、簡単!
先生が、緑色の瓶の蓋のあたりから”光”を白で入れられたら・・・・・とても素敵になりました。
でも、この絵具・・・・服に着いたら、取れなくなるから、
「女房に叱られるな!」って、ボッソと言うっておられた。