昨日は、4時から講評会でした。
講評会に出てきてる人の作品だけ講評されました。
この方の作品は、最初にマチエールを”転写”で好きないろいろな色を転写してその上に、女性の靴を描きましたが、転写の色が
靴に出るので、アクリルでその上から靴を描いたそうです。
周りのバックにも、アクリルで色を載せています。
先生は、こういう半抽象の作品を多くの生徒に描いてもらいたいのか・・・・・描きたい人はいつでも教えますよ。とおしゃっておられ
ました。
彼女は、ベテランの方の作品で、お孫さんをやわらかい雰囲気で書かれてあり、バックに熊のぬいぐるみなどを書いてそのうえに
優しい色を載せて、子供らしい雰囲気をだして表現されて申し分ないです。
長野県の高柳の茅葺集落・・・・・・・・
この田んぼは、雨水がたまった水で指を突っ込むと第2関節ぐらいしか無い深さです。
水に移る風景は、水の深さで色が変わるので、一般に、水に移る風景(映)は実風景より濃くなると思っておられるかもしれないが、
その深さによって違うことを知ってください。これはこれで良いのです。ただ、水のたまってるところと実際の風景との境目の畔のところ
をもう少し濃く描けばよかった。
この作品は、上の茅葺の絵を描いた人と同じ人の作品ですが、この絵の失敗は、橋を描いたことです。
というって、白い傘で橋を隠されたら、奥行きが出て目線が川の流れにいきました。
作者は、この川の下流から上流までを描きたかった・・・・・というと、先生は、「橋を描きたかったのなら、橋をもっと大きく描けばよかった」
と。石の光と影は上手に描けている。
この方の作品は、空の色が田んぼの水たまりに映っているのだが、青い色にしないでジョンブリアンの色を使ったらもっと良かった。
右側の絵を大きなボードに描いて、周りをマチエールでまとめると、公募展に出しても負けない作品になります。
この絵を描かれた方は、今年の教室展のお世話をしてくださった方で、右側の絵の街並みのところを案内状に使いました。
スペインへ旅行した時の写真をもとに描かれました。
作者は、右と左の絵でどっちの絵が好きか?と先生から聞かれて、右側の絵と答えました。
左側の絵は、左の手前の草むらの色と右側の川の流れの色がこの絵(建物や橋の色)と合ってない。草むらももっと渋い色にすれば
良いと・・・・・川の水の色はブルーグレーにすれば良かったと。
右側の絵を公募展(町展)に出すのであれば、建物の真ん中の杉の木(一番背の高い)を半分ぐらいに消して出した方が良い。
この真ん中にある木が背が高いので、絵を二分にしてる。
この絵は大変よく描けている。お客さんがみんなこの絵の前で立ち止まって見ておられた。
向日葵の”光と影”が良く描けているので、立体感が出ていて、テーブルの表現をどうやったのか皆さん聞いておられた。
右側の絵も・・・・まあ~こういうものでしょう。これからもこの調子で頑張ってください。
ダムをずーっと描き続けて来ています。これは小矢部のダムです。
ダムの水の色がこの絵を壊してる。あまりにも綺麗な色なので目線がそこに行ってしまう。
もう少し、黒っぽい色にすれば良かった。ダムは、春のこの時期だとダムに目が行くが・・・春や秋だと周りの景色の色に
奪われてしまう。
↑この絵を描いた人は、右側の絵を描いた人の湖の延長(この絵の左側を行くとこの場所になる)の絵です。
いままで、油絵を描いてきたが、水彩を描きたくて現地へ行って描いてきたが、思ったように表現できないとお手上げだというって
持ってこられた作品だそうです。
鉛筆で影を真っ黒に描いたのに、さらりと水彩を入れた描き方で・・・・・こういう描き方もあります。
湖の周りの木々の後ろの樹木との間に濃い色を載せただけで奥行きが出ると・・・・・
最初の絵を見てた人は、すっかり変わった絵に感動していました。
この絵は自分の家の近所から夕方の剣岳を見た絵を描かれた。
こういう山が赤く染まるのは、4時ごろの10分間ぐらいで、写真を撮って描いたのですが、写真にとらわれず自分の絵になってるところが
良かったです。
右側の湖の色も、何色も入れてあの色になっていて・・・・とても奥深い絵になっています。彼女の持ち味が出てて、誰も真似のできない書き方です。
この方は、教室に入って1年ぐらいの方です。以前他の絵画教室に通っておられましたが、やめてこの教室に来られました。
よく描けていますが、バックの壁の表現にもう少し力が欲しかった。
この方の作品は、半抽象で、左側の絵は、りすの中に茅葺の家を描き、夜の花火の雰囲気を出して、真っ白な雪が花火の赤に染まって
いる絵を描き、周りを英字新聞をボンドで貼って、パステルで色を付けた。
右の絵もパステル画で、女性の後ろ姿ですが、人魚になって・・・人魚なら普通”魚”を画くのですが、動物を描いて、人魚の右下には怪しげな
黒い動物が居て人魚が狙ってる。・・・良い絵になっています。
この絵を描かれた人は、手が不自由な障害者です。
手が不自由なので、1点、1点、点描画のように色を載せて時間をかけて描いた絵です。
普通、公園に行くと真ん中に大きな木があって、絵にならないという人が居ますが、公園の中を歩き回って、こういう道を見つけて描くと
良い。・・・・この道の向こうには、”未来がある。希望がある”
右側の絵の紅葉は下に緑色があることで、紅葉した、黄色や橙色が生える。下のつつじの木々ももっと渋い色だったのだが・・・・まあ~これで
いいでしょう。