昨日は水彩画教室でした。
新しい人が、ふたり入ってきました。
先生は、その人らにデッサンの指導をなさってるのを後ろで見ながら聞いてました。
瓶とガラスのコップを描くのに、瓶の横幅を1として高さを測り、スケッチブックのその場所にしるしをつけて、今度はガラスのコップの
横幅を測り、スケッチブックにしるしを付けます、同じく高さにもしるしをつけて、これで、場所の位置が分かったところで、あらかたの大きさを
描きます。コップや瓶の真ん中に縦線を入れて、左右対称に描く。
最近、写真を見て描いていたので、測り棒で測ることをすっかり忘れていました。
娘と孫が横浜へ遊びに行った時に、中華街で撮った写真を見ながら、二人の上半身を6号のスケッチブックに、デッサンしていったのを先生に
見てもらいました。
娘の目が、片方大きくなってたり、二重まぶたがおかしかったり、トックリのセーターの首のあたりに皺がいってるのを画いたら、まるで、二重あごのように
なって見え、また孫の方は、目は上手に描けているけど、頬に影を入れたら、先生は、頬のあたりはもっとシャープになってるから消して書き直し。と・・・
人物は難しい!!
去年、教室から長野の方へスケッチに行った、茅葺の民家を描いていたのを見てもらった。
「その日は、曇天だったけど、光がどっちから来ているか、民家の壁に影を入れなさい。」と言われて、おそるおそるいれてるものだから、薄い色になって
しまう。先生はそれを見て
「もっと濃くしなさい。水彩は、”光と影”で出来栄えが違いますよ」と・・・・・・
「怖くて濃く入れられないわ~・・・せっかくここまで描いたのに失敗するかと思って・・・」というと、先生は
「濃くなりすぎたら、洗面所で洗ってこればいい・・・・」と言われるが・・・・・・それが怖い。
で、先生は、壁の影を入れてくださった。そして、柿の木は上の方の枝は黒っぽいものだからと、セピアと黒を混ぜた色で、枝を描くと、ピッリッとして
絵にメリハリが付いた。
教室の生徒さんたちが、私の水彩を見て
「あすなろさんの水彩は、明るくて綺麗ねえ~わたしのは、色を入れすぎるのか、濁った絵になってしまって・・・・・パレットの中で色を作ってるからかしら」
と言われるが、私も、描き終ったらそのたびにパレットを洗えばいいのだろうが・・・・ケチだからそのままにして、次にまたそれを使ったりしている
「先生が、手を入れてくださったから綺麗なんだわ~」というと、
「私らも、いつも手をいれてもらってるけど、こんなに綺麗にすっきりと描けないわ~」と・・・・・
あすなろさんのような方でも、おそるおそる・・・・・って。失敗するかもという気持ちとてもよく分かる気がしますねえ。
わたしは、”ごつい顔”してるけど、度胸が無いのです。
私たちの先生は、油絵を描いていらしたからか、水彩画も太い筆で、ばさばさと描くことを進めています。
面相筆で。細かく描いてる人のは、あまり評価されません。
でも、写真を見ながら描くと、細かいところまで見えるためついつい細かく描いてしまうのです。
スケッチに行くと、細かいところまで描かないでしょう。
写真を見ながら、状況を把握しながら描いたらいいといわれるんだけど、なかなか・・・ねえ~