突然の「三浦逮捕」ニュースの嵐であった。なんで今頃、こんなニュースが大きく報道されるのか…。はっきり言ってどうでもいいニュースなのだが、それこそ超重大ニュースのように新聞、テレビ、週刊誌などほとんどすべてのジャーナリズムが大きく扱っていた。新聞にしろテレビにしろ、限られた紙面と時間があるので、何かが大きく扱われれば、何かが小さく隅っこに追いやられることになる。ではどんなニュースが小さくなり、国民の目から遠ざけられていったのか。そこん所をよく見て、今の日本のマスコミ≒情報産業の役割を押さえておきたいと思う。
そんな中、数日前の『朝日』に自社の大阪本社ビルを巨大な2つの高層ビルに建て替えるという記事が大きく出ていた。再開発、老朽化、景観、賑わい、防災などがその理由のようで、大阪中之島地区の最大級のビルになるそうである。立派なビルになるのは別に構わない。文句もない。高い購読料と巨額の広告収入で稼いできたものを何に使おうと結構なことである。要は中身である。巨大な高層ビルを建て最新の印刷工場を備え、高度な仕事環境が与えられたとしても、その結果が上記のような報道姿勢としてこれからも表れていくとしたらどうなのでしょうか?と『朝日』に対してジャーナリズムとしての役割をそれなりに期待する1人の読者としては考えてしまうのだが。
それにしても近代建築の大阪朝日ビルや新朝日ビルが建て替えられるのは至極残念!