昨年の11月ごろに企画の相談がありそれから延々8ヵ月、やっと出来上がり、昨日取次への新刊配本を終えました。『聞きたい 知りたい 性的マイノリティ つながりあえる社会のために』(杉山貴士編、A5判 200ページ、定価1500円、初版2500部)。以下にあるとおり、ユニークな執筆陣が多岐にわたり、なかなか衝撃的な内容の本ではないかと思っています。
あまりにも「普通」で、「当然」で、「常識」すぎてまったく何も意識することもないまま、ましてや自身のあり方を表現する「異性愛」という文字・言葉さえ目にすることも、聞くこともなく過ごしてきた圧倒的多数派の私を含む人々にとって、この本はかなりショッキングな内容でしょう。平和と民主主義を愛し、日本国憲法を尊び、自らを自由と民主主義の人と自認する人々にまずは読んでもらいたい。この本を読んだ人はきっと民主主義者としてさらなる深化をとげ、そして今まで以上に優しい気持ちになると思います。
7つの取次へ合計1085部を委託。例によって配本される書店はごくわずか。テーマがテーマだけに扱ってくれる書店はなかなか少ないが、その一方、積極的に置いてくださる書店もあるので、読者のみなさんがどんどん書店へ、あるいはネット書店へ注文をしてもらえればありがたいです。
聞くところでは、著者を招いての講演会などの声も上がっているようで、どうか大いにこのテーマをめぐってのさまざまな動きが各地で広がる、そのなかで本が普及されていくことに、在阪弱小超零細版元としては大いに期待しています。なので、みなさん、ぜひ読んでくださいね・・・。
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