土佐いく子さんの表記の本、第4刷りに突入することになりました。ほんとうにありがたいことです。
初版から5年目になりますが、コツコツと各地で普及が広がっての結果です。今、学校現場では若い先生たちが生活綴り方に注目しています。
「子どもの書いた作文を、子どもに寄り添って丹念に読み、その子の暮らしに心寄せ、そこにある願いをくみとり、愛情かけて励ましていく。これこそ人間を大切にすることであり、人が信じられないともがいている子どもたちが求めていることなのです」
「ありのまま素直に書くことを綴り方は大事にしてきました。(中略)ありのままというのは、人間としてまっとうに成長したいと願う子が、安心して自分を包み隠さず表現することで、自分を見つめている姿なのです。しかし、それには「勇気」がいるのです。その「勇気」は、自分を抱きとめてくれる先生や仲間がいてこそ、生まれます。このことが自立を支えるのです」(本書、第17章より)
学校で、家庭で、子どもたちと向き合う先生やお父さん、お母さん! 一度、この本を読んでみてください。書くこと、表現することの向こうに、子どもたちと歩む明日の教育・子育ての灯りが見えてきます。
*この本についてはコチラです。