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アジア諸国との和解は民衆の力で~米澤清恵さん

2010年11月22日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨日は地元の「吹三・東九条の会 」4周年企画の「韓国、見たまま、聞いたまま、アジアの平和と九条を考える」に参加しました。講師は米澤清恵さん(大韓民国民団西成支部韓国語教師、元中学校英語教員、西成区たちばな九条の会世話人)です。

 米澤さんは退職後、韓国に2年間、韓国語教師になるために語学留学され、そこでの体験を通じて感じたことを話されました。

1.DVD鑑賞『忘れてはならない、絶対に…彼女たちの物語』

2.拉致問題と「慰安婦」問題

3.原爆と韓国人

4.問われる日本人の歴史認識―過去の「とげ」を抜かなければ…

5.「謝らない国」日本のアジア諸国との和解は…民衆の力で乗り越える

6.9条「正義と秩序を基調とする国際平和」を生かす民衆の力で


 お話を聴きながら、以下私のメモからです。

・今の日本政府が直面している問題は、歴史にちゃんと向き合ってこなかった結果であり、私は「慰安婦」問題とはこの歴史を広く問い直すことに寄与する問題ではないか。

・日本も含めて民族主義的な考え方が歴史の重要な時に現れてくる。目をそらされてはいけない。

・拉致問題が現れた時に、「慰安婦」被害者の姜日出さんが言った言葉が忘れられない。被害を強調するだけではいけない。加害者としての立場も認識しないと。

・蓮池透さんの変化に教えられた。偏狭なナショナリズムだけでは解決しない。

・70万人被爆者の内、7万人は韓国人被爆者であるということ。

・12月5日、国際法廷10年目。

・布施辰治と西大門刑務所犠牲者たち。

・広島で韓国人被爆者が差別されていることへの怒り、児童文学「まさこの質問」

・3歳の時に父親を戦争で亡くし父の記憶はない。インパール作戦で死んだ。遺骨は今の彼の地に眠っている。これも戦争の姿。

・拉致問題は戦後のこと、「慰安婦」被害者は戦争中のこと、事情が違うという意見。どう考えるか?

・子どもを連れて行かれた親の気持ちは同じこと。その当時、ハーグ人権条約はすでに発効していた。人間としてどうなのか。戦争中であろうと、なかろうと違いはないのでは?


冒頭に「慰安婦」問題の紙芝居がありました

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