8月9日(火)
腰の痛みはなんとか落ち着いた感じで、気をつけながらの出勤となる。
メールにFAXチェックで仕事を立ち上げる。出庫はAmazon、通販など。電子書籍の契約書をDocu Signという電子契約書方式で確認、署名して送付。電子書籍の契約なので、契約方法も電子化というなんとも不思議な感覚の作業となる。データ屋さんに確認すると該当書籍の電子化作業も順調に進んでいる様子。どんなものに仕上がってくるのか楽しみだ。
いくつかの実務作業のお供は「ポリタスTV」の統一協会話。なんとアメリカやカナダでの寿司店の7割は統一協会関係の店だそうで、年間約500億円を売り上げている。トゥル―ワールドという鮮魚卸会社が差配しているとか。
午後は自叙伝を出したいという方の相談で東大阪へ行く。ご自宅を訪問すると「機関紙協会の小森さんには昔、近江絹糸争議でお世話になった」と、びっくりするようなことを言われた。「ええっ、あの『らくがき帳』ですか?」「そうです。彦根工場から大阪本町の本社に異動になり、そこで組合結成にも参加しました」。近江絹糸争議とは、1954年6月2日から9月16日までの105日間にわたり、近江絹糸紡績(現:オーミケンシ)において発生した大規模な労働争議で、女工哀史的状態に置かれていた特に女性労働者の労働条件をストライキでたたかい要求を実現、労働者側の完全勝利に終わった日本の労働運動史に残るたたかいだ。その中で女工たちの生の声を要求として職場から上げていくための機関紙活動の一環として取り組まれたのが『らくがく帳』で、この取り組みは労働組合運動の中でその後ブームのように広がっていく。本づくりの相談はそんな話から始まっていった。