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イギリスがユーローから離脱したが、過去、大英帝国が君臨した歴史は変わらない。イギリスのインテリジェンスは、特筆…小説と映画で知るだけだが…ものだが、本作も名作の誉れが高いらしい。
作者 グレアム グリーンは、名画「第三の男」(DVDで観ただけだが)を書いた人物で、大戦前から名声があったようだ。冷戦最中の1960年半ばに一旦書き始めて、1970年代に再構築した、そういう、時代背景。
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国と個人の価値観、生き方、同じ作者と知り、納得したような。
日本語の題名を何故付けなかったのか…Google+で意味を調べてみると…錯覚、不注意、近道行為、省略行為などの人間の4つの行動特性を言います。ヒューマンエラーとは ... そういう側面を画いた物語か。
活劇はないが、インターネットでハッキングすれば、何でも出来ちゃうという、ある意味想像力不要の時代。 自らの意図は国家の思惑で思わぬ結末……主人公はそんなん不幸を予見していたんだろうな。
面白く読ませてもらいました。
個人的には、イギリス離脱を機に、イギリスを起点にヨーロッパの歴史を勉強したい気もする。
今、ニュートーキョーでランチをして、前を見ると並んでました。カティーサーク、シングルで780円、ボトルの形が変わったんだ。
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モスクワで主人公がカティーサークでもてなしを受けたときー KGBは趣向を調べて出したのだがー 平和なロンドンの自宅の寛ぎの時を思いだしてこれからの人生を思い失望する。そのとき、名だたるスッコチの名前が列記される……、写真のとおり。
ところで、早川ミステリーは、随分昔…僕が小学生以前…50年以上前の創刊と思っていたが、今年40年と先日、新聞に出ていた。僕が大学1年の時だ、当時、ミステリー読まなかったのか?な。