ヒノキの下で見つかった小さな腐生植物・ホンゴウソウ。高さは2センチかそこら。
「腐生植物」とは光合成をせずに生きている植物のこと。緑色の葉っぱを持っていないので、キノコと間違えられる種類もある。
実は腐生植物の中にはキノコと縁の深いものが多く、たとえば有名なギンリョウソウは、ベニタケの仲間の菌糸から栄養をもらって(要はドロボー)生活していることが知られている。
このホンゴウソウも、キノコではないものの、やはり菌類(アーバスキュラー菌根菌、通称“A菌根菌”)から栄養をもらって生活している。「A菌根菌」なんて聞きなれないかもしれないが、実は地球の生態系を支える重要な菌類グループだ。草・木を問わず、地球上の陸上植物の8割がこの菌たちと菌根を作っている。彼らがいなければ大半の植物は弱るか、あるいは枯れ、緑の地球はあっさり崩壊するかもしれない。縁の下の力持ちだ。
スギやヒノキもキノコとは菌根を作らないが、A菌根はつくる。この小さなホンゴウソウは、どうやらそのA菌根にとりついて栄養をもらっているようだ。
A菌根はあんまり栄養を蓄える力がないからか、そこから栄養をもらっている植物は、とても小さい。
「腐生植物」とは光合成をせずに生きている植物のこと。緑色の葉っぱを持っていないので、キノコと間違えられる種類もある。
実は腐生植物の中にはキノコと縁の深いものが多く、たとえば有名なギンリョウソウは、ベニタケの仲間の菌糸から栄養をもらって(要はドロボー)生活していることが知られている。
このホンゴウソウも、キノコではないものの、やはり菌類(アーバスキュラー菌根菌、通称“A菌根菌”)から栄養をもらって生活している。「A菌根菌」なんて聞きなれないかもしれないが、実は地球の生態系を支える重要な菌類グループだ。草・木を問わず、地球上の陸上植物の8割がこの菌たちと菌根を作っている。彼らがいなければ大半の植物は弱るか、あるいは枯れ、緑の地球はあっさり崩壊するかもしれない。縁の下の力持ちだ。
スギやヒノキもキノコとは菌根を作らないが、A菌根はつくる。この小さなホンゴウソウは、どうやらそのA菌根にとりついて栄養をもらっているようだ。
A菌根はあんまり栄養を蓄える力がないからか、そこから栄養をもらっている植物は、とても小さい。
どんな小さな生き物でも、
地球環境に寄与しているんですね。
美しいな。
きんこんきんて読むのでしょか
ひらがなで書くとなんとなく楽しい。
普段あまりキノコ的魅力の感じられない
杉・檜林が、楽しみになります^^
自分も本で勉強して頭ではわかっていたものの、目にすることがないので、ぜんぜん意識できなかったんですよね。こうしてこの小さな植物を見ることで初めて意識できたように思います。
そうそう、キン・コン・キン ですよ。
いい響きでしょ^^
A菌根菌ってどこにでもいる菌類だから、可能性だけならどこにだってありますよ!
とはいえ、スギ・ヒノキだったら近所に嫌というほど生えてるので、新しい魅力見つけるのには大賛成!(笑)