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しらす・・・王の余りのモノのサカナ・・・

2016-05-11 23:39:25 | 古事記字源

 ・・・昨日は「かすべ」と「蝦夷=北海道」の形だったが・・・「王余魚=しらうお・オウヨギョ=王餘魚」を調べていたら、「ヒラメをも含めた言い方」、「シラウオ(shirauo)シラウオ科の体長十センチほどの小魚。干し魚として美味しい」・・・「白子(しらす・Whitebait)」?・・・「カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・イカナゴ・ウナギ・キビナゴ、アユ・ニシンなど、体に色素がなく白い稚魚の総称」・・・
 「シラス(白砂、白州)=九州南部一帯に厚い地層として分布する細粒の軽石や火山灰」、「白砂台地=九州南部、 鹿児島県を中心に分布する・シラスでおおわれた台地で、台地上には、霧島山、桜島などからの火山灰が厚さ数メートル堆積」、「北海道の支笏湖周辺や、東北地方の十和田湖周辺もシラスと呼ばれたことがある」・・・
 「シラス=西暦50年頃に活躍した初代教会の預言者、伝道者、聖人。ローマ市民・バルナバの代りにパウロの第2回伝道旅行に随行し、ガラテア、トロアス、ピリピ (パウロとともに入牢)・使徒行伝」・・・
 「白州次郎=白洲次郎(1902年2月17日~1985年11月28日)」は、「兵庫県芦屋市出身・放蕩息子・1929年(昭和4年)、英字新聞の『ジャパン・アドバタイザー』に就職し記者・終戦連絡中央事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官、東北電力会長などを歴任・連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近・終戦連絡中央事務局や経済安定本部の次長を経て、商工省の外局として新設された貿易庁の長官を務めた・吉田茂の側近として連合国軍最高司令官総司令部と渡り合う・憲法改正案(松本案)がGHQの拒否にあった際に、GHQ草案(マッカーサー案)を提示された・吉田政権崩壊後は、東北電力の会長を務めるなど多くの企業の役員を歴任」・・・
 「お白洲(おしらす)=江戸時代の奉行所などの訴訟機関における法廷が置かれた場所」・・・江戸幕府書院番、目付、山田奉行、普請奉行、江戸南町奉行、寺社奉行兼奏者番の「大岡忠相越前守」、桜吹雪の入れ墨(刺青)の「遠山金四郎景元」は「北町奉行、南町奉行、大目付」・・・
 「能舞台と観客席との間の、砂利を敷きつめた所」・・・
 以下はブログ記事で見付けたモノで「日本の旬・魚のお話(春の魚-12)・真子鰈(まこがれい)」から・・・参考、参照として少々改作して抜粋添付・・・
ーーーーー
 王余魚
  ↓↑
 中国では、
 ヒラメ(鮃)の・・・・・・平目・日等目
              比等馬・秘等愛
 二つの眼が・・・・・・・・二つ目・附他通米(国)
 並んでいることから・・・・并・倣部
 「比目魚」というが、
  ↓↑
 カレイは
 「王余(餘)魚」と呼ばれ、・・・餘=あまる・あます
                   あまり
                   われ
 この名は、
 春秋時代
 (日本の縄文晩期)の話に由来する。
 越の王
 「勾踐(コウセン・クセン)」は
 船料理で
 魚を片身だけ・・・・・・真名(漢字)の扁・旁
 食べて海に捨てていたが、
 捨てる片身は
 骨付きの方とみえて、・・・乞付記・胡通符紀
              故椄附
 その半身が・・・・・・・・中身・中味・中見
 水中で元気良く泳ぎ出し、
 魚になったという。
 これ以来、この魚を
 王が余って捨てた魚として
 「王余(餘)魚」と呼ぶようになった。
 青森空港の南西約4kmあたりに、
 「王余魚沢(かれいざわ)」・・・王の贏の圄宅(魚拓)
                衍(衍字・衍文)の他句
                敷衍・衍義
 という地名があり、
 縄文時代の遺跡である青森市内の
 三内円山遺跡と結びつきがあるのか謎である」
  ↓↑
 命名
 『大和本草』に
 「此魚
  背黒く
  腹白くして
  魚の半斤の如し、
  カタワレウオ・・・・・掛多和例眞名(漢字)
  と云う意にて略して
  カレイと名づく。・・・魪・鰔・鰈・・・掛例
  目は一処に二つあり近し」・・・寄り目
  ↓↑
 『広辞林』に
 「韓鰾
 (カンヒョウ・からかれい)の約。・・・揶揄の例の訳
  朝鮮近海に多く産するより、いう」
 『漢和辞典』に
 「鰈域の約。
  鰈域は朝鮮の別名、
  朝鮮の近海で
  鰈が多く獲れるのでいう」
  ↓↑
 「韓鰾」の意は
 「エイ」より旨い「エイ型の魚」
 or
 朝鮮近海に多い
 「エイ型の魚」という二つの意味にとれ、
 このどちらかが
 「カレイ」の語源と思われる。
 漢字は
 「蝶」のように
 薄すっぺらい魚から、
 「鰈」の字が当てられた・・・
  ↓↑
 地方名
 アマテ(瀬戸内・鹿児島)
 「アマテ」とは
 手が脹れて病むこと、
 また、
 手のことを方言で言う。
 カレイにしては身が厚く、
 脹れた手の形に似た魚形から。
  ↓↑
 ウソ(富山)
 藁製の
 足半草藁・・・・・・・ソクハンソウコウ
 (あしなか草鞋)・・・芯緒を利用して
            鼻緒を前で結んだ
            小さな形のわら草履
            大きさが足裏の
            なかばほどしかないので
            アシナカと呼ばれ
            長草履と区別している
            足裏に密着し
            鼻緒が丈夫なため
            滑り止めとし武士階級が利用
            走り易いようにの
            踵(かかと)の部分のない
            短い草履(ぞうり)
            足半草履
            半物草(はんものぐさ)
 のことを方言で
 「ウソ」という・・・・促判草稿(下書)?
 それに似た
 形や感触からの呼名。
  ↓↑
 チクラ(仙台)
 「チクラ」とは、
 九州の筑紫と
 朝鮮の新羅のことを言い、
 転じて
 この間にあるものを意味する。・・・百済・対馬・壱岐
 つまり、
 「どちらともつかず」の意・・・文禄・慶長の役
                壬辰・丁酉の倭乱
                の「対馬」の立場?
  ↓↑
 クチボソ(富山)
 口が小さいことから。
  ↓↑
 タバコアサバ(富山)
 煙草の香に似た魚の意
 アサバは
 カレイ類の異称。
  ↓↑
 ホウショウ(七尾)
 体表に多数の斑点や斑紋のあることから、
 「疱瘡魚」の意で呼ぶ・・・疱瘡(ホウソウ)・瘡蓋
  ↓↑
 メダマ(山口)
 両眼が接近して
 大きく突き出ているため。
  ↓↑
 城下かれい(大分県日出)・・・日出=ヒジ=秘事・肱・肘
 別府湾の最奥にある
 日出町の海で獲れる
 マコガレイ。
 名前の由来は、
 日出藩の城主
 木下氏の居城前の海で獲れる
 カレイだから
 木下家の家老の日誌には、
 江戸時代の
 参勤交代の折には将軍家に・・・参斤=食パン3斤=一本分
                纂(簒)筋、一本文の交替
              簒=サン・奪う・うばいとる
                横取り・簒奪・簒立
 干し物を献上し、
 また4年毎の閏年は
 活魚で献上したという。
 物流コストは、
 大阪までが50両、
 大阪から江戸まで200両だった・・・
 早馬では海水を浸した
 厚紙に包んで箱に入れて配送した・・・
 日出-(船)-室津(兵庫県)~(手漕ぎ船)~
 大阪-(早馬)-江戸
  ↓↑
 英名
 Marbled sole(マコガレイ)
 Brown soie(マガレイ)
 カレイ目カレイ科マコガレイ属マコガレイ
 日本近海に約80種
 カレイ科の
 御三家は
 マガレイ、マコガレイ、イシガレイ
 続いて
 ソウハチ、ムシ、メイタ、
 マツカワ、ヤナギムシ、
 ナメタ、ヌマガレイ、オヒョウ、
 アブラ、ヒレグロ、
 アカバ、アサバ、カラスガレイ
 等など・・・さかな(魚)
       肴=「メ+有=爻(コウ・メ乂)+月(肉)」
             骨(爻・交)付きの肉
             爻=まじわる・コウ・ギョウ
               一本の横棒「-」を陽爻、
               隙間の横棒「--」を陰爻
               爻を縦に
               三つ組み合わせて卦
               爻は陰陽の2通りがあるので
               三爻で八卦を表す
        「酒を飲む際に添える食べ物」
        「調理した骨つきの肉・魚」
        「肉や魚を使った料理」
        「酒を飲む時、副える料理(つまみ)」
         おかず=御数・数を取り揃える意
             混ぜ合わせる意の
            「糅(かて・まじ)」る
            「糅てて加えて=かててくわえて」
            「御巡り(おまわり・おめぐり)」
      さかな=「酒菜(野菜)・酒肴(肉)・酒魚」
 ↓↑ 
 形態
 口が小さいのが特徴。
 マガレイとの違いは、
 マコガレイには
 両眼の間の鱗(うろこ)がなく、
 吻部(フンブ・ブンブ)が
 マガレイに比べて円くない。
 マコガレイには
 無眼側の
 縁辺(エンペン)部に
 沿って走る
 淡黄色の帯もない。
  ↓↑
 水深40mから数mの
 砂泥質の海底に棲息。
 雑食性
 底生生物が主食で定着性がある。
  ↓↑
 産卵・・・散乱・燦爛・・・参考の覧(阿蘭陀)?
 瀬戸内海では
 10月中旬頃から釣れ出し、
 産卵のために浅場に接岸し
 「のぼりガレイ」という。
 殆どのカレイは
 浮性卵だが、
 マコガレイは
 付着性卵・・・
 産卵を終えた
 カレイは
 再び接岸(セツガン)・・・岸(吉士)に接する
 これを
 「もどりガレイ」といい、・・・摸訳理臥例?
 桜の開花時期にあたるので、
 「花見ガレイ」とも呼ばれている。
  ↓↑
 成長
 稚魚は普通の魚と同じ様に泳いでいるが、
 2~3週間経って体長4mmぐらいなると
 左目が移動を開始し、
 体長1cm頃には
 頭のてっぺんに移動し
 ヒレ(鰭)が形成され始める。
 体長1.3cmほどになり、
 左目と右目が並ぶころには、
 これまで垂直だった体が
 左傾し、
 扁平形となって海底に着定
  ↓↑
 底生生活では
 ゴカイ類などの・・・誤解の類い
 多毛類・・・・・・・蝦夷、アイヌの多毛人
 二枚貝類、・・・・・似交意の類い
 クモヒトデ類、・・・蜘蛛(熊)人出
 魚類などを摂取
 摂食は昼間
 わずかに
 頭部を浮かして体を静止させ、
 餌に対して
 口吻を延ばし吸い込むようにして捕食
  ↓↑
 左ヒラメに右カレイ
 見分けの
 目安にそう呼ばれているが、
 例外もあって、
 ヌマガレイは
 ヒラメと同じ側に眼がある。
 また、
 ヒラメ類なのに
 メガレイ、ナンヨウガレイ、
 ホウズガレイ、アラメガレイ
 などという名の魚もいる。
ーーーーー
 ・・・

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カレイの同音異字は華麗・華麗・佳麗・家例・・・鰈・鰔・魪

2016-05-11 05:01:37 | 古事記字源

 ・・・「かすべ・カスベ」とは、北海道で「メガネカスベ(眼鏡糟倍)」などの「エイ」類を指した言葉で、北海道で獲れるモノに「ガンギ(雁木)エイ(かすべ)」、「メガネカスベ(真カスベ・本カスベ)」と「ドブカスベ(水カスベ)」と呼ばれている種類があるらしい。「岩内では、メスをマカスベ、オスをドンと呼んで区別」しているらしい・・・「眼鏡貸(めがねかす)べ」、「交化素(まかす)べ」、「本貸す(ほんかす)べ」?・・・「マカスベ(真滓(糟)べ)」は「任す・巻かす・蒔かす・播かす・撒かす・負かす」の「べ=部・邊(辺)・俳・弊・倍・唄」・・・「かすべ(エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」
ーーーーー
 ↓↑
 鱏(魚+覃)、・・・・覃=ドン・タン・シン・エン
              うまい・するどい
              およぶ・のびる
              ひく・ふかい
        譚=物語  ↓↑
              覃=襾(鹵・塩)+亯(早)
              亯=亠+口+日(曰)
               つぼ(壺・壷・坩)ならば
               塩漬けの容器だろう・・・
 鱝(魚+賁)、・・・・賁=ヒ・フン
              かざる・かざり
              美しい彩(あや)もよう
六十四卦の一
大きい
奔(はし)る・・・奔放・奔流
                      火砕流・土石流
              山に掛かる落日の夕陽・・・?
              噴火だろう…?・・・噴煙?
              or
              憤怒、
墳墓カモ・・・?
山火賁(賁 離下 艮上)
              上九、白賁。无咎
             「白賁」は白雲(白煙)か、
                  白雪か、雪崩か?
              咎(罪)め無し・・・潔白?
              自然災害は咎める事が出来ない
 鰩(魚+䍃)・・・・・䍃=ヨウ・長く揺(ゆ)れる
     遙・搖)、・・遥=ヨウ・エウ(はるか・さまよう)
            揺=ヨウ・エウ(ゆれる・ゆする)
              地震(第一類・天文事変)
              地震を云ふ
              恐喝・かつあげ
 海鷂魚=海+䍃+鳥+魚・・・鷂(はしたか・ハイタカ)
            兄鷂(このり)=ハイタカの雄
           「疾(はやき・とき)鷹」が語源?
           「オス(兄鷂)は背面が灰色
            腹面に栗褐色の横縞」
           「メス(鷂)」は背面が灰褐色
            腹面の横縞が細かい」
           ならば、
           「灰褐色の鷹」が語源だろう・・・?
 ↓↑
 「エイ」とは「䍃(ヨウ・エウ)の魚」のコトである。すなわち、海中、海底に「ひらひらと揺(ゆ)らめく灰褐色の魚」である。
 「かすべ」
 の名前の由来だが、ブログ記事(秋田のかすべ料理・永井登志樹氏)によれば「米の商売を牛耳っていた近江商人が、「唐(から)の貝(かい・バイ・ハイ・shale)」だといって法外な値段で売りつけたことに由来」するらしいが、「カラカイ」が「かすべ」に繋がる理由説明にはなっていないが、「からかい」=「揄(からかう・揶)=揶揄(ヤユ)=冗談」なのか、実際に法外な商売(売買交換)したのか?・・・更に「かすべ」の語源は「安くて不味(まず)い魚の滓(カス)」という意味から名付けられたという説も述べている。「かすべの干物は関西地方では肥料として使われていた」とも。すると、前説は「ジョーク」だろう・・・だが、「酒粕・酒糟」の「かす=粕・糟」ならば「魚の粕(糟)漬け」である・・・


ーーーーー
 以下は「津軽のことば・231~240・鳴海助一氏」のブログ記事だが・・・
 ↓↑
ーーーーー
 「かしべ」(2)
 総合日本民俗語彙第一巻・三五一頁の説明がおもしろい。
 ↓↑
 「かすべ(漁)=菅江真澄
  の
  天明五年=1785年(一七〇年前)初秋の旅行記に、
       2016-1785=231・・・1955年の記録
  津軽の
  大鰐(おおわに・ダイガク)で、・・・「ワニ」である?
  カスベというのは
  王余魚の類で、
 「カスエイ」という
  魚の乾肉(カンジク)である。・・・眞名(魚)の
                  訓所為(燻製)?
  ・・・ここにとあつて夏の頃、
  エゾ(蝦夷)人がこれを捕って、
  秋味(アキアジ)に積んで来るという。(外ヶ浜風)。
  秋味というのは
  秋の頃
  北海道松前から来る船のことだが、
 「カスベ」という名前も、アイヌ語の
 「カシュムベ」と同じ意味のものか
 ↓↑
 去々。また同書に、
 「カスベキ」(漁)=壱岐で鯛(たい)の子をいう、
 とも書いてある。
 また、平凡社大辞典の一説には、
 「粕倍えい・かすべえい」の下の語を略して
 「かすべ」という、とあるが、
 その
 「粕倍」も、前掲の
 「カシュムベ」の転訛の
 「カスベ」の当て字かとも考えられる。
 同書にはまた、
 「雁木(ガンギ)えい類」の方言(東北地方)、
 とも記している。
 なお、
 「王余魚」は、
 「カラエヒ・カラエイ」と読み、
 約(つづ)めて
 「カレイ」となり、
 津軽方言では
 「カレ」と短かくいうようだ。
 これは
 「鰈」の字を当てる。
 要するに
 「かすべ」は
 「鰈」・・・・鰈=魚+枼(ヨウ・テウ・チョウ)
          枼=世+木
            うすいきふだ
            薄くて平ぺったいモノ
 即ち
 「カラエヒ」の一種だ、ということになる。
 源順の和名抄(一〇〇〇年前)にも、
 「加良衣比・俗に加礼比」
 とある。
 「エヒ」の漢字は、むりに示そうとすれば、
 魚扁に「賁」の字などがあるが、
 あまりクドくなるから省略する。
ーーーーー
 と、あった・・・多分、
 「エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」は「鰈(かれい)」の類いなんだろう。その大きい魚が「かすべ=滓倍・糟倍・粕倍」とした・・・?・・・
 「和名類聚抄=和名抄=倭名抄」は
 「分類体漢和対照辞書
  源順(みなもとのしたごう)撰(せん)」で
 承平年間(931~938)ごろの成立したらしい・・・
 「源に順(したが)って撰(えらべ)」とは哂っちゃうけれど、
 「加良衣比・加礼比」の漢字の意味通りに考えれば、
 「良い衣(ころも)比べ、加える」
 「禮を比べ、加える」
 である・・・
 で、
 ボクなら
 「かすべ=化術(掛術・仮術)」
 と漢字を当てて説明したいのだが、
 北海道方言の「べ」だが、
 「・・・うんだべ(や・か)、
  ・・・そうだべ(や・か)、
  ・・・やるべ(や・か)、
  ・・・しないべ(や・か)、
  ・・・あるべ(や・か)、
  ・・・ないべ(や・か)」
 は断定、推量、あるいは、促がしのコトバである・・・
 北海道は幕末、明治初期の「文明開化」の最先端の洗礼の地で、その地名は
 「松浦武四郎(文化十五年二月六日=1818年3月12日~明治二十一年=1888年2月10日・71歳歿)」
 が名付け親である・・・そして、「地図」として明らかにしたのは
 「上総国山辺郡小関村(千葉県山武郡九十九里町小関)」
 で生まれた
 「伊能忠敬(延享二年一月十一日=1745年2月11日~文化十五年四月十三日=1818年5月17日・73歳没)」
 で、前回、言及した
 「千葉」の・・・千字文、撰の言葉?・・・和邇←鰐?
 「九十九里浜」
 の生まれである・・・
 そして、
 「最上徳内(宝暦四年=1754年~天保七年九月五日=1836年10月14日)」
 「近藤重蔵(明和八年=1771年~文政十二年六月十六日=1829年7月16日)」
 「間宮林蔵(安永九年=1780年~天保十五年二月二十六日=1844年4月13日)」
 などである・・・
 ダイタイからして「北海道=蝦夷」の地形は、ナゼ、「かすべ=エイ」に似ていると云われたのかは、「蝦夷地の地図の全地形」を俯瞰、鳥瞰できた後のコトである・・・「サカナのカスベ」の名前は「北海道の地図」が作成される前に命名されていたのか、どうなのか?・・・アイヌ語(東北語)がオリジナルで、「カシュムベ」であろうが、これを「かすべ」として漢字の「糟倍・粕倍・滓倍」としたのは幕末の人間だろう・・・そして、明治の文明、文化である・・・
 「カレイ(鰈・かれい )」は「かれい・カレイ」であって、「かす(糟・粕・滓)べ(倍)=エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」ではない・・・
 ↓↑
ーーーーー
 エイ(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)
 板鰓亜綱に属する軟骨魚類の
 鰓裂が
 体の下面に開くものの総称
 鰓裂が側面に開く
 サメ(鮫)とは区別される
 約530種
 世界中の海洋の
 暖海域から極域まで広く分布
 一部は淡水にも適応
 一般的に上下に扁平な体型
 細長い尾、
 5~6対の鰓
 多くは卵胎生
 尾の棘に毒を持つ種類も
 サメの一部の系統から
 底生生活に適応して進化した系統のひとつ
 トビエイのように
 二次的に遊泳生活に戻ったものもある・・・
 ↓↑
 サカタザメのように
 サメという名を持つものもある
 区別点は、
 サメは頭部後方側面に開く鰓裂
 エイでは腹面に開く
 両眼の後ろに水の取り込み口が開く
 一般的なエイは頭部から胴部と
 胸びれが一体になって全体が扁平
 大きく水平に広がった
 胸びれの縁の薄い部分を
 波打たせて遊泳
 肛門はその後端に開き、
 腹びれ、尻びれはその近くにまとまる
 それ以降の尾部は急に細くなり、
 後端は細長くなって終わり、
 尾びれはないものも多い・・・
 背びれが退化するものも多く、
 アカエイなどでは
 毒針に変化している
 多くのエイで
 体の外周付近は体盤(たいばん)
 エイの大きさを表す用語として、
 縦の長さ
 (吻端から胸鰭の末端までの長さ)は
 「体盤長(たいばんちょう)」、
 横幅(両胸鰭間の最大幅)は
 「体盤幅(たいばんふく)」で表される
 ↓↑ 
 ノコギリエイ
 体は厚みがあって細長い
 ガンギエイなどは
 エイらしい姿ではあるが、
 尾びれははっきりとしている
 ↓↑
 おとなしく、
 砂底の
 貝などを食べる
 底性の種は
 砂に潜ることができるものも多い
 ↓↑
 淡水エイは熱帯魚として観賞・・・
 サメと同様に
 尿素を体液の浸透圧調整に用いている
 組織には尿素が蓄積され
 鮮度が下がると
 加水分解してアンモニアを生じる
 ガンギエイのヒレを
 乾物にしたものは
 「エイヒレ」と呼ばれる
 エイの皮革は、
 日本刀の柄や革製品に利用
 エイの棘を
 矢につける鏃にしたものが
 古墳時代の遺跡から発見されている
 ↓↑
 秋田県や山形県、
 北海道では、
 ヒレの軟骨部分の干したものを
 長時間煮て
 甘辛く煮付けたものを
 「かすべ(秋田)」
 「からかい(山形)」
 と呼ぶ
 ↓↑
 北海道では
 「カスベ」とは、
 「メガネカスベ」などの
 エイ類を指した言葉で
 下処理済みの状態で販売
 「カスベ」と呼ばれている
 ヒレの軟骨部分を長時間煮て
 甘辛く煮付けたものを
 「カスベの煮付け」と呼ぶ
 ↓↑
 「アカエイ」などは
 背びれが毒針に変化している
 ↓↑
 「シビレエイ」は
 強力な電気を発する
 ↓↑
 サメ亜区 Selachii →サメ
 エイ亜区 Batoidea
 シビレエイ目
 ノコギリエイ目
 ガンギエイ目
 トビエイ目
ーーーーー
 ・・・ひェ~ッ・・・今現在、5月11日の朝の5時・・・寝なくちゃぁ~・・・

 

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