・・・昨日は「かすべ」と「蝦夷=北海道」の形だったが・・・「王余魚=しらうお・オウヨギョ=王餘魚」を調べていたら、「ヒラメをも含めた言い方」、「シラウオ(shirauo)シラウオ科の体長十センチほどの小魚。干し魚として美味しい」・・・「白子(しらす・Whitebait)」?・・・「カタクチイワシ・マイワシ・ウルメイワシ・イカナゴ・ウナギ・キビナゴ、アユ・ニシンなど、体に色素がなく白い稚魚の総称」・・・
「シラス(白砂、白州)=九州南部一帯に厚い地層として分布する細粒の軽石や火山灰」、「白砂台地=九州南部、 鹿児島県を中心に分布する・シラスでおおわれた台地で、台地上には、霧島山、桜島などからの火山灰が厚さ数メートル堆積」、「北海道の支笏湖周辺や、東北地方の十和田湖周辺もシラスと呼ばれたことがある」・・・
「シラス=西暦50年頃に活躍した初代教会の預言者、伝道者、聖人。ローマ市民・バルナバの代りにパウロの第2回伝道旅行に随行し、ガラテア、トロアス、ピリピ (パウロとともに入牢)・使徒行伝」・・・
「白州次郎=白洲次郎(1902年2月17日~1985年11月28日)」は、「兵庫県芦屋市出身・放蕩息子・1929年(昭和4年)、英字新聞の『ジャパン・アドバタイザー』に就職し記者・終戦連絡中央事務局次長、経済安定本部次長、貿易庁長官、東北電力会長などを歴任・連合国軍占領下の日本で吉田茂の側近・終戦連絡中央事務局や経済安定本部の次長を経て、商工省の外局として新設された貿易庁の長官を務めた・吉田茂の側近として連合国軍最高司令官総司令部と渡り合う・憲法改正案(松本案)がGHQの拒否にあった際に、GHQ草案(マッカーサー案)を提示された・吉田政権崩壊後は、東北電力の会長を務めるなど多くの企業の役員を歴任」・・・
「お白洲(おしらす)=江戸時代の奉行所などの訴訟機関における法廷が置かれた場所」・・・江戸幕府書院番、目付、山田奉行、普請奉行、江戸南町奉行、寺社奉行兼奏者番の「大岡忠相越前守」、桜吹雪の入れ墨(刺青)の「遠山金四郎景元」は「北町奉行、南町奉行、大目付」・・・
「能舞台と観客席との間の、砂利を敷きつめた所」・・・
以下はブログ記事で見付けたモノで「日本の旬・魚のお話(春の魚-12)・真子鰈(まこがれい)」から・・・参考、参照として少々改作して抜粋添付・・・
ーーーーー
王余魚
↓↑
中国では、
ヒラメ(鮃)の・・・・・・平目・日等目
比等馬・秘等愛
二つの眼が・・・・・・・・二つ目・附他通米(国)
並んでいることから・・・・并・倣部
「比目魚」というが、
↓↑
カレイは
「王余(餘)魚」と呼ばれ、・・・餘=あまる・あます
あまり
われ
この名は、
春秋時代
(日本の縄文晩期)の話に由来する。
越の王
「勾踐(コウセン・クセン)」は
船料理で
魚を片身だけ・・・・・・真名(漢字)の扁・旁
食べて海に捨てていたが、
捨てる片身は
骨付きの方とみえて、・・・乞付記・胡通符紀
故椄附
その半身が・・・・・・・・中身・中味・中見
水中で元気良く泳ぎ出し、
魚になったという。
これ以来、この魚を
王が余って捨てた魚として
「王余(餘)魚」と呼ぶようになった。
青森空港の南西約4kmあたりに、
「王余魚沢(かれいざわ)」・・・王の贏の圄宅(魚拓)
衍(衍字・衍文)の他句
敷衍・衍義
という地名があり、
縄文時代の遺跡である青森市内の
三内円山遺跡と結びつきがあるのか謎である」
↓↑
命名
『大和本草』に
「此魚
背黒く
腹白くして
魚の半斤の如し、
カタワレウオ・・・・・掛多和例眞名(漢字)
と云う意にて略して
カレイと名づく。・・・魪・鰔・鰈・・・掛例
目は一処に二つあり近し」・・・寄り目
↓↑
『広辞林』に
「韓鰾
(カンヒョウ・からかれい)の約。・・・揶揄の例の訳
朝鮮近海に多く産するより、いう」
『漢和辞典』に
「鰈域の約。
鰈域は朝鮮の別名、
朝鮮の近海で
鰈が多く獲れるのでいう」
↓↑
「韓鰾」の意は
「エイ」より旨い「エイ型の魚」
or
朝鮮近海に多い
「エイ型の魚」という二つの意味にとれ、
このどちらかが
「カレイ」の語源と思われる。
漢字は
「蝶」のように
薄すっぺらい魚から、
「鰈」の字が当てられた・・・
↓↑
地方名
アマテ(瀬戸内・鹿児島)
「アマテ」とは
手が脹れて病むこと、
また、
手のことを方言で言う。
カレイにしては身が厚く、
脹れた手の形に似た魚形から。
↓↑
ウソ(富山)
藁製の
足半草藁・・・・・・・ソクハンソウコウ
(あしなか草鞋)・・・芯緒を利用して
鼻緒を前で結んだ
小さな形のわら草履
大きさが足裏の
なかばほどしかないので
アシナカと呼ばれ
長草履と区別している
足裏に密着し
鼻緒が丈夫なため
滑り止めとし武士階級が利用
走り易いようにの
踵(かかと)の部分のない
短い草履(ぞうり)
足半草履
半物草(はんものぐさ)
のことを方言で
「ウソ」という・・・・促判草稿(下書)?
それに似た
形や感触からの呼名。
↓↑
チクラ(仙台)
「チクラ」とは、
九州の筑紫と
朝鮮の新羅のことを言い、
転じて
この間にあるものを意味する。・・・百済・対馬・壱岐
つまり、
「どちらともつかず」の意・・・文禄・慶長の役
壬辰・丁酉の倭乱
の「対馬」の立場?
↓↑
クチボソ(富山)
口が小さいことから。
↓↑
タバコアサバ(富山)
煙草の香に似た魚の意
アサバは
カレイ類の異称。
↓↑
ホウショウ(七尾)
体表に多数の斑点や斑紋のあることから、
「疱瘡魚」の意で呼ぶ・・・疱瘡(ホウソウ)・瘡蓋
↓↑
メダマ(山口)
両眼が接近して
大きく突き出ているため。
↓↑
城下かれい(大分県日出)・・・日出=ヒジ=秘事・肱・肘
別府湾の最奥にある
日出町の海で獲れる
マコガレイ。
名前の由来は、
日出藩の城主
木下氏の居城前の海で獲れる
カレイだから
木下家の家老の日誌には、
江戸時代の
参勤交代の折には将軍家に・・・参斤=食パン3斤=一本分
纂(簒)筋、一本文の交替
簒=サン・奪う・うばいとる
横取り・簒奪・簒立
干し物を献上し、
また4年毎の閏年は
活魚で献上したという。
物流コストは、
大阪までが50両、
大阪から江戸まで200両だった・・・
早馬では海水を浸した
厚紙に包んで箱に入れて配送した・・・
日出-(船)-室津(兵庫県)~(手漕ぎ船)~
大阪-(早馬)-江戸
↓↑
英名
Marbled sole(マコガレイ)
Brown soie(マガレイ)
カレイ目カレイ科マコガレイ属マコガレイ
日本近海に約80種
カレイ科の
御三家は
マガレイ、マコガレイ、イシガレイ
続いて
ソウハチ、ムシ、メイタ、
マツカワ、ヤナギムシ、
ナメタ、ヌマガレイ、オヒョウ、
アブラ、ヒレグロ、
アカバ、アサバ、カラスガレイ
等など・・・さかな(魚)
肴=「メ+有=爻(コウ・メ乂)+月(肉)」
骨(爻・交)付きの肉
爻=まじわる・コウ・ギョウ
一本の横棒「-」を陽爻、
隙間の横棒「--」を陰爻
爻を縦に
三つ組み合わせて卦
爻は陰陽の2通りがあるので
三爻で八卦を表す
「酒を飲む際に添える食べ物」
「調理した骨つきの肉・魚」
「肉や魚を使った料理」
「酒を飲む時、副える料理(つまみ)」
おかず=御数・数を取り揃える意
混ぜ合わせる意の
「糅(かて・まじ)」る
「糅てて加えて=かててくわえて」
「御巡り(おまわり・おめぐり)」
さかな=「酒菜(野菜)・酒肴(肉)・酒魚」
↓↑
形態
口が小さいのが特徴。
マガレイとの違いは、
マコガレイには
両眼の間の鱗(うろこ)がなく、
吻部(フンブ・ブンブ)が
マガレイに比べて円くない。
マコガレイには
無眼側の
縁辺(エンペン)部に
沿って走る
淡黄色の帯もない。
↓↑
水深40mから数mの
砂泥質の海底に棲息。
雑食性
底生生物が主食で定着性がある。
↓↑
産卵・・・散乱・燦爛・・・参考の覧(阿蘭陀)?
瀬戸内海では
10月中旬頃から釣れ出し、
産卵のために浅場に接岸し
「のぼりガレイ」という。
殆どのカレイは
浮性卵だが、
マコガレイは
付着性卵・・・
産卵を終えた
カレイは
再び接岸(セツガン)・・・岸(吉士)に接する
これを
「もどりガレイ」といい、・・・摸訳理臥例?
桜の開花時期にあたるので、
「花見ガレイ」とも呼ばれている。
↓↑
成長
稚魚は普通の魚と同じ様に泳いでいるが、
2~3週間経って体長4mmぐらいなると
左目が移動を開始し、
体長1cm頃には
頭のてっぺんに移動し
ヒレ(鰭)が形成され始める。
体長1.3cmほどになり、
左目と右目が並ぶころには、
これまで垂直だった体が
左傾し、
扁平形となって海底に着定
↓↑
底生生活では
ゴカイ類などの・・・誤解の類い
多毛類・・・・・・・蝦夷、アイヌの多毛人
二枚貝類、・・・・・似交意の類い
クモヒトデ類、・・・蜘蛛(熊)人出
魚類などを摂取
摂食は昼間
わずかに
頭部を浮かして体を静止させ、
餌に対して
口吻を延ばし吸い込むようにして捕食
↓↑
左ヒラメに右カレイ
見分けの
目安にそう呼ばれているが、
例外もあって、
ヌマガレイは
ヒラメと同じ側に眼がある。
また、
ヒラメ類なのに
メガレイ、ナンヨウガレイ、
ホウズガレイ、アラメガレイ
などという名の魚もいる。
ーーーーー
・・・
・・・「かすべ・カスベ」とは、北海道で「メガネカスベ(眼鏡糟倍)」などの「エイ」類を指した言葉で、北海道で獲れるモノに「ガンギ(雁木)エイ(かすべ)」、「メガネカスベ(真カスベ・本カスベ)」と「ドブカスベ(水カスベ)」と呼ばれている種類があるらしい。「岩内では、メスをマカスベ、オスをドンと呼んで区別」しているらしい・・・「眼鏡貸(めがねかす)べ」、「交化素(まかす)べ」、「本貸す(ほんかす)べ」?・・・「マカスベ(真滓(糟)べ)」は「任す・巻かす・蒔かす・播かす・撒かす・負かす」の「べ=部・邊(辺)・俳・弊・倍・唄」・・・「かすべ(エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」
ーーーーー
↓↑
鱏(魚+覃)、・・・・覃=ドン・タン・シン・エン
うまい・するどい
およぶ・のびる
ひく・ふかい
譚=物語 ↓↑
覃=襾(鹵・塩)+亯(早)
亯=亠+口+日(曰)
つぼ(壺・壷・坩)ならば
塩漬けの容器だろう・・・
鱝(魚+賁)、・・・・賁=ヒ・フン
かざる・かざり
美しい彩(あや)もよう
六十四卦の一
大きい
奔(はし)る・・・奔放・奔流
火砕流・土石流
山に掛かる落日の夕陽・・・?
噴火だろう…?・・・噴煙?
or
憤怒、
墳墓カモ・・・?
山火賁(賁 離下 艮上)
上九、白賁。无咎
「白賁」は白雲(白煙)か、
白雪か、雪崩か?
咎(罪)め無し・・・潔白?
自然災害は咎める事が出来ない
鰩(魚+䍃)・・・・・䍃=ヨウ・長く揺(ゆ)れる
遙・搖)、・・遥=ヨウ・エウ(はるか・さまよう)
揺=ヨウ・エウ(ゆれる・ゆする)
地震(第一類・天文事変)
地震を云ふ
恐喝・かつあげ
海鷂魚=海+䍃+鳥+魚・・・鷂(はしたか・ハイタカ)
兄鷂(このり)=ハイタカの雄
「疾(はやき・とき)鷹」が語源?
「オス(兄鷂)は背面が灰色
腹面に栗褐色の横縞」
「メス(鷂)」は背面が灰褐色
腹面の横縞が細かい」
ならば、
「灰褐色の鷹」が語源だろう・・・?
↓↑
「エイ」とは「䍃(ヨウ・エウ)の魚」のコトである。すなわち、海中、海底に「ひらひらと揺(ゆ)らめく灰褐色の魚」である。
「かすべ」
の名前の由来だが、ブログ記事(秋田のかすべ料理・永井登志樹氏)によれば「米の商売を牛耳っていた近江商人が、「唐(から)の貝(かい・バイ・ハイ・shale)」だといって法外な値段で売りつけたことに由来」するらしいが、「カラカイ」が「かすべ」に繋がる理由説明にはなっていないが、「からかい」=「揄(からかう・揶)=揶揄(ヤユ)=冗談」なのか、実際に法外な商売(売買交換)したのか?・・・更に「かすべ」の語源は「安くて不味(まず)い魚の滓(カス)」という意味から名付けられたという説も述べている。「かすべの干物は関西地方では肥料として使われていた」とも。すると、前説は「ジョーク」だろう・・・だが、「酒粕・酒糟」の「かす=粕・糟」ならば「魚の粕(糟)漬け」である・・・
ーーーーー
以下は「津軽のことば・231~240・鳴海助一氏」のブログ記事だが・・・
↓↑
ーーーーー
「かしべ」(2)
総合日本民俗語彙第一巻・三五一頁の説明がおもしろい。
↓↑
「かすべ(漁)=菅江真澄
の
天明五年=1785年(一七〇年前)初秋の旅行記に、
2016-1785=231・・・1955年の記録
津軽の
大鰐(おおわに・ダイガク)で、・・・「ワニ」である?
カスベというのは
王余魚の類で、
「カスエイ」という
魚の乾肉(カンジク)である。・・・眞名(魚)の
訓所為(燻製)?
・・・ここにとあつて夏の頃、
エゾ(蝦夷)人がこれを捕って、
秋味(アキアジ)に積んで来るという。(外ヶ浜風)。
秋味というのは
秋の頃
北海道松前から来る船のことだが、
「カスベ」という名前も、アイヌ語の
「カシュムベ」と同じ意味のものか
↓↑
去々。また同書に、
「カスベキ」(漁)=壱岐で鯛(たい)の子をいう、
とも書いてある。
また、平凡社大辞典の一説には、
「粕倍えい・かすべえい」の下の語を略して
「かすべ」という、とあるが、
その
「粕倍」も、前掲の
「カシュムベ」の転訛の
「カスベ」の当て字かとも考えられる。
同書にはまた、
「雁木(ガンギ)えい類」の方言(東北地方)、
とも記している。
なお、
「王余魚」は、
「カラエヒ・カラエイ」と読み、
約(つづ)めて
「カレイ」となり、
津軽方言では
「カレ」と短かくいうようだ。
これは
「鰈」の字を当てる。
要するに
「かすべ」は
「鰈」・・・・鰈=魚+枼(ヨウ・テウ・チョウ)
枼=世+木
うすいきふだ
薄くて平ぺったいモノ
即ち
「カラエヒ」の一種だ、ということになる。
源順の和名抄(一〇〇〇年前)にも、
「加良衣比・俗に加礼比」
とある。
「エヒ」の漢字は、むりに示そうとすれば、
魚扁に「賁」の字などがあるが、
あまりクドくなるから省略する。
ーーーーー
と、あった・・・多分、
「エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」は「鰈(かれい)」の類いなんだろう。その大きい魚が「かすべ=滓倍・糟倍・粕倍」とした・・・?・・・
「和名類聚抄=和名抄=倭名抄」は
「分類体漢和対照辞書
源順(みなもとのしたごう)撰(せん)」で
承平年間(931~938)ごろの成立したらしい・・・
「源に順(したが)って撰(えらべ)」とは哂っちゃうけれど、
「加良衣比・加礼比」の漢字の意味通りに考えれば、
「良い衣(ころも)比べ、加える」
「禮を比べ、加える」
である・・・
で、
ボクなら
「かすべ=化術(掛術・仮術)」
と漢字を当てて説明したいのだが、
北海道方言の「べ」だが、
「・・・うんだべ(や・か)、
・・・そうだべ(や・か)、
・・・やるべ(や・か)、
・・・しないべ(や・か)、
・・・あるべ(や・か)、
・・・ないべ(や・か)」
は断定、推量、あるいは、促がしのコトバである・・・
北海道は幕末、明治初期の「文明開化」の最先端の洗礼の地で、その地名は
「松浦武四郎(文化十五年二月六日=1818年3月12日~明治二十一年=1888年2月10日・71歳歿)」
が名付け親である・・・そして、「地図」として明らかにしたのは
「上総国山辺郡小関村(千葉県山武郡九十九里町小関)」
で生まれた
「伊能忠敬(延享二年一月十一日=1745年2月11日~文化十五年四月十三日=1818年5月17日・73歳没)」
で、前回、言及した
「千葉」の・・・千字文、撰の言葉?・・・和邇←鰐?
「九十九里浜」
の生まれである・・・
そして、
「最上徳内(宝暦四年=1754年~天保七年九月五日=1836年10月14日)」
「近藤重蔵(明和八年=1771年~文政十二年六月十六日=1829年7月16日)」
「間宮林蔵(安永九年=1780年~天保十五年二月二十六日=1844年4月13日)」
などである・・・
ダイタイからして「北海道=蝦夷」の地形は、ナゼ、「かすべ=エイ」に似ていると云われたのかは、「蝦夷地の地図の全地形」を俯瞰、鳥瞰できた後のコトである・・・「サカナのカスベ」の名前は「北海道の地図」が作成される前に命名されていたのか、どうなのか?・・・アイヌ語(東北語)がオリジナルで、「カシュムベ」であろうが、これを「かすべ」として漢字の「糟倍・粕倍・滓倍」としたのは幕末の人間だろう・・・そして、明治の文明、文化である・・・
「カレイ(鰈・かれい )」は「かれい・カレイ」であって、「かす(糟・粕・滓)べ(倍)=エイ=(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)」ではない・・・
↓↑
ーーーーー
エイ(鱏、鱝、鰩、海鷂魚)
板鰓亜綱に属する軟骨魚類の
鰓裂が
体の下面に開くものの総称
鰓裂が側面に開く
サメ(鮫)とは区別される
約530種
世界中の海洋の
暖海域から極域まで広く分布
一部は淡水にも適応
一般的に上下に扁平な体型
細長い尾、
5~6対の鰓
多くは卵胎生
尾の棘に毒を持つ種類も
サメの一部の系統から
底生生活に適応して進化した系統のひとつ
トビエイのように
二次的に遊泳生活に戻ったものもある・・・
↓↑
サカタザメのように
サメという名を持つものもある
区別点は、
サメは頭部後方側面に開く鰓裂
エイでは腹面に開く
両眼の後ろに水の取り込み口が開く
一般的なエイは頭部から胴部と
胸びれが一体になって全体が扁平
大きく水平に広がった
胸びれの縁の薄い部分を
波打たせて遊泳
肛門はその後端に開き、
腹びれ、尻びれはその近くにまとまる
それ以降の尾部は急に細くなり、
後端は細長くなって終わり、
尾びれはないものも多い・・・
背びれが退化するものも多く、
アカエイなどでは
毒針に変化している
多くのエイで
体の外周付近は体盤(たいばん)
エイの大きさを表す用語として、
縦の長さ
(吻端から胸鰭の末端までの長さ)は
「体盤長(たいばんちょう)」、
横幅(両胸鰭間の最大幅)は
「体盤幅(たいばんふく)」で表される
↓↑
ノコギリエイ
体は厚みがあって細長い
ガンギエイなどは
エイらしい姿ではあるが、
尾びれははっきりとしている
↓↑
おとなしく、
砂底の
貝などを食べる
底性の種は
砂に潜ることができるものも多い
↓↑
淡水エイは熱帯魚として観賞・・・
サメと同様に
尿素を体液の浸透圧調整に用いている
組織には尿素が蓄積され
鮮度が下がると
加水分解してアンモニアを生じる
ガンギエイのヒレを
乾物にしたものは
「エイヒレ」と呼ばれる
エイの皮革は、
日本刀の柄や革製品に利用
エイの棘を
矢につける鏃にしたものが
古墳時代の遺跡から発見されている
↓↑
秋田県や山形県、
北海道では、
ヒレの軟骨部分の干したものを
長時間煮て
甘辛く煮付けたものを
「かすべ(秋田)」
「からかい(山形)」
と呼ぶ
↓↑
北海道では
「カスベ」とは、
「メガネカスベ」などの
エイ類を指した言葉で
下処理済みの状態で販売
「カスベ」と呼ばれている
ヒレの軟骨部分を長時間煮て
甘辛く煮付けたものを
「カスベの煮付け」と呼ぶ
↓↑
「アカエイ」などは
背びれが毒針に変化している
↓↑
「シビレエイ」は
強力な電気を発する
↓↑
サメ亜区 Selachii →サメ
エイ亜区 Batoidea
シビレエイ目
ノコギリエイ目
ガンギエイ目
トビエイ目
ーーーーー
・・・ひェ~ッ・・・今現在、5月11日の朝の5時・・・寝なくちゃぁ~・・・