奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

正倉院展見てきました

2007年10月31日 | 奈良大学お勉強日記
遅ればせながら(?)本日、正倉院展を見てきました。

初日に行くのなんてどんだけマゾなんだと思いましたが、
先発隊のいうことにゃ「前に人がいないほど空いていた」という話。
え~。そんなことならば、頑張って早起きして行けばよかったと
後で悔やんで後悔しても(をい)始まらない。
近年は混み混みで、いつ行っても混んでいるという印象しかないので、
もうこうなったらいつ行っても劇混みを覚悟の上、
あさっては天気が悪いって予報から、明日起きられたら行くべ(←消極的)
と思っていたら、起きられた。
ので。
行ってきました>10月最終日。

自分では早起きをしたつもりでも、亭主を会社へ送ってからの出発なので、
奈良博前に到着したのは9時半。
その時点で、当日券売り場は一人、二人の購入者しかおらず。
そして、入場の待ち行列もこの時点ではまったく無し。
キャンパスメンバーで券を購入したので400円也。
私の前で小学生の集団が集合していたので、これに巻き込まれてはいかん!
ってことで小走りになって、入り口まで。
入り口ですでに混雑しているのは、音声ガイドを借りる人の山でした。

それをスルーして、二階へ向かうと…案の定、混雑。
ま、あの程度を混雑といっていては、文化の日の12時に見学はできまい。
あれを100とすれば、今日は40くらい(当社比)だから。
こんなの空いてる空いていると独り言のように言い聞かせまわりました。

とりあえず、順番に見たい人がたまるのが、入ってすぐの場所。
そこは黒山の人だかりになっていたので、部屋の中央部分から見たり、
戻ってきて、遠めで見たり。
そして、入り口の対角線上にある「墨絵弾弓」が劇混み。
例年ここの場所に展示されているものは、
かなりの人気の品なのか、ここへ来ると、人々の足がピタっと止まるのです。
案の定、今年も、「動かなくなったねえ」「進まないねえ」と
一言声に出して言わなくては気がすまないオバサマが続出。
あの~その一言もかなりうざいんですけど。

確かに、「あらよっと☆」
「おっとっと★」「てんつくてんてん♪」「ちんとんしゃん♪」
なんてものの、本物を見たくなるのが人情ですから。
なかなか進まないのはわかるし、私自身待ってでも見ようって思うから
判らないでもないんだけど。
(そういうオバサマに限って、自分だってその前にいったら動かなくなるんだよ)

東新館をぐるっと一周して、次へ…と思ったら。
何故か、入り口付近の人が、蜘蛛の子散らすようにいなくなってます。
あら???
こりゃいいやと思って、再び入り口付近の羊さんと鷹さんの屏風を再度見学。
なんだか、ウソのようです。
正倉院通い始めてはや15年以上ですが。
屏風残欠の前に誰もいない(!)なんて光景、初めて見ましたわ。

あらら、先発隊が体験したという人がまばらなんての、ホントなんですね。
ということは、今年の正倉院展は人気ないのか?(ない訳ない)

その後も、混雑しているけど、うんともすんとも動かない状態ということはなく、
押し合いへしあいしながらも、なんとか見学できました。

ロウ蜜は、前のオバサマは「ベーグルみたい」っていっていましたが、
私にはふがしに見えました。
鷹さんの屏風は「待て~」と鹿さんが追い、「逃げろ~」と猪さんが逃げ、
それをのんびり見ている鷹さんが「仲良くしなよ、仲良くね」って云ってるみたいだし。
戸籍に上書きされた字が汚いとか、
仏像の幡は仏様のトーテンポールぅ~☆とか
下らんことばかり浮かんできてしまうのですが。

数珠についていた勾玉は、まだこの時代にも残っていたのか~とか、
(私の卒論でさんざん「珠」を扱ったから懐かしかった)
故郷佐渡からはるばる渡ってきていた布で作られたズボンとか、
感動的な出会いもありました。

また、先日道具屋さんで見せてもらった、風字硯そっくりなものとか(!)
金ぴかな香炉も、しぶいもんでよければあの道具屋さんにあったなあとか。
ますます、とんでもない「道具屋」さんだったわけで、再度絶句。

は~混雑していたものの、たまにはぎょっとするほど人がいなくて、
今年の見学はとってもラクチンでした。

でも、ぐるぐるっとまわって、出口に出てきたら、入場待ちの行列が、
二重三重になっていて、とぐろを巻いておりました(!)
出てみると、行列は建物の外まで続いており、「待ち時間40分」となってました。
あげく、「会場が混雑しているので、次の入場は12時15分です。
しばらくお待ち下さい」というアナウンスも。
あらあら、入場制限なんて初めて聞いた。
けど、いいかもしれないな。
のべつまくなしに入れて、混雑を肥大させても困るし。

独立行政法人になってからは、前売り券や、駅売りの入場券が
前もって買えるようになってとても便利。
それが、周知徹底したのか、前売り券を持って来る人が増えたので、
当日券売り場がものすごい列ってことは近年稀です。
ということで、キャンパスメンバーの当日券を買っても、
10時前ならば待ち行列はほぼ発生しないかもしれません。

最近は、混雑情報なんかにも気を配ってくれるみたいで、
こんなんも出ています。

混雑予想
これ見ても判るように、やはり開館と同時に入るのが一番いいかも。

読売新聞のサイトでは、現在の混雑状況を教えてくれるので、
朝イチに入れなかったとき、夕方から入ろうと思うときなど
チェックしてみるといいかも。

読売新聞・天平の煌き

今後来場予定の方の幸運を祈ります!
※でも、文化の日の三連休、および、「新日曜美術館」で放映されたあとは、
殺人的な混み方をしますので、明日あさってくらいが狙い目かも。

さあ、天平のお宝を見に行きましょう!
コメント (4)
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