奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

上野を満喫

2013年09月13日 | 色々・モシクハお勉強
9月6日(金)は上野の森を満喫してきました。

最初は「国宝興福寺仏頭展」に行くのが目的だったのだけど、
「あら、芸大は10時からか…じゃ、開館時間までパンダでも見る?」
「あと、上野といえばトーハクも行くでしょ」
ってことで、一日中上野というスケジュールが出来上がり。

9時半~上野動物園。
その後、芸大美術館。
そして、トーハクというスケジュールを組みましてん。

まずは朝一に上野動物園でパンダを見学。
最初は一時間くらいの滞在予定だったのだけど、
どーもパンダとなると私、目の色が変わるようで、一時間半ほど居てしまいました。

その後、芸大へ。
ここでも二時間ほど滞在してからトーハクへ。

本日のメインは「東洋館」。
長らく耐震補強工事を施していたので、私が東京都民であった時期は、
残念ながら一度もここに来たことがなかったのだ。
それが完了して2013年1月に再開ということになったので、まずはここってことで。

実はここ、入るの、初めて。
なのでドキドキもんです。
ここの観覧にかかる時間が読めないので、とりあえず先に見れるだけ見ておきましょう。

でも、15時からは法隆寺館でのボランティアガイドさんによるガイドツアーがあるので、
せっかくならそれに参加してみようと思い、とりあえず15時前までは東洋館をウロウロ。
一階から二階にかけて見学していて、15時からは法隆寺館を見学です。
ボランティアさんたちが学習しながら、理解を深めた内容を披露しながら
館蔵品の解説をしてくれました。

奈良大の博物館学芸員OBにも、
トーハクのボランティア活動をしているという方がいらっしゃいましたっけ。
わたしの学芸員資格は宝の持ち腐れだなあ(トホホ)

普段は薄暗い、人の少ない、静かぁ~な法隆寺館ですが、
この時ばかりは声張り上げて、説明してくださる方の声が
館内に響き渡っていました。
確かに自分で見て回るだけでは知りえないような情報が盛り込まれていて、
参加してみて正解でした。ありがとうございました>ボランティアガイドの皆さん。

ガイドの皆さんとお別れしてから、再び、教えてもらったことを復習する意味でもう一周。
さっきとはうって変わって、シーンとした中を見て回るのも、お馴染みな光景でこれもまた良し。

とまあ、法隆寺館を堪能したら時はすでに16時すぎ。
あら、では次はどうしましょうか。
本館でとりあえずミュージアムショップでも覗きましょうか。
いつも利用していた地下への階段が封鎖されているので玄関から入ったら、
入ってすぐ、もと第20室がミュージアムショップになっていました。びっくり!
なんでも今年の3月にリニューアルオープンしたんだとかで。
あたしってそんなに長いこと、トーハク来てなかったっけ?
もの珍しさもあったので、思わずここで長居をしてしまった
(のが敗因になろうとはこの時の私はまだ知らない)。

なかでも一番ウケたのが「巻物」のレプリカ。
『伴大納言絵巻』とか『信貴山縁起絵巻』とかの巻物が、
小さいサイズながらもながーく印刷されていて、
専用のホルダーの両端に軸をセットし、左から右へと巻き取ると…。
なんということでしょう!パラパラアニメならぬ、
ロールスクリーンアニメが”上映”されるのです。
きゃー、これ欲しい!(でも結構なお値段がした)
とりあえず軸だけでもゲットして、ホルダーは自作でもいいか。
なんて、ことをやりながらも時間はどんどん過ぎてゆく。

とりあえず「奈良博パスポート」のトーハク&キューハク対応欄はまだ残っているので、
特別展も見ておくべと思い、「和様の書」を観覧。

はっきり言って、書の良しあしは全くわからないあたくし。
仮名文字の流麗な書体を「見る」のは好きだが、読めないし、もちろん書けない。
それでも、それが書かれている「紙」の美しさとか、手のかけかたとかを
堪能することはできるので、もっぱら「紺地金字ぃ~」とか「御堂関白記ぃ~」とか
ミーハーな部分で楽しませていただきました。

途中17時になるものの「本日は20時までの開館でございます。
ゆっくりとお過ごし下さい」とのアナウンスが入りました。

そう、どうしてこの日を選んだかといえば、
特別展開催中の金曜日は20時まで延長開館してるから♪
これならば一日中上野にいても、トーハクを堪能できるではないか!って思ってのこと。
一日中、できるかぎり長い時間、トーハクで楽しみたかったら、金曜日に来るべし!

それからもゆっくりゆっくりと会場内を堪能して、
卒論でもお世話になった本館の”玉まき巫女さん”にも会って、
各展示室をぐるりと一周。

とかとかやっていたら、実は時間が足りなくなってきたのだ…。
午後6時には律儀にも「本日は20時まで…」を繰り返してくれたものの、
実はまだ平成館内にいたのだな。
そこから慌てて本館を回って、最後はほとんど駆け足。

とりあえず来たんだし、常設展示もとか欲張ったのがいかんかったかもしれない。
本館を回って東洋館に戻って(?)きた時には、すでに残り時間は30分もなかったという始末。
何をそんなに熱心に見ていたというのだ?

14時にトーハクに入った時には、あと6時間「も」あるじゃないのって思っていたのに。
それから残り数十分しかないものの、ざくっと全体のレイアウトだけでもおさえておこうと思い、
歩き回るだけの”館内巡回”を行って、東洋館の5階から地下までの”移動”を完了(をい)

もっとゆっくり見たかったなあ(くすん)
午前中にパンダなんて呑気に見ていたのがいかんかったのか?
(いや、久しぶりにパンダ見れて嬉しかったけど)
はたまた、芸大でジャージャー麺なんて食べていたのがいかんかったのか?
(いやいや、学園祭なんて雰囲気なかなか味わえないし)

とかとか自分のペース配分の悪さを責めつつ、
東洋館の中で「蛍の光♪」を聞き、
トーハクのお帰り門を出る頃には「お腹イパーイ」な感覚を味わっていました。

次来るときは開館直後から来るべ!
(あ、パンダも捨てがたいから、11時くらいからかなあ←こうしてどんどん時間がたっていくのだ)

コメント
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