山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

ヤスオ國吉岡山展見学

2014-11-13 14:29:48 | 日記
現在、岡山市では、国吉康雄を見直すためのイベント「国吉祭2014」が開催されています。

その一環として、岡山シティミュージアムで「ヤスオ國吉展」が開催されています。

先日、岡山に行く用事がありましたので、同展示を見学してきました。





ちょうど環太平洋大学の小川正人教授による「ヤスオ國吉が生きたアメリカ~日系アメリカ人の歴史」と題する講演も行われましたので聴講させていただきました。

国吉康雄は20世紀前半にニューヨークに暮らし芸術活動を行いました。

第2次大戦を含むその時代にニューヨークで生きてきた日本人、これまでは、トルーマン・カポーティ(Truman Capote)の『ティファニーで朝食を』(Breakfast at Tiffany's, 1950)に出てくる日本人の「ユニオシ」さんのモデルになったのが国吉(くによし)康雄だったという説があるくらいの知識でしたが、今後興味を持っていきたいと思いました。

ちなみにこれが新潮文庫の村上春樹訳の『ティファニーで朝食を』(p.13)です。


ただ、映画『ティファニーと朝食を』では、このクニヨシさん、かなり変わり者の人物として描かれています。

国吉康雄とトルーマン・カポーティの交流があったのか、あったとしたらどんな交流だったのか、かなり興味深いテーマです。

このヤスオ國吉岡山展11月16日までの開催です。

会期は残り少ないですが、興味ある方、週末にどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする