山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

新見市立新見図書館平成26年度国際ふれあい講座のお知らせ(2014年12月6日)

2014-11-27 17:06:58 | 日記
2014年12月6日(土)14:00~15:30、新見市立新見図書館の4階視聴覚室において国際ふれあい講座「イギリス、アメリカからこんにちは!」が開催されます。

本日、同図書館の普門館長よりご紹介がありましたので、こちらにもお知らせ記事を掲載させてもらいます。

毎年恒例のこの行事、今年度の講座では、今年新見に新たに赴任されたALTのうちお二人がそれぞれの出身地やご自分の趣味などについてプレゼンテーションをしてくれます。

講師は、イギリス・ケント州出身の哲西中・新見第一中ALTのシャロット・ベストさんとアメリカ・ネバダ州出身の新見南小・刑部小ALTのアンジェラ・ジョージさんです。

アンジェラさんは得意のギター演奏も披露してくれるそうです。

私は残念ながらこの日は別の用事があり出席できませんが、とてもよい国際交流の機会です。

日本語の通訳もつきますので、お気軽に参加してください。

新見市立新見図書館の電話番号は、0867-72-2826です。
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David Taylorさんの来学(2014年11月21日・25日)

2014-11-27 16:39:50 | 日記
カナダ出身の元新見市ALTのDavid Taylorさんが新見を訪問し、2014年11月21日(金)と25日(月)の僕の授業に特別ゲストとしてお迎えしました。

Davidさんは、カナダのアルバータ州エドモントン(Edmonton, Alberta)出身。

授業では、エドモントンについてのプレゼンテーションをしてもらいました。

ちなみにエドモントンには、City of ChampionsとFestival Cityのニックネームがあります。

学生たちもDavidさんもとても楽しかったようです。


学生たちのポーズは、Davidさんがプレゼンテーション中、「いわゆる」とクォーテンションマークを表す時にカニさんのようなしぐさをしたのを真似たものです。
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国弘正雄先生逝去(2014年11月25日)

2014-11-27 00:37:21 | 日記
僕は学生時代、あらゆる手段を使って英語を貪欲に勉強しました(したつもりです)。

当時は、ラジオも英語学習の手段の一つでした(もちろん、今でも有効な手段の一つです)。

NHKの英語関係の講座はもちろん、文化放送で放送されていた『百万人の英語』も聴きました(夕方6時からの放送でした)。

学生時代のアパートは谷間にあったためかあまり受信状態がよくないこともある中、この『百万人の英語』も熱心に聴講しました。

テキストも発行されていましたので、そのテキストで予習復習も結構しっかりやっていました(このテキストは全て処分してしまいましたが、一冊でも保存しておけばよかったかもしれません…)。

その中でも、勉強になったのは、国弘正雄先生の番組でした(「國弘」と表記される場合もあります)。

国弘先生の番組は、骨のある英語の文章をどう読んでいくかの勉強になりました。

先日、a historic eventか、またはan historic eventかと題する記事を書き、その中で国弘先生のことについて少し触れましたが、これを書いたのは11月23日、奇しくも国弘先生が亡くなる2日前のことでした。

たまたまのことではありますが、因縁めいたものを感じます。

タイトルに書きましたように、その国弘正雄先生が2014年11月25日に亡くなられました。

ラジオ講座で学んだ師を恩師と呼べるかどうかわかりませんが、国弘先生の講座を聞いて、影響を受け、ご著書も何冊か読ませていただきましたので、直接的な恩師とは呼べなくても間接的な恩師と呼ばせてもらえるかもしれません。

実は、先ほど紹介した僕の直接の恩師である故・長谷川潔先生のご著書の一つ『英語は聴くだけでモノにできる』(読書案内:長谷川潔先生著『英語は聴くだけでモノにできる』(ごま書房, 1985)参照)の背表紙に長谷川先生について書かれているのが国弘正雄先生なのです。



『國弘正雄の英語をどう読むか』の(I)と(II)は、『百万人の英語』が元になった書です。

『國弘正雄の英語をどう読むか(I) 4人のエッセイにズームイン』(日本英語教育協会, 1983)


『國弘正雄の英語をどう読むか(II) 3人のエッセイにズームイン』(日本英語教育協会, 1983)

また、『アメリカ英語の婉曲語法』(エレック選書, 1974)も書かれています。


『國弘正雄の英語をどう読むか』シリーズでも、エドウィン・ライシャワー(Edwin O. Reischauer)のThe Japaneseからのエッセイも取り上げられていますが、日本人論の名著The Japaneseの翻訳も担当されています。


『ザ・ジャパニーズ 日本人』(文藝春秋, 1979)

また、大学教科書として南雲堂よりThe Japaneseを出版され、注釈をつけておられます。


The Japanese(Nan'un-do, 1980)

国弘先生の注釈で素晴らしいのは、その量と内容です。

何と、80ページ分の本文に69ページにわたる注釈をつけられています。

僕も大学教科書の注釈をつけさせてもらったことがありますが(The City is Fun(『都市の生活と文化』)(学書房, 1994)を振り返る 『20世紀を振り返る』(20th Century in Review)(桐原書店, 1995)を振り返る参照)、なかなかそうはいきません。

国弘先生の注釈は、先生がお持ちの教養があふれているという感じなのです。

国弘正雄先生の講演は一度聴講させてもらったことがあります。

それは、本学に赴任して以降の1990年代後半、TOEICの実施団体の講演会でした。

また、国弘先生にまつわるエピソードをもう一つ書かせてもらいます。

今年9月のアメリカ研修旅行の引率中、お世話になるニューパルツ在住で三島由紀夫の翻訳家でもあるAlfred Marksさんのお宅を訪問させていただきました(アメリカ研修旅行(2014年9月19日)参照)。

Marksさんは、日本語で書かれた書籍も沢山お持ちなのですが、ご高齢のため、奥様も少しでも蔵書整理をされたいとのことで、日本語の本棚からあなたに役立つ本があったらぜひ持って行ってくださいと言われました。

興味深い本もたくさんありましたが、あまりたくさんいただくのも気が引けますし、帰国の際の重量オーバーになってしまいますので、私は一冊だけいただくことにしました。

そこで、選ばせてもらったのも、なんと國弘正雄先生編著の『英語ハンドブック』(パナジアン, 1973)だったのです。



國弘正雄先生のご冥福をお祈りいたします。

今頃、天国で長谷川潔先生やEdwin Reischauer氏とも再会されているのでしょうか。

ちなみに、新見公立大学・短期大学図書館(新見市学術交流センター図書館)には國弘正雄先生の本が8冊所蔵されています(蔵書検索の際は、「國弘正雄」と「国弘正雄」の両方で検索してみてください)。
コメント (4)
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