白珊瑚激増、北極の氷に異変、多治見市で40.9℃、などなど耳にすると地球はおかしいぞ、と誰もが不安を持ちます。そのあとの感情は様々ですのでここでは特に話題にしないことにしましょう。しかし、地球環境問題は深刻であることは確かです。いろいろ切り口ありますが、日本政府が2050年までに「世界のCO2濃度を現在の半分にする」事を表明しました。世界と言うことは、中国もインドも含めてです。さあできるのでしょうか。しかも、マスコミは話題にしませんがCO2が減っても、気温が下がるわけではないことは研究者の間では定説ですから、これをどう授業に結びつけていくのかはなかなか手強い課題ですよ。
さて、こういう機会でないと、なかなか見学できないのが原子力施設。とにかく警備が凄い!六ヶ所村には「日本原燃」の核廃棄物処理施設があります。
廃棄物と言ってもいろいろありまして、例えば、原子力発電所で使った手袋や作業服は「低レベル放射性廃棄物」といいます。最終処分場が六カ所村ですから、こんな風にして地中に埋められます。管理する期間は300年です。(この写真はPR館のもの)
日本には核廃棄物再処理施設がまだありませんので、フランスに請け負ってもらっています。原子力のパワーはもはや蔑ろにはできません。安全に使ってもらえればいいのです。プルサーマル計画やMOX燃料を用いた原子力発電所も建設中です。エネルギー問題は国策のうちでも最重要課題です。冒頭に述べた異常気象。化石燃料からの脱皮となる突破口は、風力?(悪くはないのですが、弱い!)
電力量は増やすが、CO2濃度は今以上の値にしない。なかなか難しいでしょう・・燃料電池はまだまだ開発途中です。(残念!)
参考までに、ここは日本初の石油備蓄基地です。このタンク直径が80m高さ22m、日本は現在このタンク6個分の石油を1ヶ月で消費しているそうです。
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